……と見せかけて、某地取材の前泊として決めたのは、最近はキャッチコピーを
「うどん県、それだけじゃ無い、香川県」にしてはる、と云うことで、早速
「ラーメン取材」に参りましょう(そう云う意味かいな)
翌朝の乗り継ぎを勘案し当日予約した、当夜の宿「JRホテルクレメント高松」に
ほど近い、ことでん「高松築港駅」から目的の「瓦町駅」迄はたったの二駅。
目指すべき店「哲一」は夜の歓楽街、古馬場町の真っ直中にあると思われ。
案の定、『お兄さん、マッサージ』の誘いを何重にも受けながら近辺を一周するも
目指す店は見つからず、漸く、フェリー通り沿いの「たこ焼き屋」のおばさんに
『お婆さん一人でやっている店、それなら一つ北の通りを左折してアーケードの手前に』
と教えを請うことに。
時刻は22:25、間違い無く、元は「スナック」であったろう、佇まいを見せる、その店は
換気の為か、少しドアをすかせており、先客が居てはる様子が覗われますえ。
取り敢えず、ビールでも呑みながら、様子を見てみまひょ。
先客一組はサラリーマン風の3名、此の時間で、もう〆のラーメンと思いきや
ラーメンを食べてはるのは一人だけ、生ビールのアテに「すじとダイコン」を
所望するも、おばちゃん曰く『スジ、堅いかも』『いや、柔いのがあったかな』と
見た目より優しいのであります。
壁に貼られた一際大きい「中華そば」の文字が、其れしか種類が無いことを
暗に主張してはるが、モヤシ、チャーシュウのトッピングは値段違いで選べますよって
先ずは一番シンプルな「中華そば」を頂きまひょ。
中華そば(¥500)
スープを一口啜っただけで、このラーメンが昨日今日、拙速に作られたもので無いことは直ぐに解る。
節もしっかり使っているのだろう、最初に感じる「甘さ」が、讃岐醤油のまろやかさと
相まった「旨さ」として、このラーメンの味を、びしっと決めている。
塩分は多少高めながら、後に引か無い、すっきりしたキレを感じるだろう。
これはまさしく、讃岐醤油の成せる技、うーむ、はんなり「京言葉」で書いてる場合じゃあ無かったか。
うどん嫌いのK田氏よ、高松での〆はコチラ、お奨めですぞ(チャーシュウも上等)
JRホテルクレメント高松(16階客室よりJR高松駅俯瞰)
--shop data--
店名:中華そば「哲一」
所在:香川県高松市古馬場町(ふるばばちょう)6-4(Yahoo!地図)
電話:087-821-1721
営業:18:30~早朝(新年は4日から営業とか)
定休:無休……という噂。