1月21日(金曜日)晴れ。
夜の天気予報を確認すると翌日朝まで晴れマークが並んでいた。
深夜の月もいなくなり、土曜日早朝の絶好のZDF彗星観望日和である。
バッテリーチャージの他、位置を確認して心待ちにしていたところ11時過ぎから急に風が吹き出してきた。
3時を過ぎ、空を確認すると透明度は中程度で、所々薄雲がある。
風は止まぬまま時折激しく吹いていたが、この機会を逃すとZDF彗星にお目にかからぬまま終わりそうで、決心してドブソニアンを北側のベランダに運び出す。
アラインメントを終え、予報の赤経、赤緯を入力して100倍のレンズを覗き込むときちんと彗星が視界に。
かなりはっきりした核をもち視直径的にはM56、M79程度。
眼視では緑色と言われれば、そう見えないこともないが背景かぶりもありはっきりと色は確認できるほどでもない。倍率を150倍程度に上げても殆ど代わり映えしなかった。
カメラを取り出し直焦点撮影に取り掛かったが、風が強く太い鏡筒が揺れることで半分以上の枚数で星が流れていた。写真画像では緑色が確認できた。
果たして5万年後に戻ってきてくれるのであろうか。