30年通い続けている小料理「梓」が今日から新年の営業開始。年頭の挨拶も兼ねて、夕方早めの4時半ごろ訪ねる。
カウンターには毎年恒例の真澄の酒樽がどっしりと鎮座している。樽から片口と言われるやや大きめの陶器に注がれ、そこから枡に注がれて来店客に振舞われる。
小皿の天然塩を枡の飲み口に添え、香ばしい樽木の香りと、一つまみの塩の舌触りを楽しみながら飲む酒は実にうまい。つまみは天然の寒ブリの刺身。身が締まっていて脂が乗っており、山葵と醤油の相性がいい。
昨日、カミサンとウオーキングの帰りに立ち寄った、自宅近くの居酒屋でも祝い酒が振舞われたが、やはり新年の樽酒は一味違う。小料理「梓」は常連さんを中心にいつの間にか満席になっていた。
酒ありてのわが人生、酒なくしてわが人生なしと宣う輩。酒は憂いの玉箒、酒は天の美禄などと浮かれることなかれと自戒。31/1/7
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