皆さん、こんにちは。冨岡剛です。
先週、生まれて初めてシンガポールという国に行ってきました。70年生きてきて、まだまだ知らない世界があるものですね。この旅行は、正直なところ孫の勧めで決めたのですが、行ってみると毎日が発見の連続でした。
驚きの国、シンガポール
飛行機から降りたとたん、チャンギ空港の素晴らしさに圧倒されました。空港の中に滝があるんですよ!日本の空港とは大違いです。若い頃の私なら「そんなの無駄だ」と思ったかもしれませんが、今の私は「人間の創造力はすごいな」と素直に感心できます。年を取るのも悪くないものです。
ホテルはマリーナベイ・サンズというところに泊まりました。屋上にプールがあるあの有名なホテルです。料金を見たときは驚きましたが、「人生一度きり」と思い切って予約。老後の楽しみのために貯金してきた甲斐がありました。屋上からの景色は格別で、シンガポールの街を一望できました。
食べ物の宝庫
シンガポールでいちばん楽しかったのは、何といっても食事です。ホーカーセンターという屋台村のような場所で、チキンライスやラクサ、チリクラブなど初めての味を次々と試しました。
特に印象に残ったのは「老伯記」というお店のバクテー(肉骨茶)です。このスープ、漢方の香りがしてとても体に良さそうでした。若い観光客たちはあまり寄りつかないお店でしたが、年を取った私には「これだ!」と思える一品でした。店主のおじいさんとは言葉は通じませんでしたが、同年代ということで妙に親近感が湧き、写真まで撮ってもらいました。
暑さとの戦い
ただ、困ったのは暑さです。一年中夏のような気候で、昼間の外出はかなりきつかったです。若いガイドさんは平気な顔をしていましたが、私は30分も歩くと休憩が必要でした。でも、驚くべきことに街中どこへ行っても冷房が効いています。地下道や建物同士をつなぐ通路も整備されていて、年寄りには助かりました。
孫に言われて持っていったスマホの歩数計によると、5日間で10万歩以上歩いたそうです。東京でもこんなに歩かないのに!足は疲れましたが、帰国してからの健康診断では血圧が下がっていて、お医者さんに褒められました。
植物園で見つけた平和
一番のお気に入りはボタニック・ガーデンという植物園でした。広大な敷地に熱帯の植物が集められています。特に蘭の温室は見事でした。日本の蘭とは違う種類の蘭がたくさん咲いていて、思わず写真をたくさん撮ってしまいました。
園内にはお年寄りが太極拳をしていたり、瞑想をしていたりする姿も。私も少し真似をしてみました。気持ちが落ち着いて、日本の忙しない生活を少し反省しました。
デジタル社会の驚き
シンガポールでもう一つ驚いたのは、デジタル化の進み具合です。タクシーを呼ぶのもスマホ、お店での支払いもスマホ。
最初は戸惑いましたが、使ってみると便利なものですね。日本に帰ってきてからも、近所のコンビニで電子マネーを使ってみました。レジのお姉さんに「お上手ですね」と言われて、ちょっと誇らしかったです。
帰国して思うこと
5日間のシンガポール滞在でしたが、とても充実していました。異国の地で一人で過ごすのは少し不安でしたが、シンガポールは治安も良く、英語が通じないときは日本語が話せるスタッフもいて助かりました。
歳をとっても新しいことに挑戦する大切さを教えてくれた旅でした。次はどこへ行こうかな。孫が「次はベトナムはどう?」と言っています。まだまだ元気なうちに、世界を見ておきたいと思います。
皆さんも、年齢を理由に諦めず、やりたいことに挑戦してください。それでは、次の旅行記をお楽しみに!
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冨岡剛