Yassie Araiのメッセージ

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 朝日記91212 世界の気候学や関連の学者たち500人が連名で書簡を国連事務総長あてに出した

2019-12-12 20:19:14 | 自然科学と工学

朝日記91212世界の気候学や関連の学者たち500人が連名で書簡を国連事務総長あてに出した

 

 敬愛する友人AIから標記の手紙の原文が送られてきました。これは地球温暖化に対する

温暖化ガスの因果関係とそれからの世界的施策に対する異議を申し立てるものです。

急がずにきちんと研究しようというものです。原文は本朝日記の末に掲載します。

 

徒然こと  友人AIさんへの手紙として

AIさん

 読みました。実に襟を正したまた勇気あるメッセージであると感動しました。

日本の学者の名が入っていないのがさびしいですが、日本はまだ世界の知性のなかの

僻地なのかとおもいました。

 

先回のAIさんのメール 大変 ありがとうございました。

1 CO2の経年変化と地球の気温の変化で、青木さんのあの図が

一番の決め手であろとぽおもいます。

温暖ガス派は同期しているJカーヴだけを使っているのであろうとおもいます。

カナダで訴訟が起きていますね。

 

現在、地球の温暖の時期に来ていることのメカニズムは

KMさんからの文献、

http://ieei.or.jp/wp-content/uploads/2019/10/Christy-Japanese.pdf?fbclid=IwAR2rhgCO3XUHFsmPTPaj6kVRPwT7kX8evGoLCWXpUN1348V15jzRPjXzf0s

そしてAIさんのHPにあるように

水であろうことは納得できます。

エネルギー流の総量からして 水>>CO2 です。

そのCO2がもし支配するとすれば、特別の化学反応連鎖の

存在の想定が必要となります。

 

私は輻射と対流がモデル的にかみあっていないという印象を持っています。

その意味では、IPCCのモデルの吟味が必要です。

話は飛びますが、

古代エジプトで、ファラオがアイスクリームを

食べたようですが、その演習例題がなつかしいBird らのTransport Phenomena(旧版 p448)

あります。 Example 14.5-1 Combined Radiation and Convection

盆に薄く張った水を凍らせるためには、対流熱と輻射熱の綱引きで

ここでは境膜係数は如何程かという形式の問題です。(多分、団扇で空気を煽ぐかな)

この問題は、対流と輻射にたいするモデルとして啓蒙的です。

 

非平衡熱力学の場として、ながれる物体の輸送現象(外部現象)と物体それ自体(塊)の内部現象(拡散、熱伝導、反応(化学反応、輻射))と二つの領域で構成されますが、物理学の研究では分離してきたように思います。前者は工学系、気象力学系で、後者は理学系で、空間的均一性を基盤に取り扱うことできました。流れがあるということは空間的不均一性が基本ですから、時空間上の区切り、つまり境界条件から逃れられません。

例題は、そのなごりが、実務的にはいまでもありがたいことですが、境膜係数という境界条件の導入で、切り離して独立の取り扱いできたとおもいます。

あの懐かしい無次元量レイノルズ数やレイリー数、ぬっせると数などが登場しましたね。

しかしこれからは、境界条件をどこにとるかがが基本的に問われているとおもいます。

 当てずっぽうdすが、地球気候の物理では、実際には、パラメータとして外部と内部の変数を取り込んでいると想像しますが、基本的に統計量であるので信号とノイズのなかで相関関係の吟味はできたとしても、現象の本質的因果関係は不鮮明で隔靴搔痒で ノイズの中に埋まります。

 AIさんたちの今回の一連の議論で、気象庁のCO2の観測点から発生源寄与の逆問題の代数方程式がありましたが、これを拝見して、そのような印象をもちます。(誤解かもしれませんが)

彼らは温暖ガスの発生分布にもっぱら拘る姿勢というのは言い過ぎでしょうか。(政治的取引としては意味はありますが)

 

問題の焦点は、地球表面での熱流量分布の推定とみます。これが長期にわたってどうなるかの問題とます。

この問題は、境膜係数に代表されるように空間の不均一性つまり、対流と

結局、物体自体の運動、エネルギー流との複合問題モデルとの強い結合へともちこまれることになります。

 単なる地表の輻射温度の問題ではありません。

その意味で、外部輸送系(対流)と内部現象系(水の凝縮、灰色ガス体の輻射吸収)を合わせたモデルが

いま那辺にあるかネットレベルですがしらべる価値がありそうです。

 

これがどこまで可能かという問題がありますが、現今の気象シミュレーションのレベルを考えれば

可能なレベルまで来ているのではないかと推測しますが、いかがでしょうか。

 

私が着目したい筋は、対流によって熱力学的平衡近傍での予測は、基本的にアウトであることです。

 

この筋の展開は、局所エントロピープロダクション分布の算出になるのではないかとおもいます。

その意味で、Entropy production and Climate で検索するとおもしろそうな論文がでてきます。

この段階で研究の様相はくわしく語れませんが、そういう研究は、目下盛んであるとみました。

(なにしろ付け焼刃の調査です)

 

ただ、目下手にしたのは対流と水凝縮などのモデルと輻射と水などのモデルの相互に意識した研究に当たります。

まだ平行で進めているような状態とみました。

局所エントロピープロダクションの分布をともに求めていますが、このエントロピープロダクションが

Prigogineの フラックスと力の積の現象モデルの素直な延長で 熱力学的平衡近傍でのモデルの域にあるのは?と

いったところです。

なによりも、不満であるのは、局所エントロピープロダクションを求めてあとどうするかという発想が

よわいとみました。

 

エントロピの採用は、安定問題が見やすいというところとみています。

これからの現象安定問題への展開で、地表の熱フラックスが推定が期待します。

 

そういう意味では、古代エジプトで、ファラオが愛するアイスクリームシャーベットつくりの問題が

考え方の出発として本質的ヒントになるとおもいました。

 

AIさんのHPの輻射のご説明は、やさく、具体的ですぐれた教科書となりますね。

 

http://www.asahi-net.or.jp/~pu4i-aok/biblodata/globalheating/heatbalance.htm

 さて、

とりあえず、「世界の気候学や関連の学者たち500人が連名で書簡を国連事務総長あてに出した」

これは、ビッグニュースですね、これからがたのしみです。

目下、こどもまで煽って、なにか環境の全体主義の誕生を彷彿させます。

そういえば先月 アウシュヴィッツをひとりで訪ねました。

鉄門に Arbeit Macht Freiと書いてあることが印象的でした。

お礼と感想まで。

荒井

  

ご参考; 500人の科学者から国連 IPCCの温暖化ガスの考え方への再考をもとめる手紙

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Brief CLINTEL aan VN-baas Guterres

Professor Guus Berkhout
The Hague
guus.berkhout@clintel.org

23 September 2019

Sr. António Guterres, Secretary-General, United Nations,
United Nations Headquarters,
New York, NY 10017, United States of America.

Ms. Patricia Espinosa Cantellano, Executive Secretary,
United Nations Framework Convention on Climate Change,
UNFCCC Secretariat, UN Campus, Platz der Vereinten Nationen 1,
53113 Bonn, Germany

Your Excellencies,

There is no climate emergency.

A global network of more than 500 knowledgeable and experienced scientists and professionals in climate and related fields have the honor to address to Your Excellencies the attached European Climate Declaration, for which the signatories to this letter are the national ambassadors.

The general-circulation models of climate on which international policy is at present founded are unfit for their purpose. Therefore, it is cruel as well as imprudent to advocate the squandering of trillions on the basis of results from such immature models. Current climate policies pointlessly, grievously undermine the economic system, putting lives at risk in countries denied access to affordable, continuous electrical power.

We urge you to follow a climate policy based on sound science, realistic economics and genuine concern for those harmed by costly but unnecessary attempts at mitigation. We ask you to place the Declaration on the agenda of your imminent New York session.

We also invite you to organize with us a constructive high-level meeting between world-class scientists on both sides of the climate debate early in 2020. The meeting will give effect to the sound and ancient principle no less of sound science than of natural justice that both sides should be fully and fairly heard. Audiatur et altera pars!

Please let us know your thoughts about such a joint meeting.

Yours sincerely, ambassadors of the

 

 

 

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