韓国 9月のソウル
ちょっくらソウルへ(5日間)行ってきました。
目的のひとつ、青瓦台(大統領官邸)見学
何せ、大統領が執務や生活をされたり、海外の要人をお迎えしたりする所なので、
「行けば入れるという場所」ではありません。
また、日程も、いつでも受け付けてもらえる訳でもありません。
青瓦台のスケジュールに合わせて、事前に、個人情報を記載して、
大統領官邸へ申し込み(韓国語or英語のみ)、承認を得なければなりません。
今回、晴れて承認をいただき、見学にたどり着きました。
当日は、青瓦台の屋根にもひけを取らぬ青空でした。
朝鮮王朝時代には、景福宮の一部だったそうです。
では、見学スタートです。
集合場所で、パスポート等のチエックを受けて、のバスで青瓦台へ向かいます。
集合場所へは一番乗りでしたが、我さきのおばさんとおばあさんにもまれて
バスに乗り込めたのは最後から2番目、座席も最後部から2番目でした。
といっても、バスには5~10分しか乗りません。
その数分間(たどり着くまで)に、どれほどの警官、警護官に出会う事か
いくつものゲートを一旦停車後、開くのを待っては進み、待っては進みと
緩やかに静かに、着々と青瓦台へと進入していきました。
到着した瞬間から、当然ながらはです。
許可が出る場所のみ撮影できます。(動画はすべて)
バスを降りて、映像を見る会館「春秋館(チュンチュグァン)」(青瓦台のプレスセンター)の
入口で、パスポートを提出し、厳し~いセキュリーティーチェックを受けます。
ボディや時計はもちろん、手荷物の中に顔を突っ込む勢いで中を探られます。(空港より厳しい)
バッグインバッグなどバッグから出せるものは出して、隅々まで事細かにチェックし、
またバッグに取り付けられている小物入れのファスナーも、
開けて中に手を突っ込み、しっかりチェックされます。
(外国人は特に入念な気がしました。
あとは高齢者のおばさまたちだったから、ゆるやかだったのかもしれませんが・・・)
チェックが終わったバッグの中は、当然ぐちゃぐちゃです。
この会館内で、小学校の社会見学の子たちと合流しました。
日本語の音声ガイドを貸してもらい、映像を見た後、列をなし
庭園 緑地苑を歩いて見学します。
もちろん、5mくらいの間隔で立派な体格の警護官が、列の横に付いて歩きます。
女性の警護官も2~3人一緒です。
1000坪の広大庭園は、名前にふさわしく芝が敷き詰められ緑一色です。
120種の植物が植樹され、中でも右の大木は赤松(韓国産ばんしょう)で、
高さ12m樹齢170年の古木です。 角度を変えて、反対側からのUPです。
その木の周りや足元を、カササギが飛び交っていました。
緩いカーブを回った登り坂の先に、本館 青瓦台見えました。
おぉ~
15万枚の青瓦が日を浴びてキラキラ輝いて、とっても美しいです。
芝の下部、舗装された道は登坂になっています。
これ以上、近づくことはできません。後方の山は、北岳山
粘土と釉薬から作り出された青瓦は15万枚、100年の強度があるそうです。
本館1階は大統領夫人の執務室と会議室、2階は大統領執務室。
左右の平屋建て、左、セジョン室、そして右、イスンシン室は食事をする場所です。
多分、カタカナ部分は、韓国の英雄の名だと思います。
撮影許可が出て、列がバラけるときの画像です。
この頑強な警護官が、気遣って写真を撮ってくださったり、
笑顔で話しかけて下さるなど、紳士的で友好的に接してくださいました。
そして、お別れするときには「この後も、素敵な旅行になりますように」と
韓国語で言葉を添えてくださいました。
お気遣いありがとうございました。
迎賓館(ヨンビングァン)
1階で歓迎会、2階で晩餐会が行われるそうです。
私たちは、この場所から見るだけです。
中央の道は君主が通る道「御道(オド)」です。
写真手前にある門も、中央は大統領しか通れないそうです。
海外からの来賓者でも、手前の門を通る時は右が入口で
出口は左を歩くことになるそうです。
お水と記念品を頂きました。 青瓦台(チョンワデ)のネーム入りです。
表 裏
光沢のある美しいブルーが素敵です。
晴天に感謝。(日本では、台風通過で大雨だったそうです。)
この後、希望者の5人だけが
「七宮」(李氏朝鮮王朝歴代王の生母で王妃にはなれなかった7人の側室の
位牌が安置されている場所)の見学をしました。
とっても、有意義な時間を過ごせました。