「結婚は人生の墓場ですか?」
昨日の朝日新聞朝刊between、読者とつくる欄に出ていたアンケート結果に関心を持つ。
回答者数1648人のうち、はい10%、いいえ90%。
はいの人の理由のベスト3は、①ストレスが増えそう124人②配偶者に遠慮や気遣いが必要123人③ひとりで自由に使える時間が減る121人。
いいえの人の理由のベスト3は、①人生の喜びや悲しみを分かち合える970人②人生経験や考え方が豊かになる806人③子どもがいれば無償の愛を学べる800人。
また、回答者の中で結婚している人が答えた質問「生まれ変わっても今の配偶者と結婚する?」には、はい53%、いいえ47%と拮抗、「配偶者と同じ墓に入る?」には、はい61%、いいえ12%、まだ決めてない27%という結果が記載されていた。
年齢別の回答数や男女別の数は不明だが、結婚は人生の墓場に否定的な人が圧倒的に多いことに共感するし、いいえの人の65%が人生の喜びや悲しみを分かち合えることを理由に挙げていることに安心する。
そのほか、「墓場じゃなくて修行だよ」とか「この年になっても『人生』の真実が分からない中で、結婚が墓場だろうが極楽だろうが、考えるのもバカバカしい」などの名言もあったという。この名言に私も同感である。
もしも「結婚は人生の墓場ですか?」と質問されたら勿論いいえと即答する。23歳からわずか3年半で、恋をし結婚し、二人の子どもを授かり、家を買ってすぐに妻が癌で亡くなり、葬式をしてお墓まで買ってしまった私にとって、ある意味人生の墓場まで知ってしまったわけであるが、その後父子家庭20年を経て、今年再婚25年を迎えることが出来た。
もしも未だにひとりでいたらと思うとゾッとする。人生は墓場などとはとんでもない。結婚生活の醍醐味は、喜怒哀楽の連続で人間らしく生きられることだと思う。
それから、人生の夏を迎えます。
青春が一区切りですね。