わたしの名はベルダム

"今日もここでいつもの様にキャットフードにありつけた"
夜になると、決って子つれの浣熊が庭にやってくる。

セントラルヒーティング(2)

2014-07-26 08:56:23 | Weblog
直ぐに、左官屋に電話をした。幸い、直ぐに来て新しいバルブに 取り替えて、左官屋から夏場は暖房装置の元栓をカットするように 促され、10日間、地下全体の天井の梁全体に青いカビが生えてしまった を見て、左官屋は、〔これは、健康に悪いからクリーニングした方が 良いですよ〕と云い去って行った。 其れからが、大変。カビをクリーニングする専門会社に依頼して、 たくさんのタンボール荷物全部を地下から引き出して、トラックで倉庫へ 移動した。その後が叉大変な熱蒸気で地下の天井から始まり、床隅々まで の大掃除を仕掛けて、何と、3週間は24時間中ずっとノンストップで 地下で脱水機、消毒気2台のモーターがブンブンと凄い重音が絶え間なく 回っている。この音にすっかり馴れた頃に、綺麗に掃除をして頂いた人々に深く頭を下げてお礼を言った。彼等は、引越業も兼ねて、荷物をパレットに整頓良く積重ねて見るからに爽やかな気分になる。今度こそはと、前から探している父母からもらった数々の手紙と兄からの贈物の辞書をこの箱々の中から探し出そうと毎日のように足も軽く地下へと私は向かっている。 . . . 本文を読む

セントラルヒーティング(1)

2014-07-25 14:34:04 | Weblog
普通一週間に一回は、地下に設置している 洗濯機、乾燥機で洗濯物をするのが習慣に なっている。 十日ぐらいは、地下に降りていなかっただろうか。 地下に降りて行くドアは一階の廊下にもある。 開けた途端に嫌に湿気の多い空気が顔に当たってくる。 別に気にもしなかった。 階段を下りて何時ものように洗濯機の或る場所に行こうと した時、チラッと左の方へ目をやった。 蒸気とむっとした暑さがである。これは、唯事ではないと 、奥にある暖房装置の方を見遣ると、何の事ではない セメントの床が洪水になり、10センチぐらいの水が溜まっているではないか! セントラル暖房装置のパイプが破裂して暑い湯が噴出しているではないか。 あっ大変だ。128平米の地下室一面にヨーロッパから 相続した主人の家具や荷物が置いてある。 私の胸は早鐘を打って居た。それを敢えて制して、階段を上がって 静かな声で主人に伝えたのだった . . . 本文を読む

青年

2014-07-02 20:42:51 | Weblog
私の目的に対して熱意と熱血がほとばしるような充実した毎日を 持ちたいものである。 おそらくは、苦しく且つ烈しい努力と忍耐の連続する日々であろう。 しかし、困難が人間を鍛練する。 努力と忍耐が人間意志の新たな集中を呼び起こして困難に対抗する 力を強める。 自己内部の強敵である怠慢と放縦に敗れることなくあらゆる困難に 屈せず、それをのりこえて戦い尽き得る人こそ真の勇者である。 全力を集中してただ一すじに目的を追求しつつ希望に満ちて前進する者 それこそ青年と云う名に値する人の謂れである . . . 本文を読む