1月4日早朝、ベランダに出た瞬間ミシッと床が薄い氷で覆われている音がする。この日も寒さは続いていたが、月の無い夜だけに前日からドブ12"を出したままにしていた。
冷え切った望遠鏡で自動導入・追尾のためのアライメント作業を終えると、たまたま水平がきちんと出ていたらしく、自動導入によるターゲットが気持ちよく視野の中央に入る。
夜明けまでの3時間(実際に最後の1枚の撮影時間を確認すると朝6時00分だった)、空の澄んだ冬空(とは言え都内の空である)で春の系外星雲に挑戦する準備が整った。
Web上や天文雑誌で素晴らしい星雲写真群を目にしながらも、それでも自分自身の機材と環境で憧れの対象物を撮りためていく行為は、合理性では説明できない趣味そのものだと思いながらシャッターを押し続けた夜だった。
●M51

●M106






● M101

年初のこれら写真群が年末までに多少なりの進歩があることを願って。

●M64

●M105/NGC3384/NGC3389

M94&95

M96&97 

● NGC3190/3193/3187/3185

●NGC4244

● NGC2903


● NGC4656
