✔私の愛機
天文歴も50年を超え、様々な望遠鏡に接してきたが、改めて思う私の愛機は、写真の五藤光学研究所の8cmセミアポ(F=12.5)屈折搭載のMARK-Xだ。既にこの望遠鏡は発売後40年以上経った製品だが、私にとって未だこれを超えるものが現れていない。本当にこの望遠鏡が好きなのだ。心底名機だと思う。
光学系のクオリティ、赤道儀の操作性等の天体望遠鏡としての基本性能はもちろんの事、工業デザイン、プロポーションのすばらしさに加え、細かな部分に関しても涙が出るほど配慮されつくされており、この製品を通してメーカの物づくりに対する非常に強いこだわりを感じる逸品である。こんな望遠鏡を開発できる五藤光学が一般コンシューマ向け天体望遠鏡から手を引いたことがいまだ残念でならない。
現在コロナウィルス問題で、引き籠り生活を強いられ、一日の大半を室内で過ごしている。春の陽気を外で思う存分楽しみたいが今年は事情が許さない。引き籠りが始まって以来、昼間に活動できない分、夜ベランダに出て星を見る時間が増えている。そこでこの期間を利用して、購入以来ずっとそばに置いてきたこの望遠鏡のメンテナンスを行うことにした。鏡筒、赤道儀、レンズ系と掃除をしながら、購入後初めて剥がれた塗装部分も塗り直した。 久しぶりにMARK-Xと向き合う事で改めてこの天体望遠鏡のすばらしさを再確認している。更に三脚をアルミ脚に付け替えることを決心した。MARK-Xのオリジナルの雄姿(?)を記録しておくためにもこのブログを開設したみた。
光学系のクオリティ、赤道儀の操作性等の天体望遠鏡としての基本性能はもちろんの事、工業デザイン、プロポーションのすばらしさに加え、細かな部分に関しても涙が出るほど配慮されつくされており、この製品を通してメーカの物づくりに対する非常に強いこだわりを感じる逸品である。こんな望遠鏡を開発できる五藤光学が一般コンシューマ向け天体望遠鏡から手を引いたことがいまだ残念でならない。
現在コロナウィルス問題で、引き籠り生活を強いられ、一日の大半を室内で過ごしている。春の陽気を外で思う存分楽しみたいが今年は事情が許さない。引き籠りが始まって以来、昼間に活動できない分、夜ベランダに出て星を見る時間が増えている。そこでこの期間を利用して、購入以来ずっとそばに置いてきたこの望遠鏡のメンテナンスを行うことにした。鏡筒、赤道儀、レンズ系と掃除をしながら、購入後初めて剥がれた塗装部分も塗り直した。 久しぶりにMARK-Xと向き合う事で改めてこの天体望遠鏡のすばらしさを再確認している。更に三脚をアルミ脚に付け替えることを決心した。MARK-Xのオリジナルの雄姿(?)を記録しておくためにもこのブログを開設したみた。
✔アルミ三脚に付け替え
以前からずっと考えていた木製三脚をアルミ三脚へと付け替えを行ってみた。オリジナリティを損なう事を躊躇っていたが、木製の長い直脚三脚を広げたまま部屋からベランダへ出す作業は気を使った。その原因は三脚の先端のシッカリとした金属製の石突で、屋外で使用する分には地面に安定して固定できる優れものだが、ベランダや室内に置いて使用する際は床を傷つけるため、厚いゴムの下敷きが必要だった。更にMARK-Xの初代モデルの三脚から、振動防止のため一層頑丈な今回の三脚に代わったこともあり、実に重かった。
今回使用したアルミ三脚は、10数年(恐らく20年に近い)前に購入していたCarton製の経緯台用の三脚で、先端にはゴムが予め付属しているためゴム敷きの必要が無い。元々自作の15cm反射望遠鏡を載せて使用していたが、今は31cmのドブソニアンが主力機となり、活躍の場を失っていたため、これを使用することにした。
三脚取り付け幅がMARK-Xの架台の幅と近く、三脚の取り付け部の内側のプレートを取り外すとちょっと硬めだが比較的容易に取り付ける事が出来た。
また三脚先端部の写真の様に、きちんと設置するための踏み込み用の金属棒が本来は外側に向けて出ているのだが、室内では邪魔で敢えて内側に変更した。
この結果、伸縮可能で非常に軽いシステムに生まれ変わり、ベランダへの持ち出しが非常に楽になり満足している。
写真は4月4日の金星とスバルのランデブー時のもので、望遠鏡の先に金星が見える。右の拡大写真は、久しぶりに持ち出したK40mm(×25)を付けてコリメート法にて撮影。スバル全体が何とか収まっている。
✔作業が終わり余った機材
三脚はもともと格納箱には入っていなかったため、置き場所を思案中。Carton製の経緯台は作りもしっかりしており、まだまだ有効活用できそうで今後また何に使用していくか検討してみたいと思っている。