佐渡の自然を撮りたいと思っていましたが、ようやく実現しました。2泊5日の旅です。
私のような高齢者は死ぬよという、周りの反対を押し切り、夜行バスで行ってきました。佐渡の風景を余すことなく見るには、最低丸3日は必要との考え、そのためには通常の移動手段では3泊4日か4泊5日しなければならず、経済的な理由と、それほど何日も好天が続くことはないという判断によります。(やはり海などは晴天の時に写真を撮りたい)。
近場なら、天気予報を見て直前に行くか行かないか決めますが、今回は宿泊先や交通機関等の予約もあるので、5日前後前には決断しなければなりません。慎重に調べた結果15日から17日なら、まず天気が崩れることはないだろうと踏んで計画を立てました。
しかし、すべて予約が終わった後、急に16日辺りからの天気予報が暗転。低気圧が発生したとのこと、しかも、この時期には滅多にないほどの寒気を伴っているとか。実際17日の午後から18日の午前にかけては台風並みの嵐となりました。
つまり、天気がいいのは正味2日、それでもなるべく多くの場所を撮影すべく、移動効率を犠牲にして優先順位を決め、計画を練り直しました。結果80%以上の行きたい場所には行けたでしょうか。まあ、自然が相手のことですから、それで良しとするしかありませんね。
夜行バスで新潟へ、そこからジェットフォイルで佐渡に渡り、10時より行動スタート。とりあえずは加茂湖で一枚、パチリ。向こうに見えるのは佐渡最高峰の金北山です。
夜行バスで睡眠不足が予想されたため、当初は2日目に予定していた「ドンデン山」ハイキングですが、天気のいい時に、ということで初日最初に行くこととしました。
車でドンデン山荘まで。かなり標高の高いところにありますので、まあ、体力的には何とかなるのではないか。
ドンデン山荘からの景色です。さっき上陸した両津港と加茂湖です。
しばらくは車道を歩きます。さっそく鳥たちと花たちが出迎えてくれました。残念ながら、私のカメラでは、鳥を撮ることはできませんでしたが。
ここまで来る途中もそうでしたし、この後、佐渡全土をドライブすることになりますが、タニウツギがそこら中に咲いているのが印象的でした。
それからキジムロもあちこちで出会いましたね。エチゴキジムロというらしいですが。
オオタチツボスミレ。
これは何かの花後の綿毛なのですが、何だかんだかわかりません。
ニリンソウはよく見ますが・・・
このユキザサの花というのは、私の場合、砧公園の山野草園で見たことがあるだけ。
カタクリです。ここ以外では見なかったので最後の咲き残りか?
花を付けていた木は、コブシとウワミズザクラ。
さて、まっすぐ車道を進もうとしたところ、すぐ前を歩いていたおばさん二人が脇道に入り、私にも「あれ、この道入んなきゃだめだよ、いいところなんだから」と・・・。言われるがまま行ってみるとシラネアオイの群生地でした。
さて再び車道を歩きます。ツツジの木がたくさん生えているところがありましたが、まだ全く咲いておらず、も少しあとだったらさぞかしきれいだろうと思っていると・・・、ここには少しですが咲いていました。レンゲツツジですね。
車道から離れ、山道に入ります。オオイワカガミです。
薄い色のやつもいました。
しばらく進むと開けたところに出ました。
その下は湿地帯になっています。
ちょうど水芭蕉が咲いていました。
周辺には、先ほどから咲いているキジムロなどに加えてツボスミレも咲いていました。
実は、ドンデン池というところを目指していたのですが、「ドンデン池あっち」とかいう標識もないし、私自身少し時間的に焦っていたため、ここで改めて地図の確認を怠ってしまい、ここがドンデン池なのではないかと、勝手に判断してしまいました。本当は、一旦コースを外れる必要があったのですが・・・池には行きそこないました。
ということで、ドンデン池をすっ飛ばして、尻立山に上ります。中腹からの眺めです。
島の北西部の入崎という景勝地です。ここにはこの3日間で時間的に行くことはできませんでした。
山頂からの眺望、両津湾と加茂湖。
ここで、ついに昨晩寝ていない影響が出たのか、低血糖気味になり、ちょっと休憩。今朝新潟駅前のコンビニで買ったメロンパンで何とか血糖値が挙げられた模様です。
休憩場所で咲いていたのはスミレです、何スミレかはわかりません。純粋にただの「スミレ」でいいのかも。
下山途中で山頂以上に国仲平野が良く見える箇所がありました。
下山後は、移動効率を考えると極めて無駄な動きとなるのですが、天候の都合上、島の北、二つ亀方面に向かいました。それについては明日書きます。
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