非公式だが三菱グループ関係者から「龍馬伝の弥太郎が汚なすぎる」というコメントがあった
という。確かに香川照之の演技も相まって「ぼろぼろの袴、歯はガタガタ、髪はボサボサ」
と三拍子揃った3Kで、昨年末のスペシャルドラマ「坂の上の雲」での正岡子規のイメージも
ぶっ飛んだ感あり。
昭和3年、高知県青年有志が桂浜に「坂本龍馬先生像」を建立しようとした際、三菱財閥から
寄付の申し出があったけれども「民間の浄財だけで建てよう」ということで、それを断られた経
緯なども有り、今回の「龍馬伝」関係のイベント協賛を要請する動きもあるようですが前出の関
係者によると「今後、弥太郎がどのように描かれるのか」不安で協力に二の足を踏んでいるとか。
まあ、秋頃には龍馬亡き後、弥太郎がよろしく描かれるようですので安心してイベントにも協力
してあげて下さい。日本郵船の飛鳥Ⅱも龍馬像の前を通過して高知新港に入港している訳で
すし、龍馬先生も「弥太郎、なんとかしいや」と苦笑いしよるかと。
そんな次第で冒頭画像はいま注目の「弥太郎伝」じゃあなかった「弥太郎生家」に設えられ
た弥太郎少年が日本地図を模して作ったと言われる石組みです。生家周辺もこの度の催し
に合わせ、駐車場やカフェなども整備され観光客の受け入れ体制も万全のようです。勿論
この施設は三菱グループによって管理されており入館料等も無料ですが非常に手の入った
立派な建物が田んぼを前にゆったりと茅葺きの屋根を見せておりました。
弥太郎が江戸遊学に旅立つ際、立ち寄って祈願したと言われる「星神社」も近くの妙見山
にございますが、こちらから徒歩で約1時間を要する標高400mの山の上にあって太平洋を
眼下に、見晴らしがとても良い場所と聞いております。
野良時計は大した感動はないですが、田舎の自然がね、残っているのが値打ちです。近く
には「内原野焼」という手頃な値段ですが、とても渋い釉薬の色が出る窯元もございます。
生家の位置関係はこの図で掴めますでしょうか、安芸川沿いに北上、書道美術館が左手に
見えたら、天神防橋たもとを左折です、あとは案内板多数で問題無くたどり着けます。
■施設概要
名称:岩崎弥太郎生家
所在:高知県安芸市井ノ口甲(Yahoo!地図)
開館:08:00~17:00
休館:無休
駐車:有り