私の愛機は8cmMARK-X

コロナによる引き籠りを機にスタートしたブログです。古い手持ち機材も含め、超アマチュア的に天体写真撮影を楽しんでいます。

日本の物造りと折り紙

2024年02月05日 | ワイン
最近はオンラインショッピングが興隆を極めている感があるが、配達荷物を受け取ってみるとその商品ではなく、その梱包技術にしばしば驚かされることがある。特に電子機器類のそれは一枚の段ボールで緩衝部材まで兼ねていて、接着剤も使用せずに組み立てられるよう、本当に良く考えられている。それらを展開してみると良くもこんな型を作ったものだと驚く。最近では完成形から展開してAIを使って効率的な型もできそうだが、AIが . . . 本文を読む

ChatGPT、AIとベテルギウス

2023年05月25日 | 宇宙ってなんだろう
この半年間は天体観望から離れていた。その大きな理由はChatGPTだった。サービスが公開されて以来、使えば使うほどのめり込んでいく自分がわかった。インターネットの黎明期にも同様の体験をした記憶がある。今までPCでの検索や調べものといえばGoogle中心だったが、今はメインがChatGPTに代わりつつある。全てに移行できない理由は、そのDBの古さと、検索カテゴリーが限られているということだが、AI機 . . . 本文を読む

1月21日のZDF彗星

2023年01月21日 | 天体望遠鏡
1月21日(金曜日)晴れ。夜の天気予報を確認すると翌日朝まで晴れマークが並んでいた。深夜の月もいなくなり、土曜日早朝の絶好のZDF彗星観望日和である。バッテリーチャージの他、位置を確認して心待ちにしていたところ11時過ぎから急に風が吹き出してきた。3時を過ぎ、空を確認すると透明度は中程度で、所々薄雲がある。風は止まぬまま時折激しく吹いていたが、この機会を逃すとZDF彗星にお目にかからぬまま終わりそ . . . 本文を読む

11月8日の月食、天王星食

2022年11月10日 | 天体望遠鏡
11月8日は朝から晴天に恵まれ、夜の皆既月食、天王星食を心待ちにしながら1日を過ごすこととなった。6時には明るい満月が姿を現し、天王星もファインダー越しに楽々見えていたがまだ相当離れていた。月食の進行を待ちつつ、天王星食が始まるまでは、木星や天王星の動画撮影をしながらベランダで長時間過ごした夜だった。■当日の皆既月食様々な露出でとりあえず月を撮りまくってみた。うすぼんやりと赤銅色の月が浮かんでいる . . . 本文を読む

夜中の星野写真

2022年11月06日 | 天体望遠鏡
2022年11月6日深夜3時月没後で晴れわたった空に出会えるも夜中に望遠鏡を運び出す気にもなれず、三脚とカメラだけでベランダで星野写真撮影。対象は西空の火星を頂点とするオレンジ三角。2秒露出(no filter)では地上の周辺光による被りが発生するため、0.8秒で20枚ほど撮影しDSSで画像スタック。露光不足で色味、星像サイズとも地味で、本来であれば火星、M42、M45の色のコントラストも楽しめる . . . 本文を読む

冬の夜空にオレンジ色の直角二等辺三角形

2022年10月29日 | 天体望遠鏡
10月26日、今年になってようやく満足のいく夜空に出会えた。不思議に思える程今年は透明度が悪い日々が続き、我が家から富士山がほとんど見えなかった。数日前から富士が姿を見せ始め、その時は青黒かった富士の山肌が当日は白く雪化粧していた。夜になっても冷え込みは前日程でもない上に大気は落ち着き、透明度も良い。月も無く、6月以降久しぶりに望遠鏡を持ち出した。20時を過ぎ天高く輝く木星を覗いてみると大赤斑が隠 . . . 本文を読む

小笠原父島の思い出

2022年09月29日 | ノスタルジックなよもやま話
今年になって本当にクリアな空にお目にかかれずにいる。自宅から例年であれば見える青黒い夏の富士山も全くと言ってよい程拝めなかった。そんなわけでまたまた昔の思い出話をひとつ。大学生の頃、父島に3週間ほど滞在したことがある。都内の空を離れ、本当に綺麗な星空というものを一度見てみたいという欲求からだった。当時は登山サークルに所属していて北アルプスの山々から夜空を堪能できるには出来たが、天体望遠鏡は持ってい . . . 本文を読む

春の球状星団

2022年05月25日 | 天体望遠鏡
2022年4月24日今年になって透明度の良い晴れた空が無く、2月から久しぶりに望遠鏡を出した。この日も透明度に関しては2/5程度で、自宅から富士山も見えない。おとめ座周辺の春の系外星雲をいくつか試し撮りしてみたものの、0.5秒以上の露出時間では背景被りでまともに写ってくれないため、本日は球状星団をメインに。写真は全てDob30cm,f1500mmでレデューサー使用の直焦点。別の日に撮影した画像と比 . . . 本文を読む

NASAの思い出

2022年04月25日 | ノスタルジックなよもやま話
1980年代の後半のこと、カルフォルニア州Mountain ViewにあったNASAに数日間通った経験がある。そこはSan JoseからSan Franciscoに向けてHwy101を北上すると、シリコンバレーの中心地Palo Altoの手前の左手側の巨大なかまぼこ型をした施設Amesがランドマークとなっていた。米国でも唯一、飛行機一台そっくりそのまま風洞実験可能な施設であった。当時NASAのプロ . . . 本文を読む

宇宙際タイヒミューラー理論

2022年04月11日 | 宇宙ってなんだろう
2022年4月10日夜9時、NHKで望月新一氏の提唱する”宇宙際タイヒミューラー理論”に関する特番が放映されることを偶々知り、テレビの前に陣取り食いつくように番組を見た。2年ほど前にこれに関する書物を買って読んだが、理論が難しすぎて私の知識をはるかに超えたものであり、テレビ特番であればかみ砕いて説明してくれるだろうとの期待感からであった。望月氏にインタビューを申し入れたとい . . . 本文を読む

Radio と Janis Ian

2022年04月03日 | ノスタルジックなよもやま話
年が明けてから透明度の良い夜に巡り合うことが出来ず、アッというまに4月に突入することとなった。特にさぼっていたというわけでもなく、かみのけ座からおとめ座の銀河を撮りたいと思っているが本当に良いコンディションの夜が無く、自宅からのクリアな富士山もしばらく見ていない。60日間ブログの更新が無いと、記事上部に広告が掲載されたりアクセスログがレポートされないことを知り、昔の思い出話を一つ。ーーーーーーーー . . . 本文を読む

春の星雲・星団

2022年01月15日 | 天体望遠鏡
Dob12"の直焦点撮影で気になっていたコマ収差に関して調べていると、コマコレクターが正規品の他、KenkoのACクローズアップレンズNo.4を用いて代用できるという記事が多数見つかった。この望遠鏡とEOSの組み合わせではコマコレクターと使用できるという。画像シュミレーションにより、Tリング中にレンズを入れ込み、そこから画像センサーまでの距離で、焦点距離250mmのレンズが選び出されたと . . . 本文を読む

年明けは系外星雲から

2022年01月08日 | 天体望遠鏡
1月4日早朝、ベランダに出た瞬間ミシッと床が薄い氷で覆われている音がする。この日も寒さは続いていたが、月の無い夜だけに前日からドブ12"を出したままにしていた。冷え切った望遠鏡で自動導入・追尾のためのアライメント作業を終えると、たまたま水平がきちんと出ていたらしく、自動導入によるターゲットが気持ちよく視野の中央に入る。夜明けまでの3時間(実際に最後の1枚の撮影時間を確認すると朝6時00分 . . . 本文を読む

2021年撮り納め

2021年12月31日 | 天体望遠鏡
- 強風、極寒の中の金星 -2021年12月30日17h20m~ 8cmMark-X PL15mm コリメート撮影 120fpsx5mからAS!によるstack処理3cm9倍のファインダーでも大きく欠けた金星がわかる。 眼視では外縁部の欠け際が更に長く細く見えている。ここ数日はとにかく寒く、とりあえず望遠鏡は持ち出してみるものの長時間の活動はついつい気持ちが萎えてしまう。今日は特に風が強く、揺れが . . . 本文を読む

ワイン: ラベルをみてムムッ

2021年12月17日 | ワイン
池袋のレストラン。スパークリング、白ワインと飲み干した後の3本目の赤ワイン。●DIRECTOR’S CUT ZINFANDEL DRY CREEK VALLEY 映画監督のフランシス・コッポラがソノマ・カウンティに購入した、ワイナリーで造られたワインである。普段はあまり飲まないジンファンデルだったが、ボディはしっかり、飲みごたえのあるカルフォルニアワインらしいワインだった。洒落たラベル . . . 本文を読む