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金曜の18:00過ぎ、バランタインを「少っち」引っかけて高架下を歩く道すがら
西の空がいつもより、赤みを帯びてきた頃、薫的様に着いた。
これを「あかね空」と言うのであろうか、いや、この色は間違い無く「錦色」
今夜のチケットにも色被りしちゃったようです。
新・薫的座での公演も3回目となりました今宵の演題は土田英生・作「錦鯉」
どんな因果か、元会社員が赤星組の親分になっちゃって、新しいヤクザのルールを
作ろうと夢を語ったのも束の間、早々にトラブル発生と場面はスピーディー(最近
この言葉、あまり聞きませんねえ)に展開して行きます。
今回一番苦労をしたのは主人公、水野を演じた「岡村慎司」じゃあないですかね
なんせ、そんな境遇を、凄み無しで演じなければならない(導入部の説明はテレビ
ドラマみたく語り無しですから)訳でなんとか中盤まで持っていったという感じでしょうか。
先のバランタインのせいでも無いでしょうが、少しねむたく感じてきた頃、まことに
タイミング良く、眠気を覚ませてくれるのが、上部組織の「狭山組」から親分の意向
を携えてきた「ヤクザの兄弟」演じるのはご存じ「松田昭彦」と「川島敬三」のコンビ。
本が良く出来てるんでしょう、二人の名前だけで、それぞれの力量(ヤクザとしての)
を想像させ、登場した途端、観客の期待通りのキャラを演じる二人を理解?するのに
長い時間は必要としませんです。待ってましたとばかりに観客の心を掴んでいました。
川島さん、少し怖かったです(笑)今度、湖月でお会いしました折には間違い無く、
わたくし席を立ってきちんと「挨拶」させて頂きますので。
松田さんは、どんな格好をされても「笑って」しまいます、キャラですねえ、これは
(好きですけど)
そんな、こんなで舞台セッティングも替わった終盤、優美に太極拳を舞っているのは
今回が初出演、待望の新人「木村由季」
どおりで「チャイナドレス」は似合わないなあと思っておりましたら、そうですか、
着物のねえ、モデル出身なんですね。
おでんちゃんは「色が白い、色が白い」と申しておりましたが、本業は「美容師」
をされとるがですと>弥二朗はん
女性の見てくれにあれこれ、容態を申すのは「劇の中」だけにしまして、この作者
が表現したかったのは
「爪の先までいっぱいに成りたい」=「ルールに縛られたい」
であって、ルールに縛られている世界に身を置いている状態、即ち「安楽な世界」
から投げ出されたとき「人はどのように生きていけるのか」という現代社会に生きる
私達への投げかけであったというのが私の感想なのですが、如何だったのでしょう。
男性陣には場面展開にのまれ、台詞の「噛み噛み」も目立つ方がおいでましたが
難しい本に挑戦するのも観ていて気持ちの良いものです、どうぞ今後とも精進され
ますよう期待し、応援しております。
--show data--
演題:「錦鯉・にしきごい」
劇団:演劇センター'90(公演NO.54)
作者:土田英生
演出:帆足寿夫
日程:4月22~24日(19:00開演)25日(13:00開演)
前売:1,500円(高校生以下1,000円)当日200円増
場所:薫的神社内「新・薫的会館」
所在:高知市洞ヶ島町5-7(Yahoo!地図)
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代わりにう~みの生歌が聞け、CD買ってサインもらって、それはそれで幸せでしたが。
かった」というところでしょうか。「う~み」の生歌も滅多にチャンスは
無いですからやむを得ません、貴殿の友達を大事にする姿勢には敬服します。
次回11月公演に期待致しましょう。