朝日記218026―次世代のために― わたくしの日々の過ごし方についてと今日の絵
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Asaniki 210611 増補版 酒神礼賛(Autographic)シリーズ 2021-08-27
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―次世代のために―
わたくしの日々の過ごし方について
会員 荒井康全 2021/8/26
きょうは、表題のように、「朝日記」等をネットでの交流の視点から「わたくしの日々の過ごし方」を書きます。 絵は作品 3点とAIUA Art Contest2020 最優秀賞 理性の勝利とその賞状です)
内容;
1.<絵を描くことへの動機>
2.<「実験絵画工房」[i]、絵の’永代供養‘>
3.<YouTube「音楽絵画コラージュ」(または「音楽絵画」)のこと>
4.<「朝日記」のこと、そして>
5.<「総合知学会」のこと>
6.<橋爪大三郎教授の「旧約を読む」>
7.<絵など全体の索引について>
8.おわりに
なお、ご参考のため、文末に、朝日記、音楽絵画、facebookのアクセスのアドレスを掲載します;
作品 1
1.<絵を描くことへの動機>
2009年に例の甲状腺腫瘍の摘出手術を受けましたが、その年の初めに、声の変調が
あって、家内がそれに気がついていたのでしょうか、水彩の画材一式をそろえてくれました。
絵は嫌いではないので、話をきくだけでもとおもい、カルチャーでの教室へ一緒にいくことになりました。そして 間を置かず入院でしたが手術の日程が決まってからは、病院にも画材を運び、なにか憑りつかれたように絵筆を動かすようになりました。
病室からちょうど大山がみえて、よろしかったです。音楽はしばらく忘れることにして、また調べごとや読書などもしばらく脇に置き、ひたすら絵を描くことにし、それが一日の時間経過をやさしく埋めてくれました。
デーブルの花、庭の花、美術全集からの古代ギリシャやエジプトなど目にはいるものは、すぐ描画に取り組みました。
明治学院中学校時代の旧友が 流通大手の老舗の美術部長をやった男[1]で、かれが東京国立博物館などの特別展に誘ってくれ、そのたびに図録を手にいれ これで、半月 模写します。
素描の会にもいつしか通い、その友人の励ましで、2009年から町田市公募展などに出品するようになります。(2015は町田市美術協会での公募展にて新人賞「ミューズ賞」,「くさかべ賞」、2018年には市美展10年連続出展銀メダルを受賞しました)
その過程で、お陰様にて、基礎体力が回復して、毎日のラジオ体操にも復帰して、その帰りに、スケッチが習慣になります。
作品 2
2.<「実験絵画工房」、絵の’永代供養‘>
さて、気が付くと、絵の枚数が急速に増えてまいります。ともかく、デジカメに収め、これをPCの外付けメモリーに入れます。絵の質を問わずですがスケッチブック(120枚/book)で現在250books、素描帳(50点/帳)で20帳になります。全体で4万点になりましょうか。(9万点を生涯目標とします)(これを絵の’永代供養‘とうそぶきました・・・)が。
当初は、絵ハガキにプリントして、押し付けで人に見ていただきました。しかし、これも限界があり、結局 ネットでの外部のサーバーへの格納を考え、そのためにIBM Homepage builderで「実験絵画工房」と名付けてURLを作ります。倉庫用にホームページをつくるという妙な動機でした。現在は、後述します Google blog「朝日記」に約4千点、そしてYouTube「音楽絵画」の中に約2万点が取り入れてあります。
作品 3
3.<YouTube「音楽絵画コラージュ」(または「音楽絵画」)のこと>
しかし、ご想像のように、手掛けると表現欲があらわれ、気分はすぐ発信型に変わります。
その時々の制作した絵をYouTubeに動画としてやみくもに動画にします。それに 冬の旅やイタリア古典歌曲などの自分の声を同行させることにしました。称して 「音楽絵画コラージュ」(または「音楽絵画」)としました。これが 現在290編になり、音楽のヴァリエーション版をいれると350編くらいにはなっているようです。
最近は、これ自体がアート系作品として、すこしずつ内容の意味を持ち始めたようです。
このままでもよかったのですが、2011年3・11のときに無我夢中で、テレビのなかの大津波をスケッチしています。
*記録絵画 津波 http://www.youtube.com/watch?v=H-cYMCZ6msc
*追悼 四月の花 東日本大災害の被災者へ(音声画像)
110410condlencePhotoStory1_1.wmv へのリンク(現在 非配信)
それと、いまもそうですが、当時収拾できずに漂う福島原発について、曾ての専攻の出自が原子力熱工学であったので、事態の緊急性処置におもうところがあって、総理官邸や東電などに意見具申をしたりしています。(読んでくれたかどうかは知りませんが、あとで自分としては役に立つこととしました)
4.<「朝日記」のこと、そして>
Googleブログの「朝日記」は、これらが動機になり、公開日誌にとしてスタートします。
‘徒然こと’という枠組みで 随筆、評論、論文、そして 「今日の絵」やあたらしい「音楽絵画」と掲載していきます。これには、けっこう、ありがたや、時間を割くことになり、熱中することになります。 気がつくと アクセス回数が 2016年4月現在35万余件になっています。また、Facebookには、国際発信として、英語をベースにしています。
Google blog「朝日記」⇔YouTube「音楽絵画」⇔facebook ⇔HP「あらいやすまさ実験絵画工房」がリンクしています。(現在は自分のHPは廃止中。SNSの方に力をシフトしています)[ii]
5.<「総合知学会」のこと>
2011年の秋に、現役時代に専門分野での交流のあったライバル会社の知人から、君はおもしろい発信法を持っているので、関係する学会「総合知学会」で講演してくれないかという依頼がありました。 2013年のもので少し古いですが、それはそれとして、さまざまな話題のポータルとなっておりますので是非 御一覧ください;
朝日記160321 総合知学会講演『オピニオンの発信に関する切り口と事例について』[2]
縁とはおもしろいことで、ここでの賢者との接触から、社会哲学の研究を開始しました。題して「システム思考における目的思考と社会倫理」というものであります。2012年度からで 2015年で予定分をいれて、6件です。なお継続執筆中ですが、傘寿くらいにこの論文シリーズのひとつ区切りをつけたいと思っています。
総合知学会への投稿報文は、国立国会図書館の以下蔵書として閲覧できます。
「総合知学会誌」(国立国会図書館サーチ)[3]
*1.荒井康全 論文「システム思考での目的論理の構造と社会倫理について」
(序論 カント「判断力批判」を読んで)」)p.107(2013年度総合知学会誌)ISSN 1345-4889
*2.荒井康全 論文「システム思考での目的論理の構造と社会倫理について」 II
―目的性論理の価値認識の上限境界線を考える p.185(2014年度総合知学会誌)ISSN 1345-4889
他10数編
6.<橋爪大三郎教授の「旧約を読む」>
はなしは、遡りますが、2009年の甲状腺癌の摘出手術は、楽観主義者の私でも、さすがに人生の終焉について、襟を正すことの暗黙命令を与えたようです。そう簡単に覚悟はできませんが病院での入院中の日々が、自然とあるものを諭してくれているようでした。
そして、そのときの思いは、なにかひとつ、しっかりした古典と付き合ってそれを通じて感じたり、考えたりして見ようというところにいたりました。英字新聞The Japan Timesでのアメリカあたりの新刊本の書評やアマゾンのページをそれとなく目で逍遥しています。
ご参考までに、アマゾンへのブックレビューに16点ほど寄稿しています[4]。
2010年の春に、たまたま東工大での公開連続講座で橋爪大三郎教授の「旧約を読む」というのが目に入り、これから2014の終了まで受講することになりました。ユダヤ教法典トーラ(キリスト教では旧約聖書)遡って 読み進めるという講座でした。 橋爪先生は質問時間を十分に用意してくださりました。
創世記の天地創造あたりから、「先生、神様は本当に全知全能なのですか」というこちらからの質問がはじまり、それが延々と毎回、継続させてもらいました。もぐりですが学部・大学院の正規講座「理論社会学」、「宗教社会学」、そして「軍事社会学」に聴講をゆるしていただきます。 期末試験も毎回受けさせてもらいました。 社会学の大家と新人(老齢)学生である私との質疑が、クラスメートを多少、高揚することに貢献したと自分の都合のよい評価をしています。このクラスの雰囲気が「売り」になって、公開講座はまたたくまに大教室満杯の盛況になったことを覚えています。 なぜ、これに触れたかともうしますと、このときの公開質疑のために必死になって勉強する機会が得られたことを申し上げたかったからであります。 質問ノートメモがパイプファイルとなって、またその数が増えていきます。
それで、気が付くのは、自分の死生観については、そう簡単には修まらないが、自分はなにを考えてきたのか、何をこの社会から教えていただき、職業を通じて何かをしてきた、それらを通じて 何かをまとめておくことは、意味あることではないかと考え始めたことでした。「旧約」⇒「社会哲学」⇒「科学技術」を、システム学というスコープ(眼鏡)でながめ、現代世界を論じておくという定言命題に立ち至ったということでありました。 これを先の「総合知学会」の場を借りて、当時は橋爪先生の講座と並行して進行していきました。その思考の土台となる項目について、断片的には時々の本誌「HEARTの会」会報に掲載させていただきました。
7.<絵など全体の索引について>
絵画や音楽絵画、そして随筆類を全体の索引を作り、自分も含めてわかりやすくする必要があります。「朝日記」では、そのページの下の方に、当該「朝日記」に 関連する過去のものが10点表示しています。すぐれて読者のアクセスの足跡が結果的に日記相互の意味関係を伝えてくれています。 また、別欄として、過去すべての「画像一覧」および 「記事一覧」が表示されます。 ここで 画像や記事タイトルのすべて追うことはできますが、効率的な状態ではありません。 現在は Google など無料のBlog環境です。有料サービスでは、検索、自己出版編集やデータ収納量の環境などが一気に向上しそうなので、そろそろ使ってみようかと考えています。それはそれとして、「私の発信法」の定期的更新をしていきます。
8.おわりに 敬愛する先輩である藤田慶喜常務理事から、HEARTの会30周年記念に、「次世代として」の執筆が依頼された。さてと、思いめぐらし、来し方のWG.1, 2. 3 and 4の報告書を、また銀座ハート芸術サロンなど久々に目をとおした。いましてなお面白い。それをもとに次世代へのメッセージをと考えたが、こちらがすでに意気の不足をおぼえたのであった。もともと、HEARTは‘自分の今’ということから、「私たちへのメッセージ」それから「君たちへのメッセージ」という意識連鎖の文化を育ててこられた。したがって、われ余年少なくはあるが、自分の今の意識と行動をまとめて自らを励ましてみたのである。親愛なる友よ、HEARTの精神をかざす手のさらなる高く、なお青く壮健にて営々、次世代への継承あらんことを祈りたい。
お時間をいただき、お付き合いありがとうございました。
以上
(AIUTA Art Contest2020 最優秀賞賞状)
(受賞作品「理性の勝利」)
[1] 故高橋和義君 元HEART会員 2021年1月9日昇天。謹んでお悔やみ申し上げます。
[2] 朝日記160321 総合知学会講演『オピニオンの発信に関する切り口と事例について』
http://blog.goo.ne.jp/gooararai/e/fc61e992c4d3869bd79bbc85f8432911
[3] 総合知学会HP学会誌ページ http://www.sougouchi.org/blog/?page_id=161
[4]Lists of my Amazon book reviews
朝日記180708 あらいやすまさ氏のAmazonブックレビューをご覧くださいと今日の絵
[i] 主旨あらいやすまさ実験絵画工房http://arai.art.coocan.jp/index.htm(閉局中 2021/8
[ii] 朝日記、音楽絵画などは以下のkeywords検索で御覧になれます。
https://blog.goo.ne.jp/gooararai
検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「朝日記」+「音楽紙芝居」
https://www.facebook.com/yasumasa.arai.54
検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「facebook」+「音楽紙芝居」
https://www.youtube.com/watch?v=cPrrqaODtuA
検索keywords ; 「あらいやすまさ」+「YouTube」+「音楽紙芝居」
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朝日記2題を送って下さり有り難うございます。恥ずかしいながら、正直、理解して、コメントを書くほど、出来ないので、ただ、墨の力強いさわやかさが、胸に迫ります!
塚谷
荒井様
総合知学会の”宣伝”ありがとうございます。
当学会が持続できているのも、少なからぬ貴殿のご活躍の
たまものと再認識しました。
今後もよろしくお願いします。
拝読した内容から、御教授賜りたく。
「軍事社会学」をご勉強とのことですが、この学問を存じませんでした。
概略を教えていただければ幸いです。
米ソ冷戦時代の「相互確認破壊」による核戦争予防は、両国の政治家や軍人などの
プロだけではなく、核戦争の被害の実情を両国の国民が理解したことが
大きいこと、またその両国民の核戦争の理解のために、ヒロシマ、ナガサキの
世界への情報発信が大きく寄与してきたーと小生は理解していますが、
軍事社会学ではこのあたりについての歴史研究は進んでいるのでしょうか?
***********************
科学技術・生存システム研究所
神出瑞穂
小松様
おはようございます。
おことばありがとうございます。
たしかに多々弁じてこられました。
国会図書館での登録は歴史的足跡でもありますね。
ネットの時代ですがここでの登録記録は媒体そのものがさきゆき
相当に揺れそうで不安定感があります。
そういう意味で国会図書館での所蔵は正解と思っています。
ご自愛のほど。
荒井
From Komatsu san to Yasumasa
From: humanintellect@googlegroups.com On Behalf Of 小松昭英
Sent: Tuesday, August 31, 2021 10:49 PM
Subject: Re: 朝日記2題をお送りします。
荒井康全さん
総合知学会の宣伝を、有難うございます。
昔々、学会誌への海外からのアクセスが、国会図書館経由が一番多かったのを覚えています。
当時はわが国で社会的に色々な課題があり、会員がそれぞれ果敢に挑戦してましたね。
時節柄、お自愛のほどを!
小松昭英 拝
荒井さん、
朝日記兄弟の素晴らしい作品を見せてもらってます。こんな素晴らしい芸術家兄弟は、珍しいですね。AIUTAの、秘書課に、コピーを送っておきます。それとACJの、メンバーにも、知らせますね。
これからゆっくり、楽しみに、見させてもらいます!!Well down!! ACJの商品としても、使わせていだだきます。
又コロナの恐怖が、亡くなれば、ちゃんとACJの、商品として、仕上げて、荒井さん、兄弟にも、少しお支払いができますように、頑張ります。本当にいつも楽しませてもらってます!!コロナに負けないように、乗り切りましょうね!
塚谷
2021/08/31 21:39
1.荒井から塚谷さんへ
お元気ですか。
8月もおわりですね。なお、残暑等はきびしいです。
朝日記2題をお送りします。
最初のは おおげさなタイトルですが機関誌投稿用のものです。井戸のなかから空をみる、ちいさなまとめです。
総合知学会のことを触れておきました。
朝日記218026―次世代のために― わたくしの日々の過ごし方についてと今日の絵
つぎは、わたくしの舎弟で、大和絵嫡流である橘樹住香画伯の朝日記ページを開設しましたので
ご案内します。ご愛顧ください。
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