おはようございます。
きょうも関東平野はおだやかな晴れですが
日本海側は雪ですね。
徒然ごと その1
(春の絵具)
*この季節は 画材屋の店頭に桃色や桜色をそろえた
絵具のセットがつつましげにならびます。
それを去年買ったことを思い出しました。
*そのようなことで 身の回りの画材の整理をしていたら午前が終わりました。 水彩カルチャースクールに通いはじめた時のパレットはいまも愛用していますが、好きな小田切訓さんや、菊池 理さんの絵具の組み合わせなどメモして 別途パレットをこっそり用意してしましたが結局 一番最初のものに 落ち着きました。
*それでも 春ともなればなにか別の明るい絵具が欲しくなります。
(私の画材について)
*画材のよしあしを語れる身分ではありませんが、「実験」ごととして語らせてください。
*パステルは チョーク系のドライのものと、クレヨン系のオイル系のものがあります。 素描やデッサンなどで使う、鉛筆などグラファイト系や木炭などの非グラファイト系(チャー)のドライのものと、もうひとつ、ややオイルシュな粘結材をつかったコンテと呼ばれるものがあります。
*これらどちらも いつでもつかえるよう色を補充して、目下スタンバイ完了です。(クレパス)
オイル系の傑作はクレパスはです。日本の大発明で 旅行用にはハンドリングが一番で、プロも愛用しているようです。この系統が戦前、戦中も通して、日本の文化の下支えになっているなあとふと、おもうことがあります。
*クレパスで思い出すのは、幼いころ、母がいつも更のものをいくつか箪笥のなかにしまって ふんだんに使わせていたことでした。戦時色がつよくなり、ものが統制になっていくころ、品々は、「代用品」のブランドがでてくるころでした。 画材だけはきちんとしたものを子供にあたえようとしたのでしょう。
*私は、小学低学年で母子ともども疎開地を転々したときにも 母は携えていたのでした。チョコレート色の単色の枠取りで表に「さくらクレパス」の字があり 大人っぽく大切なものに見えたのでした。
(コンテや墨)
*クロッキーなどでは モデルさんを2分間 10ポーズとう早描きのがあって ここで わたくしは目下、太目の書の筆を使っています。清水寺の管長もこういう気分かなとおもい愉快です。去年 日中国交回復二十五周年の現代水墨画展が東博(「東京国立博物館」、その筋は そう呼んでいるようです)であって そのときに仕入れたものです。
*これと フランス製Carresの5色コンテを交互につかいます。この早書きの時間帯では、もう 体操競技に参加しているようで描き手が身体全体で描くことになります。多分唸っているかもしれません。 時間があれば、アクリル絵の具かソフトパステルで これも やーっという勢いで彩色することもあります。 乱暴でもあとで見てこの方が絵としておもしろく、雑誌のカット絵に 使ってもらったりします。
(重武装の画材準備)
*これをやるためには 上にあげた 絵具画材一式を前夜にそろえ、リュックにつめておきます。これを現地で自分のコーナーのテーブルに並べ設えます。
*用紙はどうするかですが、目下の主役は新聞紙見開き、つまりB2サイズの木炭紙50枚つづりをつかいます。これを最大サイズのクランプ二個で画架(イーゼル)に固定します。 ときに英字新聞なども 文字の地の雰囲気がおもしろいのでつかいますが、最近はカラー写真が入って使いにくくなりました。 株式欄は地が単調でこの辺に落ち着きます。これを筒にして鉄砲担ぎで運ぶ出で立ちになります。
*あと スケッチのハンドリングがよいA4紙とA6紙のスケッチ帳も 併用します。
(早描きクロッキー) *上にも少々触れましたが、私が通っているのは美術館のアトリエで月に2回で毎回 3時間に20数ポーズの構成です。
最初 20分で1回、10分で2回、5分で5回、休憩があって2分で10回、、5分で2回、10分で1回です。
*私は、早書きでダイナミックな作風の画家の菊池 理先生のとなりに陣取ります。空気というのはすさまじいもので、ただちに、共鳴してくるのでしょう、これが愉快です。この共鳴エネルギーはやはり距離の関数であるようで 近いほうが激しくなります。
*まわりの先輩たちが おもしろがって 休み合間にこちらに見物にきてなにごとか励ましてくれたりします。
そっとまわりを見渡すと、ひとはさまざまなスタイルを持っていることを知り、そして納得して そのまま Go ahead!となります。
徒然ごと その2(絵の「永代供養」)
*さて、素描もそうですが、描いたものは 出来の良し悪しをなるべく選別せず残すことにしました。これは、私の性格からくるものとみています。で、これをカメラ撮影かスキャナーで写真コピーして パソコンのデータベースとして外付けディスクに月別ファイルにして保存します。
*スケッチブックが絵をはじめた4年ほどまえからで、すでに200冊になり 一冊 100枚としても 10の4乗ということになります。この先、これをどうするか。
最初から、外付けディスクも満杯になること必定なることを見込みました。
*その結論が 作品の「永代供養」をやるということに気がつきます。 倉庫としてアメリカあたりにある巨大サーバーをつかう発想です。
(「実験」としての絵画、発信への逆転)
*その倉庫を管理するためには 自分のホームページが必要になります。これが「あらいやすまさ実験絵画工房」(英名 Yasumasa Arai Art Gallery "Wind, Rough and Breeze"です。
* IBM ホームページビルダーというソフトを買い込み、いくつもの試行錯誤があり、どれが正規のファイルか混乱してはいますが、現在表示されているのがいつも正規であり、健在です。アクセス数は3年余で7千程度です。 アイスランドや南アフリカ、インドなど世界からのアクセスがあっておどろきます。("Yassie"という名前で知られています)
*「絵の永代供養」と書きましたが、自分が自分の絵の墓守になるわけです。 やってみると なにかもう少し おもしろくならないかと 欲がではじめます。つまり 甲状腺がんで療養中ではありますが、自分の身体の復調の兆しでもありやです。
(音楽絵画 Yassie Aras Musico-Art Collage)
*朝のラジオ体操の会の顔なじみから フォトストーリー(photo Story 3)という写真のスライドショーをつくる無料ソフトを教えてもらいます。これに絵画の写真を川のながれのように絵のストリームにします。
*さらに、タイトルや説明文をいれると妙に作品ぽくなります。朗読など語りをいれることもできますが、これはまだやっていません。が、音楽もいれることができます。
*とどのつまり、自分の演奏をいれることになります。 声がでなくなってから箱に乱雑に放ってあったカセットテープやCDをとりだしました。
*これらをデジタル化してくれるステレオ・コンポの安いのを買い込みました。 「冬の旅」などの演奏を絵画ストリームに乗せて、音楽絵画のはじまりです。ホームページに掲載します。
徒然ごと その3
(YouTubeと音楽絵画)
*中国漁船の乱暴を公開したあの映像でYouTubeは一挙に国民に知られるところとなりましたが、ソーシャル・ネットワーク・システム(SNS)とよばれています。これに音楽絵画を掲載することに気づきます。このネットはデータの巨大な通信・蓄積能力を無料で提供してくれます。
*掲載手続きが簡単で、応答もはやく、情報の流通性も個人のホームページ単体では比べものにならないほど強力であります。これに音楽絵画を掲載し、現在は 150巻になっています。ここでのアクセスはHPのアクセスと多少かさなりますが全世界、7千件になっています。
(「朝日記」と音楽絵画)
*その日の基本動作として 起床するとラジオ体操ですが、このところと寒いので部屋でごまかしています。大学同窓会の「早起き同盟」で「おはよう」のあいさつを競うことになります。
*ここでは、「徒然ごと」として 仲間の話題をヒントに
なにごとかを書きます。 そこに「音楽絵画」のお知らせをすることになります。 これを「朝日記」(あさにっき)として 友人や知人に 今日の絵画を添えて送ります。
*このごろはスマホが強力ですが、われわれの年齢は精々これまでの携帯系が多いようです。ここでは絵画は重いので
詳細はブログへどうぞと ワンクリックでつなぐようにします。(Tシャツ絵画のこと)
本来の絵事態に話が薄くなりましたが、公募展やグループ展に出展は数は多くありませんが 30号くらいのものまでは出展しています。いまの時期は ちょうど町田市の国際版画美術館での市民絵画展があり、ここで「おそい午後の大山」というのを出しています。(controversialな作品といっておきます) 春はクロッキー絵画のグループ展があります。
「実験絵画」というのは、まことに都合がよい定義で、伝統も素材 これを模写を通じて自分の世界にすることもできます。 ドアのノブひとつ、古びた杭一本でもおもしろいとおもえば作品とします。 ものごとにごだわらない自由さがdてきます。 ここのグループ展では、自分の絵をTシャツにプリントして 天井から「古代の風」と題してギリシャ遺跡かのの神々を描いて、何枚もつるしたりします。
*春の絵具からはじまり、クレパス、クロッキーへとながれ、作品永代供養、音楽絵画、朝日記など 転々とりとめもないことを書きました。
ながくなってしまったのできょうは、この辺で筆をおきます。つぎは HEARTの会での表紙絵「古典古代を描く」の裏話と 論説型朝日記の転身のことなどを 徒然します。
**徒然ごとおわり
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