劇団33番地 第6回公演「ハイ★タッチ」

この人、ハイタッチ、してくれるかなー？
みたく、少しこわばった笑顔で恐る恐る右手を出しているのは
「ジャパニーズティー」売りの男





この劇団に舞台上のカーテンコールは無い。
幕が下り『本日は劇団33番地第○回公演にご来場下さいまして……』
というアナウンスが流れている頃には
こうして玄関ホールで観客との挨拶、ふれ合いをすべく待機せねばならないからである。
もちろん、それは誰かに強制させられた類のモノでは無く
真に心のこもった来場者へのお礼や感謝の気持ちの表れなのは疑う余地も無い。

そして今回の題目が「ハイ★タッチ」ですからね
劇中で、いっぱいハイタッチを観てきた観客の深層心理に生まれた一つの欲求を
わずか0.5秒のスキンシップによって
一気に開放させ、或る種のカルマを生じさせることをも、その当人達は意識して無い。
そんな純粋な若者の心を垣間見られて、おじさんは
とても清々しい気持ちになったのであります。




--show data--

演題：「ハイ★タッチ」
劇団：劇団33番地（公演NO.6）
story：YODOYA
music：MASACO

日程：2010年11月
6日（土）（A）15:00～(B)18：30～
7日（日）(C)13:00～(D)16:30～
前売：2,300円（当日400円増）
場所：日高村社会福祉センター大ホール
所在：高知県高岡郡日高村沖名5番地


で、もって、わたちたち、チーム３Kはすんなりと帰る訳もございません。
夜の九時前だというのに、これから、何処へ行こうとしているのでしょう……（つづく）