わたしの名はベルダム

"今日もここでいつもの様にキャットフードにありつけた"
夜になると、決って子つれの浣熊が庭にやってくる。

昔の夢:  片道券を握った旅の人

2013-05-29 14:32:43 | Weblog
雨の日であった。白矢のような雨水は電燈に照らし出されて、激しく叩きつけるように降っていた。私は、遠い昔の思い出の糸を手繰りながら心は、限りなく絶え間ない激情と共にその道を歩いていた。 短く刈り上げた黒髪と背後の影だけが目に見えた。 大島の着物を着たその人は、どんどん向こうえ向こうえと歩いて行く。 その後姿からみると40才そこそこであっただろう。 その人に追いつこうと心は焦るのであるが依然としてその間の距離は迫って来ない。 大きい声で呼ぼうと力の限りの声を出そうと心みるのだが、微かなその声さえ出ない。 そうして何時間たっただろうか 永遠と思われる時間が経った暁に私は、ついにその人の黒い帯へやっとの思いで手をかけたのである。"お父さん" と一言私は云った。振り返ったその顔は何か言いたげに、だがその目は悲しくじっと私の目を見詰めるばかりであった。 . . . 本文を読む

2013-05-26 22:13:19 | Weblog
この所、4,5日雨が降り続いている。その上、温度もぐっと下がって6度に落ちた。昨日は、霰まで降り出した。そんなお天気なのに孫たちは、用意周到雨具を着付けて家から30分の山へグループでバードウオッチングへ勇ましく出かけて行ってしまった。娘家族は、今日我が家に来て一緒に昼食を共にしたので、孫たちに〔昨日のバードウオッチングは、雨で大変だったでしょう〕と聞くと、〔とても、愉快だった〕と云う返事が返って来た。やっぱり若さに漲る彼等は、素晴らしい! . . . 本文を読む

聖フランシス沼

2013-05-03 21:51:19 | Weblog
一昨日、我が家から10分の所にある沼へ孫たち(15歳、18歳)と一緒にバードウオッチに付いて行ってきました。この時期の陽気は、23度で3キロ歩いた後は、少し汗ばむ程でした。彼等の足は、速く首に望遠鏡をかけて懸命に遠くの方へ目をやり稀な鳥をさがしているようでした。。。。 一枚目は、PURPLE GALINULE ,  二枚目の写真の鳥の名前は、"Red -winged blackbird"ハゴロモガラスです。 . . . 本文を読む