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『おっちゃん、熱燗ある?』
『うちは、ラーメンだけ』
見りゃあ、解りそうなもんやけど、一応聞いてみたいのが、土佐の呑兵衛の
おんちゃん。
『今日は寒い』
『ほんと、寒いねえ』
いや、ワシは寒う無いと思う、もうコートも要らんばぁやし。
それとも、この先の電気ビル地下の居酒屋でこじゃんと呑んじゅうきやろか。
良い酒を(酒の優劣では無い)呑んだ、気持ちよう酔うた、けんど何か一つ
物足りん、このまま帰ってしまうには……
そんな気持ちを600円で綺麗に払拭してくれる、呑んだ後の〆にしたいラーメン。
溢れんばかりのスープにチャーシュウ、シナ竹、ネギ+胡椒はデフォルト。
正面に座ったら、テーブルはコレやき、気を付けもって食べんといかん。
この板、固定されて無いき、時々「カラン」と落ちるぞね。
ラーメンを語るに「化調が、どうのこうの」言うのは野暮と言うもの、スープが美味いのは
「和楽路屋のうどん」に通じるものがある、雑味が無いのが上質素材の証しでしょう。
私はこの柔らかめのストレート麺が好きやけど「堅めに」という位の
注文は聞いてくれるかもしれません。
ラーメン出来たら「ようだい」言わんと、無口ですするが吉。
--shop data--
店名:ラーメン屋台「げいよーけん」
所在:高知市本町3丁目2-1(Google地図)
営業:~翌朝02:00まで
定休:日曜・火曜・雨の日(そら当然だわw)
※追記(2024年3月末にて閉店)
この板の上で食べるのはバランス感覚の優れた人に限られます(笑)
大酔いの方は、この親子連れのように横テーブルに陣取るか大将の後
側にある長椅子利用をお奨めします。