私が幼稚園児の頃、大好きなおじいちゃん(20年以上前に他界)の膝の上に乗っていた時のこと。
私の手を見て、祖父が
「男の手をしてる。働きものになる良い手じゃ、よく働くようになるわ」
と言ったのを覚えています。
その時私は、女性らしい手だと言われなかったことが多少悲しかったけれど、妙に納得して誇らしく思えた記憶があります。
なぜそのことを覚えているかと言うと、たまに思い出すからです。
「(おじいちゃんが言ってたように)私は普通の女子とは違うんだ。
やるべきことをやる。
したいことをやる。結婚して幸せにしてもらうより、自分で自分の幸せを掴む。男の人と同じくらい仕事する。」
みたいな、良い意味で闘志に燃えた人間になりました。
負けず嫌いな性格も相まって、やりたいことを見つけるとオタクのように勉強やスポーツに励んだり時間を費やしていました。
励むとそれなりに成果も出るもので、それは自身の誇りと自信に繋がっています。
誇りに思う瞬間、私は手を見て思います。
「働きものの手をしてるっておじいちゃんが言ってくれた。その言葉が私をやる気にさせて支えてくれている。」
なぜそんなことを思い出したかと言うと、最近就活をし始めたからです。
面接官に聞かれた質問をネットで調べていた時に、
「人生で1番誇りに思うことは何ですか?」という問いに、自分だったらなんて答えるかなと考えていた時に思い出しました。
結局1番誇りに思うことはまだ答えが見出せていないのですが…笑
言葉の力って不思議です。
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