天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
■天皇陛下が世界水フォーラムにお言葉(03/21)
◎世界水フォーラムに寄せられた天皇陛下のお言葉 産経、2022/3/21(月) 21:54
(全文)
https://www.sankei.com/article/20220321-UFVPEHDPPNJ4PPVIQV36SFCTDQ/
(動画)
https://www.sankei.com/article/20220321-BY5N6QV6ZZKQFCMOOCW65XR5ZY/
■両陛下と敬宮愛子さま、春分の日の宮中祭祀(春季皇霊祭)(03/21)
3月21日、皇居で行われた春分の日の宮中祭祀に天皇皇后両陛下や長女の愛子さまがのぞまれました。
愛子さまが皇后さまと宮中祭祀に出席されるのは初めて。
◎春分の日「宮中祭祀」両陛下や愛子さま出席 日テレ 2022/3/21(月) 11:47
https://news.ntv.co.jp/category/society/c0c7debe46e244358fbcb37d8dddef99
■愛子さまを「次代の天皇に」と望む人がますます増える予感(03/18)
愛子さまの記者会見を伝える記事が多数出ています。その中の1つ、斉藤勝久記者の記事をご紹介。
◎「生んでくれてありがとう」と両親に伝えたい:愛子さま初の成年記者会見 nippon.com、2022/3/18
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c06131/(全文)
<記事の中見出し>
◇東北の地震被災者にいち早くお見舞いの言葉
◇長所は「どこでも寝られる」こと
◇ご自分の結婚、そして眞子さんの結婚
◇「国民と苦楽を共にしながら務めを果たす」
◇天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いで
<記事末の文章>
約30分の会見を終え、愛子さまが天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いだ女性に成長されたことを感じた国民は、筆者一人ではなかったのではないか。皇位継承問題の決着がついていないので、愛子さまの将来はまだ見えないが、天皇、皇后両陛下の一番そばで過ごされている愛子さまに、「次代の天皇に」と望む人がますます増えることを予感させる記者会見だったと思う。(斉藤勝久)
<斎藤氏プロフィール>
ジャーナリスト。1951年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社の社会部で司法を担当したほか、86年から89年まで宮内庁担当として「昭和の最後の日」や平成への代替わりを取材。医療部にも在籍。2016年夏からフリーに。ニッポンドットコムで18年5月から「スパイ・ゾルゲ」の連載6回。同年9月から皇室の「2回のお代替わりを見つめて」を長期連載。主に近現代史の取材・執筆を続けている。
■敬宮愛子様の成年会見全文(03/17)
去年12月に二十歳を迎え、成年となられた敬宮愛子さまが17日、初めての記者会見に臨まれました。日テレが全文掲載。
◎愛子さま初の記者会見「皇室の一員として、国民と苦楽を共に」 両陛下とのエピソードも「見事、全員で海に落下し…」 日テレ 2022/3/17(木) 17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaa5287b786d81eb4119f0fdc53b10175fed45b
記者からの質問の要約は次の通り。
――ご成年を迎えられたお気持ち、今後の活動や抱負についてをお聞かせください。
――ご自身の性格や長所・短所について、また日々の生活で興味のあることや趣味、国内外の出来事で関心のあることについてお聞かせください。
――愛子さまにとって、天皇皇后両陛下はどのようなご両親ですか。思い出や日々の会話についてご紹介ください。
――大学で関心を持って学んでいる分野、新型コロナウイルスの影響、海外留学や大学院進学など夢や目標をお聞かせください。
――ご自身の結婚について、理想の時期やパートナー像をお聞かせください。また小室眞子さんの結婚の経緯をどのように受け止められましたか。
――愛子さまがお生まれになった時に皇后さまは「生まれてきてくれてありがとう」とおっしゃいましたが、いま愛子さまが両陛下にお伝えになりたい言葉があればお聞かせください。
――愛子さまは中学の卒業文集で世界の平和を願う文章を綴られました。いまウクライナの多くの方が犠牲を強いられ核の脅威にもさらされていますが、愛子さまはそういった現状をどうご覧になっておられますか。
――きょうの記者会見についてどのようなことを大切に準備に臨まれたんでしょうか。また天皇皇后両陛下からのアドバイスがあれば、それもお教えください。
――差し支えがなければ、どのようなことで緊張が和らぐのか、そのことをお聞かせくださいますか。
(以上)
■敬宮愛子様が初めての単独会見に臨まれました(03/17)
◎愛子さま「生んでくれてありがとう」 初会見で両陛下へ感謝の気持ち 日テレ2022/3/17(木) 17:50
https://news.ntv.co.jp/category/society/0fc046ed7d1a428f98e54b591a50d9cc
◎愛子さま初の単独記者会見 成年皇族として語った抱負 TBS、2022/3/17(木) 18:24
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6008279.html
◎愛子さま初の単独会見 ⇒ 長所を聞かれて「どこでも寝られるところ」 ハフポスト、2022/3/17(木) 17:21
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kaiken_jp_6232e605e4b0f1e82c44ecd4
■天皇ご一家、東日本大震災11年にあたり犠牲者に黙とう(3/11)
天皇皇后両陛下と長女の敬宮愛子さまは、東日本大震災の発生から11年となった11日、御所で黙祷されました。
◎両陛下がご黙祷 震災11年に当たり 産経新聞、2022/3/11(金) 16:45
https://www.sankei.com/article/20220311-OAGZAT6ZWNOQNKSR3SM2PAIJ6M/
■愛子さま、成年後の初会見、3月17日に単独で(3/11)
昨年12月に二十歳を迎えられた敬宮愛子さまの初めての会見が、3月17日午後、お住まいの御所で行われることになりました。
愛子さまは「心を込めて回答の準備を進められている」ということです。
◎愛子さま、初の会見へ 「心込めて回答準備」 FNN 2022/3/10(木) 19:28
https://www.fnn.jp/articles/-/329504
◎成年を迎え…お一人では初 愛子さま17日午後に会見へ 日テレ 2022/3/10(木) 19:03
https://news.ntv.co.jp/category/society/e7f56012bfbd4dd5877b378fde2292e2
◎愛子さまの成人会見 今月17日に実施 単独会見は初 TBS 2022/3/10(木) 17:05
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6006970.html
◎愛子さま17日会見へ“成年皇族”3カ月半の感想など テレ朝 2022/3/10(木) 17:35
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000247547.html
■天皇陛下が世界水フォーラムにお言葉(03/21)
◎世界水フォーラムに寄せられた天皇陛下のお言葉 産経、2022/3/21(月) 21:54
(全文)
https://www.sankei.com/article/20220321-UFVPEHDPPNJ4PPVIQV36SFCTDQ/
(動画)
https://www.sankei.com/article/20220321-BY5N6QV6ZZKQFCMOOCW65XR5ZY/
■両陛下と敬宮愛子さま、春分の日の宮中祭祀(春季皇霊祭)(03/21)
3月21日、皇居で行われた春分の日の宮中祭祀に天皇皇后両陛下や長女の愛子さまがのぞまれました。
愛子さまが皇后さまと宮中祭祀に出席されるのは初めて。
◎春分の日「宮中祭祀」両陛下や愛子さま出席 日テレ 2022/3/21(月) 11:47
https://news.ntv.co.jp/category/society/c0c7debe46e244358fbcb37d8dddef99
■愛子さまを「次代の天皇に」と望む人がますます増える予感(03/18)
愛子さまの記者会見を伝える記事が多数出ています。その中の1つ、斉藤勝久記者の記事をご紹介。
◎「生んでくれてありがとう」と両親に伝えたい:愛子さま初の成年記者会見 nippon.com、2022/3/18
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c06131/(全文)
<記事の中見出し>
◇東北の地震被災者にいち早くお見舞いの言葉
◇長所は「どこでも寝られる」こと
◇ご自分の結婚、そして眞子さんの結婚
◇「国民と苦楽を共にしながら務めを果たす」
◇天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いで
<記事末の文章>
約30分の会見を終え、愛子さまが天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いだ女性に成長されたことを感じた国民は、筆者一人ではなかったのではないか。皇位継承問題の決着がついていないので、愛子さまの将来はまだ見えないが、天皇、皇后両陛下の一番そばで過ごされている愛子さまに、「次代の天皇に」と望む人がますます増えることを予感させる記者会見だったと思う。(斉藤勝久)
<斎藤氏プロフィール>
ジャーナリスト。1951年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。読売新聞社の社会部で司法を担当したほか、86年から89年まで宮内庁担当として「昭和の最後の日」や平成への代替わりを取材。医療部にも在籍。2016年夏からフリーに。ニッポンドットコムで18年5月から「スパイ・ゾルゲ」の連載6回。同年9月から皇室の「2回のお代替わりを見つめて」を長期連載。主に近現代史の取材・執筆を続けている。
■敬宮愛子様の成年会見全文(03/17)
去年12月に二十歳を迎え、成年となられた敬宮愛子さまが17日、初めての記者会見に臨まれました。日テレが全文掲載。
◎愛子さま初の記者会見「皇室の一員として、国民と苦楽を共に」 両陛下とのエピソードも「見事、全員で海に落下し…」 日テレ 2022/3/17(木) 17:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaa5287b786d81eb4119f0fdc53b10175fed45b
記者からの質問の要約は次の通り。
――ご成年を迎えられたお気持ち、今後の活動や抱負についてをお聞かせください。
――ご自身の性格や長所・短所について、また日々の生活で興味のあることや趣味、国内外の出来事で関心のあることについてお聞かせください。
――愛子さまにとって、天皇皇后両陛下はどのようなご両親ですか。思い出や日々の会話についてご紹介ください。
――大学で関心を持って学んでいる分野、新型コロナウイルスの影響、海外留学や大学院進学など夢や目標をお聞かせください。
――ご自身の結婚について、理想の時期やパートナー像をお聞かせください。また小室眞子さんの結婚の経緯をどのように受け止められましたか。
――愛子さまがお生まれになった時に皇后さまは「生まれてきてくれてありがとう」とおっしゃいましたが、いま愛子さまが両陛下にお伝えになりたい言葉があればお聞かせください。
――愛子さまは中学の卒業文集で世界の平和を願う文章を綴られました。いまウクライナの多くの方が犠牲を強いられ核の脅威にもさらされていますが、愛子さまはそういった現状をどうご覧になっておられますか。
――きょうの記者会見についてどのようなことを大切に準備に臨まれたんでしょうか。また天皇皇后両陛下からのアドバイスがあれば、それもお教えください。
――差し支えがなければ、どのようなことで緊張が和らぐのか、そのことをお聞かせくださいますか。
(以上)
■敬宮愛子様が初めての単独会見に臨まれました(03/17)
◎愛子さま「生んでくれてありがとう」 初会見で両陛下へ感謝の気持ち 日テレ2022/3/17(木) 17:50
https://news.ntv.co.jp/category/society/0fc046ed7d1a428f98e54b591a50d9cc
◎愛子さま初の単独記者会見 成年皇族として語った抱負 TBS、2022/3/17(木) 18:24
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6008279.html
◎愛子さま初の単独会見 ⇒ 長所を聞かれて「どこでも寝られるところ」 ハフポスト、2022/3/17(木) 17:21
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kaiken_jp_6232e605e4b0f1e82c44ecd4
■天皇ご一家、東日本大震災11年にあたり犠牲者に黙とう(3/11)
天皇皇后両陛下と長女の敬宮愛子さまは、東日本大震災の発生から11年となった11日、御所で黙祷されました。
◎両陛下がご黙祷 震災11年に当たり 産経新聞、2022/3/11(金) 16:45
https://www.sankei.com/article/20220311-OAGZAT6ZWNOQNKSR3SM2PAIJ6M/
■愛子さま、成年後の初会見、3月17日に単独で(3/11)
昨年12月に二十歳を迎えられた敬宮愛子さまの初めての会見が、3月17日午後、お住まいの御所で行われることになりました。
愛子さまは「心を込めて回答の準備を進められている」ということです。
◎愛子さま、初の会見へ 「心込めて回答準備」 FNN 2022/3/10(木) 19:28
https://www.fnn.jp/articles/-/329504
◎成年を迎え…お一人では初 愛子さま17日午後に会見へ 日テレ 2022/3/10(木) 19:03
https://news.ntv.co.jp/category/society/e7f56012bfbd4dd5877b378fde2292e2
◎愛子さまの成人会見 今月17日に実施 単独会見は初 TBS 2022/3/10(木) 17:05
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6006970.html
◎愛子さま17日会見へ“成年皇族”3カ月半の感想など テレ朝 2022/3/10(木) 17:35
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000247547.html
◎愛子さま、初の会見へ 「心込めて回答準備」
国内
2022年3月10日 木曜 午後7:28 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/329504
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは、17日に初めての記者会見に臨まれる。
2021年12月に二十歳を迎えた愛子さまの初めての会見は、17日の午後、お住まいの御所で行われる。
側近幹部によると、「心を込めて回答の準備を進められている」という。
会見の日程については、側近幹部は、学習院大学2年生の愛子さまの学業を優先し、「成年になったことを実感しながら、回答を準備できる時期」を考慮し、春休みに決まったと説明した。
◎成年を迎え…お一人では初 愛子さま17日午後に会見へ
3/10(木) 19:03配信 日テレ
https://news.ntv.co.jp/category/society/e7f56012bfbd4dd5877b378fde2292e2
天皇皇后両陛下の長女、愛子さまの初めての記者会見は、今月17日午後に行われることになりました。
宮内庁は10日、去年12月に成年を迎えられた愛子さまの記者会見を今月17日午後に行うと発表しました。愛子さまは、皇居の御所でお一人で初めての会見にのぞまれます。
現在、学習院大学2年生の愛子さまは、入学以降オンラインでの授業が続いていて、主な成年の行事は、授業の無い日曜日に行われ、記者会見は、大学が春休みの3月半ばで調整が続けられていました。
側近によりますと、愛子さまは、「成年にいたるまでの様々なことを振り返りながら、心を込めて準備を進めておられる」ということです。
◎愛子さまの成人会見 今月17日に実施 単独会見は初
3/10(木) 17:05配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6006970.html
宮内庁は、去年成年を迎えた天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが今月17日に初めて単独で記者会見に臨まれることを明らかにしました。
宮内庁によりますと、会見は今月17日の午後に皇居の御所で行われるということです。
愛子さまは、去年12月1日に成年を迎えられ、12月5日には成年行事が行われました。
これまで皇族の成年の会見は誕生日前に開かれていましたが愛子さまは大学のオンライン授業や課題が忙しく、春休み中に行うことになりました。
◎愛子さま17日会見へ“成年皇族”3カ月半の感想など
3/10(木) 17:35配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000247547.html
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが17日に記者会見に臨まれます。
愛子さまは去年12月に二十歳を迎え、今年の元日には「新年祝賀の儀」に参列するなど成年皇族として公務に臨まれてきました。
17日の記者会見では、成年皇族として過ごした3カ月半の感想などについて語られる予定です。
側近は愛子さまが「心を込めて、ご回答の準備を進めておられる」と話しました。
誕生日前に行うのが慣例だった会見について宮内庁は、愛子さまがオンライン授業で忙しいことなどを理由に春休み中の3月中旬に実施するとしていました。
◎両陛下がご黙祷 震災11年に当たり
2022/3/11 16:45 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220311-OAGZAT6ZWNOQNKSR3SM2PAIJ6M/
宮内庁によると、天皇、皇后両陛下は東日本大震災の発生から11年となった11日、長女の敬宮(としのみや)愛子さまとともに、皇居・御所で黙?(もくとう)された。上皇ご夫妻も同日、お住まいの仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)で、発生時刻の午後2時46分に合わせて黙?されたという。
3/17(木) 17:50配信 日テレ
https://news.ntv.co.jp/category/society/0fc046ed7d1a428f98e54b591a50d9cc
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは17日、成年を迎えた初めての記者会見に臨み、両陛下への感謝の気持ちを述べられました。
愛子さまは17日午後2時過ぎ、お住まいの御所で初めての記者会見に臨み、冒頭、16日夜に福島県や宮城県で震度6強を観測した地震についてお見舞いを述べられました。
そして、成年を迎えた感想や自身の性格などをユーモアを交えて紹介したのち、両親である天皇皇后両陛下へは、感謝の気持ちを伝えられました。
愛子さま「両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても一番近くに寄り添ってくれる、かけがえのないありがたい存在でございます」
そして、かつて「生まれてきてくれてありがとう」と話した皇后さまの言葉を念頭に、「生んでくれてありがとうと伝えたい」と述べられました。
去年、結婚した小室眞子さんについては、「頼りになるお姉様のような存在」として、「いとことして末永いお幸せをお祈りしております」と語られました。
♪愛子さま初の単独記者会見 成年皇族として語った抱負
3/17(木) 18:24配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6008279.html
去年、成年を迎えた天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが、きょう、初めて単独で記者会見に臨まれました。
午後2時すぎ、御所で初めてお一人で会見に臨まれた愛子さま。
愛子さま
「昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして、心が痛んでおります。ご遺族の皆様と被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます」
冒頭で昨夜の地震の被災者にお見舞いの気持ちを示されました。
そして、去年12月に成年を迎えられ、成年皇族として公務や行事に参加した感想について。
愛子さま
「自分が成年皇族の一員であるという自覚が芽生え、個々の行事に責任感を持って臨まなければならないと感じた瞬間でございました。一つ一つの務めを大切にしながら、少しでも両陛下や他の皇族方のお力になれますよう、私のできる限り精一杯務めさせていただきたいと考えております」
続けて、ご自身の長所と短所について尋ねられると。
愛子さま
「長所は自分ではなかなか気づきにくいものでございますけれども、事前にこのご質問いただいたので、じっくりと考えてみまして、しいて申し上げるなら、どこでも寝られるところでしょうか。短所といたしましては、今のエピソードからおわかりかもしれませんが、自由にのびのびと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております」
天皇皇后両陛下と上皇上皇后ご夫妻については。
「私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下をはじめ皇室の皆様が国民に寄り添われる姿や真摯にご公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、皇室は国民の幸福を常に願い、国民の国民と苦楽を共にしながら務めを果たすということが基本であり、最も大切にすべき精神であると私は認識しております」
また、ご自身の結婚については「結婚は私にとってまだ先のことように感じられ、今まで意識したことはございません」「理想の結婚相手については、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」と述べられました。
♪愛子さま初の単独会見 ⇒ 長所を聞かれて「どこでも寝られるところ」
3/17(木) 17:21配信 ハフポスト
https://www.huffingtonpost.jp/entry/kaiken_jp_6232e605e4b0f1e82c44ecd4
天皇・皇后両陛下の長女・愛子さまが3月17日、単独では初の記者会見を行った。2021年12月で20歳の誕生日を迎えて、成年皇族となったことに伴うものだ。
会見では、記者から事前に受け取っていた「自身の長所」に関する質問について、「どこでも寝られること」と答える微笑ましい場面もあった。
この回答に、SNS上では「こっちまでニッコリとしてしまう」「めちゃくちゃ親近感」「可愛らし過ぎる」と話題になっている。
■那須御用邸の「縁側にあるソファで寝てしまい…」
愛子さまの記者会見での該当部分は、以下の通り。
「長所は、自分ではなかなか気づきにくいものでございますけれども、事前にこのご質問をいただいたので、じっくりと考えてみまして。強いて申し上げるなら『どこでも寝られるところ』でしょうか。以前、栃木県にある那須の御用邸に行き、その着いた晩に縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えた、なんてこともございました」
※随時ニュースを追加させていただきます。
3/17(木) 17:13配信 日テレ
https://news.yahoo.co.jp/articles/bcaa5287b786d81eb4119f0fdc53b10175fed45b
去年12月に二十歳を迎え、成年となられた天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが17日、初めての記者会見に臨まれました。全文は以下の通りです。
(表現・表記は日本テレビが聞き取り、まとめたものに基づいています)
◇
――ご成年を迎えられたお気持ちをお聞かせください。成年皇族として公務や行事に取り組まれた感想と、今後の活動や抱負についてもお聞かせください。
まずお答えに先立ちまして、昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして、心が痛んでおります。ご遺族の皆さまと被災された方々に、心よりお見舞いを申し上げます。
では質問にお答えいたします。
昨年12月1日に成年を迎えまして、まず二十歳という節目を無事に迎えることができましたことをうれしく思っております。そして今までのあっという間のようで長くも感じられる充実した月日を振り返りますと、これまでのあらゆる経験は多くの方の支えや協力があってこそ成し得たものであると、身をもって感じております。
これまでさまざまな形で支えていただき、成年を温かく祝福してくださったみなさまに、心より感謝をお伝えしたいと思います。
誕生日当日は、成年を迎えたという実感がまだあまりわいておりませんでしたが、12月5日の成年行事の折に、天皇陛下より勲章を親授していただきまして、初めて身につけた時に、勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました。
そして新年には成年皇族として初めて新年祝賀の儀に出席しまして、また年末から年始にかけてはいくつかの宮中祭祀にも参列いたしまして、初めてのことばかりで緊張もございましたし、これまで両親から話を聞くだけであった行事に自分が参加しているということには、少し不思議な心持ちがいたしましたけれども、自分が成年皇族の一員であるという自覚が芽生え、個々の行事に責任感をもって臨まなければならないと感じた瞬間でございました。
今後につきましては、まだ大学生でございますので当面は学業を優先させていただきながらにはなりますが、ひとつひとつのお務めを大切にしながら、少しでも両陛下やほかの皇族方の力になれますよう私のできる限り精一杯つとめさせていただきたいと考えております。
――ご自身の性格や長所・短所について、具体的なエピソードを交えてご紹介ください。日々の生活で興味のあることや趣味、国内外の出来事で関心のあることについてお聞かせください。
私の性格は友人や周りの方からは穏やかであったり無邪気と言われることが比較的多いような気がいたします。
長所は、自分ではなかなか気づきにくいものでございますけど、事前にこのご質問をいただいたのでじっくりと考えてみまして、強いて申し上げるならどこでも寝られるところでしょうか。以前、栃木県にある那須の御用邸に着いた晩に、縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えた、なんてこともございました。
短所といたしましては、今のエピソードからお分かりかもしれませんが、自由にのびのびと育ったようで少しマイペースなところがあるところだと自覚しております。また、小さい頃から人見知りなところがございますので、これからがんばって克服することができればと思います。
普段は飼っている生き物のお世話をしたり、時間がある時には音楽を聴いたり、運動をしたりして過ごしております。昔から体を動かすことが好きですので、父と一緒に敷地内のジョギングしたり、以前は家族3人でテニスをしたり、現在は新型コロナウイルス感染症の感染対策を徹底しつつ、職員とマスクを着用したまま、バドミントンやバレーボールをしたりすることもございます。
日々の生活では、緑豊かなところに住んでおりますので、自然には興味がございます。移居のあと敷地内を探索する時間がまだ十分にはとれておりませんけれども、皇居にはどのような生き物が生息し、どのような生態系が広がっているのかということは、とても気になります。
また、国内外の関心事につきましては、近年、自然災害が増え、またその規模も徐々に大きくなってきていることを心配しています。
そのような中で、ボランティアとして被災地で活躍されている方々の様子をテレビなどの報道で目にしまして、自分の住んでいる街であるとかないとかに関係なく、人の役に立とうと懸命に活動されている姿に非常に感銘を受けました。
私の親しい友人にも、東日本大震災で被災した福島県の復興支援でボランティアとして携わっている友人がおりまして、私自身、災害ボランティアなどのボランティアにも関心を持っております。
そしてもう1つ、盲導犬や聴導犬といった働く動物たちにも、学校主催のイベントや動物についてのフォーラムの折などに触れる機会がございまして、動物好きの私といたしましては心惹かれるものがございます。
(続きます)
両親は、私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれるような、私がどのような状況にありましても一番近くに寄り添ってくれるかけがえのないありがたい存在でございます。これまで、たくさんの愛情を注ぎ育ててくださったことに深く感謝しております。
また両親と話をしておりますと、豊富な知識や経験に驚かされることが多々ございまして、また両親の物事に対する考え方や人との接し方などからは学ぶことが多くございます。
両親との思い出といいますと、やはり私の学校の長期休みに出かけた旅行のことが真っ先に思い浮かびます。どの旅行も非常に思い出深いものでございますけれども、静岡県の下田市にある須崎御用邸に行き、海で泳いでいる時にきれいなお魚の群れを発見して、皆で鑑賞しましたり、また須崎の海はほとんど波のない穏やかな海でございますけれども、サーフボードを海に浮かべてそこに3人で座る挑戦をして、見事、全員で落下した思い出など、お話しし始めると日が暮れてしまうかもしれません。
日頃から家族では、その日にあった出来事などいろいろな話をいたします。最近では北京オリンピックやパラリンピックを観戦してその試合の様子について話したり、感動を共有したりいたしました。アスリートの皆さんの、ひたむきに競技に打ち込まれる姿や、夢の舞台を最大限に楽しもうとされる姿には、たくさんの感動や希望、そして勇気をいただきました。
また両親と一緒に飼っている犬や猫とふれあう時間も、私の心安らぐ時間になっていると感じております。これからもペットを含め家族で過ごす時間を大事にしてまいりたいと思っております。
続きまして、皇室の一員としてのあり方をどのように学んでいるかということでございますけれども、私は幼い頃から天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下をはじめ、皇室の皆様が国民に寄り添われる姿や真摯にご公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。
そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている「皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら、務めを果たす」ということが基本であり、最も大切であると私は認識しております。
国民と苦楽を共にするということの1つには、皇室の皆様のご活動を拝見しておりますと、被災地に心を寄せ続けるということであるように思われます。
先週で東日本大震災から11年の時が経過いたしました。街には徐々に活気が戻ってきているようにもうかがわれますけれども、いまだに2500人以上もの方の行方がわかっておらず、また4万人近い方がいまもなお避難生活を続けていらっしゃいます。
被災された方々の心の傷が癒えるのは容易なことではないと思いますし、時間を要するものであると想像されます。そういった苦難の道を歩まれている方々に、思いを寄せ続けるということも大切にしていくことができればと思っております。
また、皇室の皆さまは歴史であったり生物であったり児童文学であったり、様々な福祉活動に携わっていらっしゃったりと、ご自身の関心のある分野を深めていらっしゃいます。お一方お一方がそれぞれに専門とされるような分野をお持ちでいらっしゃって、その深い知識を公的なお仕事にも役立てられているご様子を拝見いたしますと、このような立場で研鑽を積むということの意味をお示しくださっているように思います。
そのほかにも行事の際など皇室の皆さまにお目にかかった折には、皆さまのご所作や立ち居振る舞いをおそばで拝見し、そのなさりようをお手本とさせていただきながら、すこしでも皆さまに近づくことができますよう努力したいと思っております。
――大学生活について伺います。どのような分野に関心を持って学ばれていて、新型コロナウイルスの影響をどう受け止めていらっしゃいますか。海外留学や大学院進学など今後の進路について、夢や目標をお聞かせください。
私は現在、学習院大学の文学部日本語日本文学科に在籍しております。本学科では2年次に、日本語日本文学系と日本語教育系の2つのコースに分かれ、私は前者の日本語日本文学系を選択いたしました。
日本語日本文学の日本語学の方は、日本語のルーツや文法など、日本語に関する基礎的な事柄を幅広く学習しております。
一方の日本文学につきましては、平安時代から昭和初期にかけての多様な文学を通して、様々な考察を深める授業であったり、紀行文を民俗学的な視点で読む授業などを履修しております。
関心のある分野は、いまだ模索中と言ったところではございますが、以前から興味をもっておりました源氏物語などの平安時代の文学作品、物語作品を始め、古典文学には引き続き関心を持っております。
この約2年間、新型コロナウイルス感染症のまん延により多くの学校関係者、先生方や学生さんが様々な面で不便を感じつつ試行錯誤をしながら学校生活と向きあってこられているのではないかと思います。
私も現在、大学の2年目を終了したところでございますが、感染防止の観点から普段は大学には通学せず全科目をオンラインで受講しております。
学習院大学では対面授業を再開している教科も一部ございますが、そのような授業については、対面とオンライン両方の受講を可能とするハイブリッド形式により、授業の同時配信をしていただいており、そういった先生方のご配慮のおかげで、学業が続けられていることをありがたく思っております。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が一日も早く収束し、このような厳しい状況が落ち着いた先に、少しでも不安の少ない環境で、皆が有意義な学校生活を送れることのできる未来が待っていることを願っております。
最後に私の今後の進路につきましては、現時点ではまだ考えがまとまっておらず、これからの大学生活を通して、知識を広げながら、自分の興味を深めていく中で、決めてゆくことが出来ればと思います。
(続きます)
結婚は、私にとってはまだ先のことように感じられ、今まで意識したことはございません。理想のお相手については、特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております。
眞子さんの結婚の経緯につきましては、朝見の儀や納采の儀などの儀式を行わない運びとなったのは、天皇陛下や秋篠宮皇嗣殿下のご判断によるものと伺っておりますので私から発言することは控えさせていただきたいと思います。
眞子さんは私の10歳年上でございますので、物心ついたときには、すでに頼りになるお姉様のような存在で、周りを見渡し、自ら率先して手伝いされる姿が、特に印象に残っております。
また私が生まれた当初から、同じ敷地内に住んでいらっしゃいましたので、赤坂のお庭で一緒に遊んでいただいたことや、折に触れて楽しくお話をさせていただいたり、ゲームで盛り上がったりしたことは、私の、と、私の眞子さんとの大切な思い出でございます。
幼い頃から、いつも変わらず、明るく、優しく接していただいたことをありがたく思うと共に、いとことして末永いお幸せをお祈りしております。
――さきほど両陛下とのご関係の中で、愛情深く育てていただいたという感謝の気持ちですとか楽しいエピソードをご紹介いただきましたが、愛子さまがこれまで歩んでこられて困難に直面された時に、両陛下からどのようなお支えや言葉があったのか。また愛子さまがお生まれになった時に、皇后さまは「生まれてきてくれてありがとう」とおっしゃったことをご存知だと思いますが、いま二十歳をお迎えになって愛子さまが逆に両陛下にお伝えになりたい言葉があればお聞かせください。
具体的にどのような言葉ということはここでは差し控えさせて頂きたいと思いますが、両親は私がどのような状況にありましても、いつも私の気持ちに寄り添ってくれて、また、何か問題に直面した時はその問題に真剣に向き合ってくれまして、私の意見や考え、気持ちを尊重しつつ的確なアドバイスをくれたように思います。
そして両親からもらった大きな愛情や励ましが、そのような時に私の支えとなっておりました。
また、両親にどのような言葉を伝えたいか、というご質問でございますが、母の「生まれてきてくれてありがとう」という言葉にかけて、私も「生んでくれてありがとう」と伝えたいと思います。
またこれまで両親には様々な機会を与えていただいたり、私の成長を愛情をもって温かく見守ってきていただいていて、そして、両親の生活面で支えてくれるところなどにも深く感謝しておりますので、そのことについてお礼を伝えたいと思います。
そして、これからもどうかお体を大切に、これからも長く一緒に時間を過ごせますようにという言葉も添えたいと思います。
以上でございます。
――愛子さまは中学の卒業文集で世界の平和を願う文章を綴られて私も感銘を受けた1人なのですが、いまウクライナ情勢が緊迫度を増していましてウクライナ人の多くの方が犠牲を強いられて核の脅威にもさらされていることが現状なのですが、愛子さまはどのように日々のそういった現状をご覧になっておられますか。
ウクライナ国内で多くの尊い命が失われていることに非常に心を痛めております。現在の国際情勢はやはり厳しいものがございますが、天皇陛下がお誕生日の記者会見の折におっしゃった言葉をそのまま引用、同じ言葉をお伝えしたいと思うので、メモを見させていただきます。
「国と国との間では様々な緊張が今も存在しますが、人と人との交流が国や地域の境界を超えてお互いを認め合う平和な世界につながって欲しいと願っている」というお考えを示されましたが、私もこの考えと同じ思いでおります。
広島の文集の話もしていただきましたが、私も中学3年生の時に広島を訪れ、原爆ドームとそれに併設する広島平和記念資料館を訪れましたが、その時に見た眼を覆いたくなるほどのとても凄惨な光景を今でもはっきりと覚えております。
その時に平和の尊さを改めて強く感じまして、私は今でも平和への強い願いをもっております。
――このたびは新型コロナウイルスがあり、ウクライナ情勢があり、また夕べが地震がございました。そのような中で、きょうの記者会見について、どのようなことを大切に準備に臨まれたんでしょうか。また天皇皇后両陛下からのアドバイスがあれば、それもお教えください。
1つ1つ事前にいただいたご質問に対してなるべく具体的に自分の言葉で、自分の思いを皆さんに知っていただけるように伝えたいと思って準備をしてまいりました。
その準備にあたっては両親から「言い方はもうちょっとこっちの方が良いんじゃない?」というアドバイスをいただいたりしました。
また天皇陛下や皇后陛下、両親が記者会見に臨んだ時の体験を踏まえて「こういうふうにすると緊張が少しやわらぐよ」とアドバイスをもらったりして今、少し実践できているような気が致します。
以上でございます。
――差し支えがなければ、どのようなことで緊張が和らぐのか、そのことをお聞かせくださいますか。
父から聞きましたのは、こちらに聞いてくださっている皆さんお一人お一人の顔を見ながら、目を合わせつつ、自分の伝えようという気持ちをもって話していくのががコツだという風に、他にもございますが、そのようなことを教えていただきました。
以上でございます。
(終わり)
2022.03.18 nippon.com
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c06131/
「母の『生まれてきてくれてありがとう』という言葉に掛けて、私も『生んでくれてありがとう』と両親に伝えたい」――。20歳を迎えて成年皇族となった天皇家の長女、愛子さまは3月17日、初めての記者会見で、「一つ一つのお務めに精一杯務めさせていただきたい」と抱負を述べるとともに、愛情を持って育ててくれた天皇、皇后両陛下に、感謝の気持ちを語られた。
◇東北の地震被災者にいち早くお見舞いの言葉
昨年12月に成人となった愛子さまの記者会見について、宮内庁が先週に日程を発表すると、それだけでニュースになるほど、多くの国民が今回の記者会見を楽しみにしていた。愛子さまの肉声を聞いた人はまだ少なく、お一人でどんなことを語られるのか、注目された。
会見の前夜遅く、東北で震度6強を観測する大きな地震があった。筆者は強い揺れを感じながら、愛子さまが明日の会見の中で、大地震のことをどのように話されるのかが気になっていた。
会見に臨まれた愛子さまは、記者側から最初に「成年皇族としての抱負」などの質問を受けると、「まずお答えに先立ちまして」と言って、こう述べられた。
「昨夜の地震により亡くなられた方がいらっしゃると伺いまして心が痛んでおります。ご遺族の皆様と被災された方々に心よりお見舞い申し上げます」。そして、頭をしばし下げられた。
愛子さまは初めての記者会見の冒頭に、まだ発生から間もない大きな災害について、被災者にお見舞いの言葉をいち早く伝え、国民に寄り添う皇室の姿をはっきりと見せられたのである。
「では、質問にお答えいたします」。愛子さまはこう述べて会見を続けられた。
「(昨年12月の)成年行事の折に、天皇陛下からいただきました勲章を初めて身に着けた時に、勲章の重みをひしひしと感じて、身の引き締まる思いがいたしました」
「成年皇族として初めて新年祝賀の儀に出席し、また年末年始に宮中祭祀(さいし)にも参列いたしました。自分が成年皇族の一員である自覚が芽生え、個々の行事に責任感を持って臨まなければならないと感じた瞬間でございました」
◇長所は「どこでも寝られる」こと
愛子さまは、「事前にいただいた一つ一つのご質問に対して、なるべく具体的に自分の言葉で、自分の思いを皆さんに知っていただけるようにと思って準備してまいりました」と話した通り、お人柄を知る上で、多くのことを語られた。
記者からご自分の長所・短所を問われると、長所は「どこでも寝られる」ことを挙げ、愛子さまはこんなエピソードを披露する。
「以前、栃木県にある那須の御用邸に着いた晩に、縁側にあるソファで寝てしまい、そのまま翌朝を迎えた、なんてこともございました」
短所は「自由で伸び伸びと育ったようで、少しマイペースな部分があるところだと自覚しております。また、小さい頃から人見知りのところがございますので、これから頑張って克服することができればと思います」
時折、ユーモアを交えて話す愛子さまの顔立ちは、母雅子皇后にも、祖母の上皇后さまにも似てきたと筆者は感じた。
「ボランティアとして被災地で活躍されている方々の様子を報道で目にしまして、自分の住んでいる街であるとかないとかに関係なく、人の役に立とうと懸命に活動されている姿に非常に感銘を受けました。私自身、災害ボランティアなどにも関心を持っております」
◇ご自分の結婚、そして眞子さんの結婚
ご自分の結婚、そして秋篠宮家の長女小室眞子さんの結婚についても、愛子さまは率直に答えられた。
「結婚は私にとってはまだ先のことのように感じられ、今まで意識したことはございません。理想のお相手については、特別これといったものはございませんが、一緒にいてお互いが笑顔になれるような関係が理想的ではないかと考えております」
「眞子さんは10歳年上でございますので、物心ついた時にはすでに頼りになるお姉さまのような存在で、周りを見渡し、自ら率先してお手伝いされる姿が特に印象に残っております。幼いころから、明るく優しく接していただいたことをありがたく思うとともに、いとことして末永いお幸せをお祈りしております」
◇「国民と苦楽を共にしながら務めを果たす」
また、皇室の一員としてのあり方に関する質問に、愛子さまはこう答えられた。
「私は幼いころから天皇、皇后両陛下や上皇、上皇后両陛下をはじめ皇室の皆さまが国民に寄り添われる姿や、真摯(しんし)にご公務に取り組まれる姿を拝見しながら育ちました。そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、『皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす』ことが基本であり、最も大切にすべき精神であると私は認識しております。国民と苦楽を共にするということの一つは、被災地に心を寄せ続けることであるように思われます。
被災された方々の心の傷が癒えるのは容易なことではないと思いますし、また時間を要するものであると想像されます。そういった苦難の道を歩まれている方々に思いを寄せ続けるということも、大切にしていくことができればと思っております」
まだ20歳とは思えない、若き皇族の自覚が感じられた。ご両親の天皇、皇后両陛下への感謝の気持ちも、愛子さまは熱く語られた。
「両親は私の喜びを自分のことのように喜び、私が困っている時は自分のことのように悩み、親身に相談に乗ってくれました。私がどのような状況にありましても、一番近くで寄り添ってくれるかけがえのないありがたい存在でございます。両親からもらった大きな愛情や励ましが、私の支えになっておりました。これまでたくさんの愛情を注ぎ、育ててくださったことに深く感謝しております」
愛子さまは小学校時代に不登校となることもあったが、雅子さまが通学に付き添うなどして、懸命に我が子を支えられた。愛子さまはこの時のことも踏まえて語られたのだろう。
「(愛子さまの誕生に際して雅子さまが語られた)『生まれてきてくれてありがとう』という母の言葉に掛けて、私も『生んでくれてありがとう』と(両親に)伝えたいと思います。これからもどうかお体を大切に、長く一緒に時間を過ごせますように、という言葉も添えたいと思います」
母雅子さまはお世継ぎ問題に苦しんで体調を壊し、愛子さまの出産までに、いばらの道を歩んできた。出産後の記者会見で雅子さまは「子どもを見て、本当に生まれてきてありがとう、という気持ちでいっぱいになりました」と涙ぐまれた。横にいた陛下(当時は皇太子)がそっと雅子さまに手を添え、励まされた。両陛下にとって、一人娘からの「生んでくれてありがとう」は、最良の言葉となるに違いない。
◇天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いで
記者からの質問は、緊迫するウクライナ情勢にも及んだが、愛子さまは堂々と答えられた。
「ウクライナ国内で多くの尊い命が失われていることに、非常に心を痛めております。現在の国際情勢は厳しいものがございますが、天皇陛下がお誕生日の記者会見の折におっしゃった言葉、『国と国との間ではさまざまな緊張関係が今も存在しますが、人と人との交流が国や地域の境界を超えて、お互いを認め合う平和な世界につながってほしいと願っている』と、私も同じ思いでおります」
約30分の会見を終え、愛子さまが天皇陛下の優しい人柄と、皇后さまの聡明さを継いだ女性に成長されたことを感じた国民は、筆者一人ではなかったのではないか。皇位継承問題の決着がついていないので、愛子さまの将来はまだ見えないが、天皇、皇后両陛下の一番そばで過ごされている愛子さまに、「次代の天皇に」と望む人がますます増えることを予感させる記者会見だったと思う。
(斉藤勝久)
3/21(月) 11:47配信 日テレ
https://news.ntv.co.jp/category/society/c0c7debe46e244358fbcb37d8dddef99
21日、皇居で行われた春分の日の宮中祭祀に天皇皇后両陛下や長女の愛子さまがのぞまれました。
皇居では、毎年春分の日に歴代の天皇などをまつる「皇霊殿」で「春季皇霊祭の儀」が、国の神々をまつる「神殿」で、「春季神殿祭の儀」が天皇による祭祀として行われ、皇族方が出席されています。
皇居内の映像は公開されていませんが、21日の祭祀には、天皇皇后両陛下や長女の愛子さまが出席されました。愛子さまが皇后さまと宮中祭祀に出席されるのは初めてです。
今月17日に行われた愛子さまの記者会見では、皇后さまはごく近くの部屋で見守り、無事に会見を終えたことに安堵されていたということです。
2022/3/21 21:54 産経
https://www.sankei.com/article/20220321-UFVPEHDPPNJ4PPVIQV36SFCTDQ/(全文)
https://www.sankei.com/article/20220321-BY5N6QV6ZZKQFCMOOCW65XR5ZY/(動画)
天皇陛下は21日、セネガルで開催された「第9回世界水フォーラム」の開会式にビデオメッセージを寄せ、英語でお言葉を述べられた。お言葉の和訳全文は次の通り。
◇
マッキー・サル セネガル共和国大統領閣下
ロイ・フォーション 世界水会議会長
御出席の皆様
「平和と発展のための水の安全保障」をテーマとし、水と緑の豊かな文化と歴史を育むセネガル共和国ダカール市で開催される第9回世界水フォーラムにビデオで参加できることをうれしく思います。お招きいただいたマッキー・サル大統領閣下に感謝するとともに、新型コロナウイルス感染症の影響による様々な困難に直面する中でこの会合を実現されたセネガル共和国政府、世界水会議、そして全ての関係者の皆さんに深い敬意を表します。
今回の世界水フォーラムは、第1回がモロッコで開催されて以来、4半世紀ぶりにアフリカで開催されますが、経済社会が急速に発展しているアフリカにおいても水は大変重要な役割を果たしています。アフリカは年3%超の速さで経済成長を果たし、都市人口の増加率は約3.6%と世界平均の約2倍となっています。このような中、アフリカの電力需要の20%近くを賄う水力発電は2040年までに現在の3倍近くに増加することが予測されるなど、食糧、飲料水、衛生、電力といった主要な水分野で旺盛な需要が見込まれます。経済社会の急速な発展と水需要の増加が著しいアフリカはまさに水分野で注目すべき地域といえましょう。私も、2010年にガーナ国を訪れた際にアコソンボダムを見た時、その規模の大きさに驚くとともに、ダムで発電された電力が近隣諸国にも輸出されていることを聞き、アフリカにおける水力発電の重要性を認識しました。
一方、本フォーラムのテーマである「平和と発展のための水の安全保障」を考える上では、その国・地域の経済社会の発展だけでなく、気候変動のような地球規模での課題にも目を向ける必要があります。私は、2007年から国連水と衛生に関する諮問委員会(UNSGAB)の名誉総裁を8年間務めました。このUNSGABがその基調提言書である「橋本行動計画」の中で提言し、実現したのが2008年のアフリカ連合(AU)水サミットです。この時採択されたAU水サミット宣言は、気候変動による水資源への脅威に対処するため、各国の気候変動適応策を強化することを謳(うた)っています。AU水サミット開催地であったエジプトのシャルム・エル・シェイクで、本年開催される国連気候変動枠組条約第27回締約国会合(COP27)においても、AU水サミット宣言の精神が受け継がれ、水と気候変動に関する議論が更に深まり、具体的な行動につながっていくことを期待しています。
さて、現在、世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症により、私たちは水と衛生が健康の礎であることを実感しました。また、災害の被災地や紛争地における水の確保 も大きな問題であると思います。持続可能な開発目標(SDGs)の一つである基本的な水と衛生への完全なアクセス達成に向けた取組の加速が必要となっています。そして、先ほど述べた気候変動など地球規模の課題や感染症といった、繰り返して生じる脅威に対処しながら、水と衛生、水と食糧・エネルギー分野の連携強化、水災害、水環境、統合水資源管理などの様々な水に関する課題を解決するために、水分野を超えた各分野とも連携して、包括的、継続的、柔軟に取り組むなど、私たちがいかに貢献していけるかが問われています。
その意味で、来年開催される国連2023水会議は、1977年のマルデルプラタ会議以来の、水問題を中心に議論する、水の将来にとって重要な国連会議となるでしょう。その主要な準備会合として、ここダカールでの様々な議論が、アフリカ、そして地球規模の水をめぐる課題の解決に向けた取組に新たな風を吹き込み、更に来月日本の熊本で開催される第4回アジア・太平洋水サミットへ継承され発展することによって、国連2023水会議での実りある議論と行動につながっていくことを期待しています。
海洋、大気、大地を巡る水は、等しくその過程で全ての生き物を育みます。地球上の全ての人々が、互いを思いやりながらこの恵みを分かち合い、共に繁栄と幸福の道を歩んでいくことを強く願います。私たちは、水問題の解決に向けた長い道のりのいまだ半ばにいますが、一人一人が人と水との関わりの歴史や経験から学び、様々な地域における良い事例など、そこから得られる見識を共有し、それぞれの水文化を育んでいくことが、地域の水問題を解きほぐし、平和と発展につながっていくものと信じています。今回の会合とその先にある多くの対話と行動の機会を通じて、水問題をめぐる国や地域の境界を越えた相互理解が進み、社会がつながり、人々がお互いを認め合う、平和な世界につながっていってほしいと願っております。その確かな歩みを願いながら、私も今後とも水問題に関心を寄せていきたいと思います。
ありがとうございました。
2022.03.28 18:40
https://www.tku.co.jp/news/?news_id=20220328-00000011 テレビ熊本
4月、熊本市で開催予定の『アジア・太平洋水サミット』。
開催初日には、天皇陛下がオンラインでご臨席になることが28日発表されました。
49の国や地域を対象に、水に関する様々な問題について議論されます。
『アジア・太平洋水サミット』はアジア太平洋地域の首脳や国際機関の代表などが参加し、水に関する様々な問題について議論する国際会議です。
当初、2020年10月に熊本市で開催予定でしたが、新型コロナの影響で4月23日と24日の2日間に延期されていました。
28日の会見で大西市長は、開催初日の23日に天皇陛下がオンラインでご臨席になることを発表。
皇后陛下のご体調に支障がなければ、天皇皇后両陛下でご臨席になるということです。
大西市長は『天皇陛下にご臨席いただけることは大変喜ばしい。地震からの復興を世界にアピールする非常に大きな意味を持っている』と期待感を示しました。