初釣りの二日後、二匹目のドジョウを狙って同じポイントに出かけた。
時間も入れ食いになった午後2時を狙った。
しかし、というか、やはり柳の木の下に二匹目のドジョウはいないのである。
天気は快晴、申し分ない日だった。
しかし、活性は極めて低かった。釣れそうな雰囲気がないのである。
一昨日の爆釣は単なる偶然だったのか、いや、その日は午後になって俄に雲が出てどんよりとしてきての爆釣だった。
快晴は良くないのかもしれない。
いろいろ理由を考えてみるが、実際のところ分からない。
しかし、そのうちやっと一匹目がかかった。
サイズもまあまあ。で、ともあれの一匹だと記念写真を撮ろうとカメラを出した。
それもでっかい目をアップで撮ってやろうとカメラをぐっと近づけた。
その瞬間!!・・・・ブッシュー!!!
やつは勢い良く水を噴出した。
あっ!!と思ったが遅かった。見事水はカメラに命中。ずぶ濡れ。
慌ててスイッチを切ったが、カメラはジジジーと嫌な音を立てレンズを引っ込める途中で止まり固まっちまった。
まだ新しかったデジカメは完全に昇天しちまったのだ。
このやろー!!とイカを睨みつけたが、イカはまん丸い可愛い目のまま、何もなかったようにこちらを見つめている。
これはイカの逆襲なんである。
と思った。
まあ致し方ない。
気を取り直し、逆襲に負けてたまるかと釣り続けた。
活性は変わらず悪いままだったが、
時折ぽつり、またぽつりと全く釣れない訳ではなかった。
粘りに粘って20杯の釣果。最大は16センチ。
金沢から友人が遊びに来ていたが、彼女に刺身を馳走するに十分な量であった。
しかし迂闊であった。コノヤロ。
というわけで、生きのいい写真はないのだった。
その三日後、9月20日
釣り用デジカメを買いに輪島に出かけた。
釣った魚の写真はなるべく撮ろうと思っている。
写真は小生にとって、確かにお前というやつを釣り上げ、お前を殺し食ったのだ。という出会いの儀式であり弔いなんである。
壊れたカメラを修理出来るかと一応聞いてみると、修理代がその機種の新しいモデルと同じ値段だと言う。新しいモデルを買った。
昼過ぎ、輪島に出たついでに懐かしいポイントを覗いてみた。
輪島市街近くの磯である。
気に入って何度も通ったところだが、昨年は輪島近辺は不調だったので足は遠のいていた。
二年ぶりであった。
ここはイカで知られたポイントなので人が多いかと思いきや誰もいなかった。
波は1.5メートルとみた。イカ釣りには荒れ過ぎだ。それで誰もいないのかも知れぬ。
小生はどちらかというと荒れ気味の方が好きである。
これは好都合だと、とにかくやってみることに。
荒れているものの風は追い風だった。
3.5号をフルキャストすると遠くの波間に着水する。
いい感じだ。暫くエギを沈ませ軽くしゃくってみる。
と、掛かった。
あんりゃ、釣れるではないか。
早速買ったばかりのカメラで撮影してみる。安物だが使いやすそうだ。
イカが水を噴射しても大丈夫な位置で構える。まあひとつ勉強した訳である。
さて、次のキャストでまた掛かった。
中層から深層である。
その次もヒット、いきなりの入れ食いである。
しかし、一時間も続かない。10杯程度の連続で終わってしまった。
暫し一服。
少し前やってきて小生の10メートル離れたところで餌釣りを始めたおばあちゃんが可愛いシマダイを釣り上げた。
そのおばあちゃんと顔が合った。
小さなシマダイ、恥ずかしかったのか、おばあちゃんがにんまりと笑った。
なんと楽しそうな顔であることか。心底遊んでいるのだな。
しかし、こんな磯の崖である。怖くはないのだろうか。
不思議なおばあちゃんであった。
その後はぽつり、ぽつりの釣りであった。
サイズはまあまあ。あまりに小さいのはリリース。
ふと空を見上げると、夕暮れの空を雁の編隊が飛んでゆく。何処かのねぐらに帰るのだ。
小生も暗くなる前に帰ろうと思った。
釣果は25杯。最大は15センチだった。
この懐かしいポイントは今もちゃんと生きていた。
しっかり釣れたのだ。
そいつが嬉しかった。
時間も入れ食いになった午後2時を狙った。
しかし、というか、やはり柳の木の下に二匹目のドジョウはいないのである。
天気は快晴、申し分ない日だった。
しかし、活性は極めて低かった。釣れそうな雰囲気がないのである。
一昨日の爆釣は単なる偶然だったのか、いや、その日は午後になって俄に雲が出てどんよりとしてきての爆釣だった。
快晴は良くないのかもしれない。
いろいろ理由を考えてみるが、実際のところ分からない。
しかし、そのうちやっと一匹目がかかった。
サイズもまあまあ。で、ともあれの一匹だと記念写真を撮ろうとカメラを出した。
それもでっかい目をアップで撮ってやろうとカメラをぐっと近づけた。
その瞬間!!・・・・ブッシュー!!!
やつは勢い良く水を噴出した。
あっ!!と思ったが遅かった。見事水はカメラに命中。ずぶ濡れ。
慌ててスイッチを切ったが、カメラはジジジーと嫌な音を立てレンズを引っ込める途中で止まり固まっちまった。
まだ新しかったデジカメは完全に昇天しちまったのだ。
このやろー!!とイカを睨みつけたが、イカはまん丸い可愛い目のまま、何もなかったようにこちらを見つめている。
これはイカの逆襲なんである。
と思った。
まあ致し方ない。
気を取り直し、逆襲に負けてたまるかと釣り続けた。
活性は変わらず悪いままだったが、
時折ぽつり、またぽつりと全く釣れない訳ではなかった。
粘りに粘って20杯の釣果。最大は16センチ。
金沢から友人が遊びに来ていたが、彼女に刺身を馳走するに十分な量であった。
しかし迂闊であった。コノヤロ。
というわけで、生きのいい写真はないのだった。
その三日後、9月20日
釣り用デジカメを買いに輪島に出かけた。
釣った魚の写真はなるべく撮ろうと思っている。
写真は小生にとって、確かにお前というやつを釣り上げ、お前を殺し食ったのだ。という出会いの儀式であり弔いなんである。
壊れたカメラを修理出来るかと一応聞いてみると、修理代がその機種の新しいモデルと同じ値段だと言う。新しいモデルを買った。
昼過ぎ、輪島に出たついでに懐かしいポイントを覗いてみた。
輪島市街近くの磯である。
気に入って何度も通ったところだが、昨年は輪島近辺は不調だったので足は遠のいていた。
二年ぶりであった。
ここはイカで知られたポイントなので人が多いかと思いきや誰もいなかった。
波は1.5メートルとみた。イカ釣りには荒れ過ぎだ。それで誰もいないのかも知れぬ。
小生はどちらかというと荒れ気味の方が好きである。
これは好都合だと、とにかくやってみることに。
荒れているものの風は追い風だった。
3.5号をフルキャストすると遠くの波間に着水する。
いい感じだ。暫くエギを沈ませ軽くしゃくってみる。
と、掛かった。
あんりゃ、釣れるではないか。
早速買ったばかりのカメラで撮影してみる。安物だが使いやすそうだ。
イカが水を噴射しても大丈夫な位置で構える。まあひとつ勉強した訳である。
さて、次のキャストでまた掛かった。
中層から深層である。
その次もヒット、いきなりの入れ食いである。
しかし、一時間も続かない。10杯程度の連続で終わってしまった。
暫し一服。
少し前やってきて小生の10メートル離れたところで餌釣りを始めたおばあちゃんが可愛いシマダイを釣り上げた。
そのおばあちゃんと顔が合った。
小さなシマダイ、恥ずかしかったのか、おばあちゃんがにんまりと笑った。
なんと楽しそうな顔であることか。心底遊んでいるのだな。
しかし、こんな磯の崖である。怖くはないのだろうか。
不思議なおばあちゃんであった。
その後はぽつり、ぽつりの釣りであった。
サイズはまあまあ。あまりに小さいのはリリース。
ふと空を見上げると、夕暮れの空を雁の編隊が飛んでゆく。何処かのねぐらに帰るのだ。
小生も暗くなる前に帰ろうと思った。
釣果は25杯。最大は15センチだった。
この懐かしいポイントは今もちゃんと生きていた。
しっかり釣れたのだ。
そいつが嬉しかった。
恐ろしい壁ですね\(◎o◎)/!45度くらいですか?
普通の人は行かない場所が穴場ですね( ̄▽ ̄;A
でも釣ってますね(=^・・^=)
なので、このポイントは人に知られていて、よく人が入っています。
今のところ、いい感じで釣れています。
今年は少し粘っていれば、誰でも沢山釣れそうです。