(朝日記190108 (酒神礼10 ) あとがき と傘老人 )
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あとがき
明治学院の先輩筋への自己紹介として、目のとどく材料をつかい、徒然なるまま前回、第2版をまとめました(2017/2)が、今回は、わが学童期からの恩師加瀬 均先生に久闊を叙すという好機が、与えられことにより、第3版を作成しました。前版に加えて、現在日々の絵画制作や哲学研究などからの話題を載せてみました。昨年に傘寿をむかえて、自分の生物態としての終焉の現実自覚をもつべきであります。 それでは、これを考えることに襟をただし、眼前ただよう徒然なる事象に対して、自分の内側にての意識のうねりや如何に、唯に素直に感じ、興味の赴くところに、書をひらき、調べことや思いめぐらす、そういうときの動きに乗る、また、それを絵画的表現にも合わせ乗り過ごすという大変な至福な時間をいただいています。そうすると、午後の陽の傾きにはっとおどろき、さては酒神との静寂な和みを敬すとします。さて、その終焉命題の自覚がまた、希釈になり、家人から、からかわれる状況です。こまったことですが、とにかくありがたいと感謝しています。ネットのブログで「朝日記」というタイトルで、2011年7月以降足かけ7年内容を絵画作品と同乗で公開しています。 ここでは、日記、自分史、科学技術、社会科学、そうです政治なども、そのときどきに目にし、自分の反応をながめ、文章にして書くようにしてきました。気が付くと、すでに七十万件の訪問者の累積アクセス数にはなっています。420編をこえるYouTubeでの「音楽絵画」は英語をベースにしており、世界から3万件のアクセスがあります。 多々、マイペースで、超然として、気張ることなきよう自らを戒めます。また、ただひたすら、徒然ごとと絵を描き綴るようにあれかしですが、ときに ‘あやしふこそものくるほしけれ’で、クワバラクワバラです。 朝日記や、NPO法人「人間環境活性化研究会誌」や「総合知学会年報」などのこれまでの投稿のエッセイの部分などを次巻の『酒神礼賛と私の夏の午後』に束ねて、朝日記などで発表する所存です。よろしくお付き合いください。 親愛なる諸賢のご健勝を祈念いたします。(康2019/1/7)
付録 お礼のことば めでたく傘寿を迎えて
(愛するわが妻と近親一族におくる)
お礼のことば
先週の大雪、そして昨日の小雪でしたが、きょうは、晴れました。
そして、きょう、立春ですね。
傘寿ということで、このようなよいところでの宴席で、祝っていただけることに、感謝もうしあげます。 率直にしてうれしいです。
康洋さんたちのご提案にはじまり、それに孝弘さんたちが気持ちよく参じて、また何よりも わが愛妻敏子にも喜んでもらっての きょうの席にあることのありがたさを身に感じております。
傘寿についていろいろ思いを巡らした。
なにを思うか。 これは、多分だれも、そのときになってみないとわからないものであろうというのが実感です。とはいえ、いま「そのとき」の節目ですが、なにを申し上げてよいか、迷っていました。
頭のなかは空っぽのようでも、さりとて思いというのは、ちょっとした切り口があれば、どっと溢れでるので気を付けています。 さまざまなよしなしことが、あゝ、またあれかということで聞く側にとっては迷惑なことになってしまうことにもなりかねません。
近況としては、毎日 ほぼ5時半に起きて、ネットの「早起き同盟」というブログで「おはよう」の挨拶をおこし、そのあとは、6時半のNHKのラジオ体操です。寒い間は、高血圧ですという言い訳で参加していませんが、いつも「市美展」つまり町田市民美術展 (二月の終わりから町田市国際版画美術展で開催)が近くなるころになると、そこへの自分の作品出展の案内を兼ねて彼らに復帰します。 そうですね、そのあとの朝食。三食ありがたいことです。
冬はどうしても家のなかが中心です。 毎日の課題として絵を描くこと 目下は紙芝居を描いています。 そして、ちょっと硬い系統の読書や文献読みです。 橋爪大三郎先生のあの公開講座「旧約を読む」は2014年に終わりましたが、そこでの先生との質疑応答がきっかけで、総合知学会という小さな学会で、「システム思考による目的論理と社会倫理」という自分のテーマを掲げて、そのつど研究発表してきました。
この学会の年報には、すでに7編の論文やその他の雑文の発表に至っています。 「総合知学会誌」として、国会図書館にも所蔵されています。 この研究テーマは、科学技術と社会との接点に着目し、やや社会側に比重をおいています。こういうテーマは、どうしても本質論に関わりをもちますので、ここで大古典である「旧約」にはじまり、トーマス・ホッブスやインマヌエル・カントなど近代哲学へと広がり、また深みに入り込んでいるのが実情です。あゝ、この話をすると、また長くなり、本論そのものになってしまうので、そういうことであるということで留めることにします。
さて、一族で早春の函館に行ったのは、2013年、あれから5年を経たでしょうか。 函館での海鮮どんぶりをはじめ、埠頭地区の金森倉庫ビアターフェル、そしてホテルでのリッチな食事でしたね。 函館山からの眺望、たまたま晴れの日でよろしかったですね。われわれの旅の前後の天候は記録的な大荒れでしたね。
聡美さんは、日本女子大学を卒業して、りそな銀行で新人として研修活躍中。どうか、着実に歩を進めてください。きっと乗り切っていくとおもいます。 いろんなことをお話し聞かせてください。応援していますよ。
美帆子さんは、孝弘さんによくしていただき、夫妻とも、さらなる幸あらんことを祈っています。 酒蔵新潟、仙台、北海道、飛騨高山と馬篭宿、北海道、それに品川のJRからご馳走になってしまった駅留まりの旅等々、楽しかったです。 プロ野球の横浜BayStarsも去年、日本シリーズを最後まで湧かせてくれましたね。 これからも、一緒に遊んでくだいな。
萌花さんは、聖セシリア学園中学校の最終学年で学年のトップの数人の中にあり、たのもしいです。 ひとつひとつ、きちんとまとめて、進めている。手がけたことは
形にしていく。英検2級や、パソコン入力コンテストで東京都小池知事から最優秀賞を頂いたことなど、めでたいことでした。 聡美さんのあのころの活躍ともイメージが重なります。いずれにしても立派です。 またオーケストラ・バンドの部でのフレンチホルンでも定席で活躍して結構、結構です。3月の定期演奏はたのしみです。がんばって!
4月から高校生ですね。中高一貫校ですから、勉強の本来のものを学んでいけるので、きっと世界につながる自分の大きな流れにのせられる力をつけると思います。沢山たべて体力をつけてください。期待していますよ。
康洋さん、人生のエネルギーの充実した時期で、仕事も大変でありましょう。玲奈さん、萌花さんとさらに佳き家庭を育て、またそれを享受してください。
夫妻とも、健康に十分に配慮してください。 キャンプに一度連れて行ってください。
終わりに、何と言っても わが愛妻敏子さんに、感謝を捧げます。 こちらが理財をふくめ処世への才覚を発揮せず、また自分のこと中心で、たいそう苦労を掛け通してきて、済まなくおもい、反省しています。 日々、絵や哲学など自分のすきなことができ、過ごしていられることは、ひとえに敏子さんの裏方の配慮があってこそでした。 料理も腕をあげ、おいしいです。 あらためて感謝します。これかもよろしくお願いします。
愛しています。 服用する薬の数は、人後に落ちませんが、目下 食欲もあり、足腰も状態はよいようです。
本日は、康洋さん一族そして孝弘さん一族には、横浜は中華街のこのお店で、傘寿のお祝いをしていただき、重ねて、こころからお礼を申し上げるものであります。
ともどもの更なる健勝を祈ります。 ありがとうございました。
平成30年立春
傘寿老 荒井康全
(もえかちゃん(小3?)の作品)
(目次に帰る)
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以上
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