予備知識は殆ど無かったのですが、この方(前田有一氏)がオススメだったので
料金体系が変わってから初めての映画鑑賞でつ
(火曜日なのでAEON-CARD提示で¥1,200)
前田氏の評論とは、毎回必ずしも一致しないのですが今回は文句無しのシェイクハンドですね。
しかし評論家というのは、どこからこんな文章が沸いてくるんでしょうね、大したもんです。
氏のオススメ文を引用でご紹介すると
今日まで生きててよかった、報われたと感じさせてくれる良作である。
私は本作を、苦労を知る大人たちにこそ見てほしい。
「この大変な時代に生きる弱き人々よ、無力感にさいなまれる事なかれ。
君たちの生き方は決して間違っていない」
というメッセージを、心の奥に届けてくれる。
このゴールデンウィーク有数の傑作ドラマとして推薦する。
阪急電車に初めて乗ったのは、かれこれ、35年ほど前のこと、神戸市三宮での一週間研修
に出張した際、宿泊場所に提供されていた日本郵船の社員寮が、西宮北口にあったので
朝夕は自然、阪急電車だった。
京都河原町駅に初めて行ったのも、この研修期間中のことだ。
極、最近の思い出は少し照れくさいが、かえって日常的な光景だったのかもしれない。
それは、この日の取材を終え、良い気分で梅田行きに三宮駅から乗車し、先程の店の
感想を「要約メモ」するため、携帯のテキスト文章を入力し始めた時だった。
次駅から杖をついて、乗り込んできた、お洒落なお婆さんが、私の向かい席に着くなり
近くで携帯の着メロが鳴りだした刹那、お婆さん曰く
『電車内で携帯は禁止っ!』
と一喝したのである。
私はメールだから、良いだろうと思って操作を続けていたら、持っていた杖を私の前の床に
コンコンさせながら『おじさんもっ!』と注意してきたのである。
少し恥ずかしいのと「おじさん」と真っ向から言われたショックで意気消沈してしまいました(笑)
↑原作はこの本でブレイクした「ありかわひろ」高知県出身だそうです。
鑑賞後、何日かサブタイトルの「奇跡」という文言について考えていました。
私的には「他人への関わり」が無ければ、この様なハッピーへの変化は起こらなかった
「声掛け」こそが「奇跡」を生む可能性を秘めているのだと
監督は訴えたかったのではないかと思うのです。
で、私的に一番の「うるうるポイント」は
やはり、いじめを受けていた小学生の翔子(高須瑠香)が同じ名前の翔子(中谷美紀)に
小林駅のホームで励まされるシーンです。
そうそう、冒頭の婚約解消のシーン、何処かで見たことのあるカフェだなと思ったら
やっぱり此処でした(取材済み)
※映画の公式HPは→コチラ
有川浩といえば、先日遠い友人が「県庁おもてなし課」を読みたいというので、amazonで買えるよ と邪険に返事をしてしまって、後悔しているとこでした。
県立図書館の蔵書検索をしてみましたら単行本の予約は現在13件>とても待てませんなあ。
時間があるなら高知新聞連載分のスクラップが有りますので、図書館で読めるでしょう。
お友達に教えてあげて下さい。
映画については小生も同感で、
本年前半の秀作のひとつと思っています。ただ気になりましたのは宮本信子の演技。「眉山」でもそうなのですが、ナレーション風の演技はどうなのでしょう?。それから今津線。小生が学生時代に世話になった千里線でロケできなかったのかな。
私も印象に残ったというか、考えましたねえ>最後の方のシーン。
でも、音声無しで正解だったと思います、あのシーンで台詞を入れたら「宮本信子の映画」に
成っていたでしょう。今津線にした理由は色々有りそうですが、一番は神戸復興を意識した部分
原作の意向重視だと思います、千里線だったらもっとコテコテの関西映画になってませんか(笑)
今津線 神戸復興には納得です
それはそうと本日の「鶴瓶の家族に乾杯」石巻再会編 泣けました