<速報>エコポイントが7月31日着工をもって終了いたします。
どちらもペア硝子の内面にLow-E(ローエミッシブ=低放射)金属膜が塗布されている点では同じです。
その金属構成により性能が変わりますが、遮熱重視場合は塗布する面がペア硝子の室外側の硝子に、断熱重視の場合は塗布する面が室内側の硝子になります。外側に付いている場合は外からの熱の放射を遮り、内側の場合は室内側からの熱の放射を遮る(空調機により温めた空気や冷やした空気を窓から外に逃がさない)仕組みとなります。
夏は思い切り遮熱をし、冬は思い切り断熱したいというのが切なる希望ですが、遮熱とは日射熱取得率を下げるため寒い季節の暖かな太陽熱もある程度遮断してしまうため、年間を通しての省エネルギー効果としては遮熱性より断熱性能の高いガラスの方が期待できます。(夏の暑さ対策に重点を置かれる場合は遮熱ガラスがお勧めです。)
それではそれぞれの硝子を住宅の向きで考えた場合どのように使い分けたら良いでしょうか。太陽が高い位置になる夏は南より東西の方が日射熱が多く、太陽の低い冬は南面からの日射熱が多くなります。このことから夏の西日対策に西面を遮熱性能の高いガラス、その他の面は断熱性能の高いガラスを選ぶのが最も効率が良いと思われます。
また、夏の遮熱については断熱性能の高いガラスの採用にレースカーテン・内付けブラインド・外付けブラインド(エコ雨戸等)などを加えることがその効果をいっそう高めることにつながります。
さらに夏の遮熱対策にガラスフィルムという選択もあります。ガラスフィルムの特徴は以下となります。
① サンルームや高層ビルのように多くの面積がガラスで覆われた建物で夏の暑さ対策が最も重要と思われる場所。
② フィルムの種類によってはガラスより遮熱性能が高い。
③ ガラス交換よりコストが低い。
④ 場所により劣化(紫外線による)が早い場合がある。*メーカー保証は3年から5年
*ペアガラス交換の場合、空気層と低放射金属膜によって遮熱以外に断熱効果も期待できるため、冬の快適さ及び年間を通した省エネが期待でき、なおかつ劣化の恐れがない。
・断熱・遮熱ガラス、フィルムとこの夏の電力不足に貢献できる窓対策。どんな製品がお客様に最も適しているか、できる限りのアドバイスをさせていただきます。
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