○○○のインドカレー(¥500)
「美味しいから客が入るのでは無く、
客が入るから美味しいのではない事を良く経験します。
私は、お客様が一番に求めているのは
「味」ではなくて、「値段」や「付加価値」に寄っている事が
とても多いと感じています」
***
弥二朗ともども良く拝見させて頂いている高知のグルメブログがある。
私共は尊敬の念を込めて「こじゃんチーノ」と呼ばせて貰っているのだが、味に対する嗜好は
違えども「食に関する洞察力や食べる事への志」が一枚上手(うわて)だと思っている。
紹介した文章は、氏のブログ内「はじめに、必読!」に書かれた一節であるが
大半の大衆客の傾向を書いた訳で、当然ながら氏を含め、私共も
一番に求めているものは「味」であり、CPである。
「値段」というのは、とても解り易いでしょう、要は
安ければ良い(ケチである)
食費に充てる金額に制限がある(貧乏である)
腹が張れば味は二の次だ(若さとは力である)
手荷物が多い(ホームレスである)
手押し車を……もうえいっ!
いや、ここで書きたかったのは二番目の「付加価値」について、なのであります。
解りやすく申せば、それは、おまけ(ちゃうちゃう)
先ず、店の構え、内装、イスやテーブル、照明、什器等のモノ的要件と
挨拶、接遇、スピード或いはタイミング等の人的要件
更に細かく申せば、メニューの充実や解り易さ、私、個人的には
店の臭いや、清潔度、おしぼりの有無、B.G.M.のセンスまで含めたトータル的なモノとなりましょうか。
と、ここまで引っ張って、なんですが、今日の冒頭画像を注意して見て頂きたい。
サラの縁、4時の位置の「欠け」にお気づきでしょうか
そして3時の位置のスプーンに注目。
そうです、撮影中には「欠け」に気が付かなかったので、この位置にスプーンを置いたのですが
「欠け」に気が付いていたら、このスプーンで隠した筈です。
ま、グルメブローガーの心理はそんなものですが、この店もねえ、気が付いて無いのか、気にしないのか
因みに、私の後へ入ってきて同じ「カレーライス」を頼まれた叔父様の皿は所謂、ステンのカレー皿
だったんですがね。
えっ、味ですか……
御飯の量がカレーが足らなくなるほど多いのですが、味は残さなく食べられる程度と申しておきます。
店の名前ですか……どうしても食べてみたいですか……
○○○市場の○○○ですけろ。
(コメントでズバリ店名ピンポンの場合は公開されません、隠語で宜しく)
↑
それじゃあ、正解かどうか、解らないじゃんという方……解るんですよ、解る方には(笑)
いくらひ○○市場といえども、ステン皿にカレーですか・・・。
アウトドアでもありますまいに・・・。
その辺りがすでに、タカシ殿の不満の琴線に触れたのでしょうな。
なんだか、顧客満足度を語る以前のお店みたいですな。
あそこじゃ、パフォーマンスだけでタタキを
出してる店があったりと、観光客相手の商買なんでしょうが、なんだかねぇ・・・
コンビニスイーツの充実が意味するものは――。最近コンビニの「おでん」も格段においしくなったなどと聞きますね。だからと言ってそれらは「グルメ」なのか。
あまり謎かけばかりしてもご迷惑でしょう、答えを言います。真のグルメなら、そんなものは食べない筈です。だからそれらはグルメではなく、「CP」です。
但し、極めて優秀な「CP」であるということを忘れず付け加えておきましょう。でもだからと言って、「コレでいいや」と手の打てる我々は、特別稀なるグルメ民族なのか――と問われると、疑問です。
まぁしかし、極めて難しいところです。ブログのタイトルにもなっている「B級グルメ」という分野は、味と値段のまさに「せめぎ合い」の世界でしょう。だからこそ、純然たるグルメよりも、むしろ「面白い」――という言い方も出来ると思います。
以上、直接お会いして一晩か二晩続けて話し込むに値する、本当に本当に重要な部分のお話ですよ。
この時は店内で頂きましたが、食器の流れは言われる通りでしょうね、そういうシステム故に、破損も
多いでしょうし、高価なモノは使えないのでしょう。これは「偶々、見逃していた」ということにして
おきましょう。
>ドリームはん
いえいえ、ステンのカレー皿は良く見かけますよ「masara」なんかも上等のステンです。
私は、味が良ければステンであろうが、紙の皿であろうが、一向に気にしないにのです。
500円のカレーに多くは期待してないのですが、思惑外に「美味しいのに当たるかな」という楽しみ方
をしている訳で、ハイ。
鰹関係も値段相応なら致し方ないですが、あれだけ人の動きが有って目に見えないホコリがどれだけ
浮遊しているか、一度、太陽光を入れて「チンダル現象」を見てみたいものです。
>ハンバーガーストリートはん
何につけても歴史が無いですからな、日本には。ほんの140~50年前の明治時代には主食さえまともに
食べて無いわけですから、味とか言うとられません、生きるか死ぬかの時代が実際有った訳ですからね。
今、日本の食を考える時、それは日本近海の海洋生物が世界一多種であるとか、山、川、海に恵まれた
自然の恵みをどれだけ後世に伝えて行くことが出来るのか。
ハンバーガーでさえも、それを前にして「フム」と小首を傾げる人がいる間は「B級グルメ」を探求して
いく価値はあるように思いますけどね。