パズル・パレス
ダン・ブラウン 著
越前 敏弥 ・ 熊谷 千寿 訳
角川書店 刊
皆様、新年明けましておめでとうございます
旧年中は、つたない当blogに
お越し頂きありがとうございました
本年も「晴れのち猫」を宜しくお願いいたします
パズル・パレスとは・・・・・クリプト (国家安全保障局暗号解読課 )。
百万桁の暗号を数分で解読できる、ス-パ-コンピュ-タ-
トランスレ-タ によって、 アメリカは、
国内のメ-ルを自在に閲覧していた。
その事態に激怒した、広島出身の
日本人プログラマ-で元NSAスタッフの、
エンセイ・ タンカドが解読不能のアルゴリズム
「デジタル・フォ-トレス」 を開発。
デジタル・フォ-トレスの一般公開を盾に、
NSA副長官のトレヴァ-・ストラスモアに、
トランスレ-タの公表をせまる・・・というお話。
主人公は、ス-ザン・フレッチャ-と
フィアンセのデイヴィッド・ベッカ-ですね。
ス-ザンは、クリプトの主任。
デイヴィッドは、ジョ-ジタウン大学の
現代言語学教授ですが、指輪の捜索に東奔西走します。
これが、一番の、見所でしょう。
表紙の写真にある指輪はタンカドの遺品であり
指輪に彫りこまれた文字こそがパス・キ-。
そこには、ラテン語で『 クイス・クストディエト・イソプス・クストデス 』とある。
この言葉は、ユウェナリスの風刺詩の一節で
意味は、 『 誰が、番人を監視するのか 』
共犯者ノ-ス・ダコタの正体が、
ス-ザンの同僚グレッグ・ヘイルである所は、
ちょっぴり、 ダヴィンチ・コ-ドに似てますね。
登場人物は、決して少なくないですが、
混同しにくいので、読みやすく、4~5時間で読めます。
場面展開が、ス-ザンとデイヴィッドの交互なので、
はじめは、イライラしますが、じき、慣れました。