大川わたり

前にも書きましたが、
今までは東京と地元以外の公演には行ったことがなく今回は初めての遠征でした。
（地元が地方ってことはあったんだけど。）

大げさだけど、新幹線に乗って東京を出発するとき、
遠征してニシキを観にいける幸せに涙がでそうになりました。
この環境に感謝です。
実際行ってみれば家から劇場まで約３時間で着いたし、名古屋ぐらいなら余裕だわ…ふふふ

さて。劇場についてみると周りは予想以上にご年輩の方ばかり
赤組はどこに？？いないはずはない！と思って席に着きました。
今回の座席は近すぎて見づらいくらいのオケピ内ど真ん中！！
すると―。周りは赤組さんばかりのようでした一安心。さすがですっ。
ホントに舞台が近くて花道なんかはとても見づらかったのですが
銀次さんのあんなとこやこんなとこまでガッツリ堪能できました

最初に思ったのは”ニシキ痩せた？”ってこと。
和の衣装のせいなのか髷のせいなのかとても小柄に見えました。ツルンとしたお肌は健在
全体としては原作の期待を裏切るものではなくとてもわかりやすい構成になっていましたが、
銀次さんは原作で読んで私が思い描いたものよりもよりピュアな感じでした。
ニシキが大真面目に純朴な青年を演じるというのが最近はなかったのでとても新鮮で…
初々しくなんだか１０歳くらい若返ったみたいでした。
セリフや所作の細かいところまでとても丁寧に演じていたように思います。

一方で、まわりの役者さん達の存在感には圧倒されてしまいました。
これがヒガシの言うところの”外の仕事”なんだなぁって。
ニシキをずっと観ていたいのについつい他の役者さんの演技に目を奪われてしまうなんてことが多々あって。
役柄もあると思いますが、主演のニシキが（実際以上に）小さく見えてしまいました。ごめん…

”奇をてらったことが嫌い”ってよく言ってるニシキにとっては今回のような舞台はまさに望むところだろうし、
今後もどんどん”外”の舞台に出てほしいなぁと思います。
だって最近のＪ舞台はほとんどが奇をてらってるものでしょ
Ｊ内ではもう管理職かもしれないけど今回共演しているような大物俳優さん達から見れば
俳優としてはまだひよっこだろうし”外”のお仕事をどんどんやってどんどんレベルアップしてほしいです
歌って踊るニシキオリはもう完成してますからね…