天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
宮内庁次長が敬宮さまご成年に祝意コメント(12/06)
宮内庁の池田憲治次長は12月6日の定例会見で、愛子さまが12月1日に20歳を迎え成年皇族となられたことについて、「成年を迎えられたことを、職員としても大変うれしく思っている」。今後の公務については「両陛下が国民に寄り添い、国民と苦楽を共にされる姿に1番側で接してこられたので、お務めにおいて、生かされるのではないか」と述べました。
◎愛子さまに宮内庁次長が祝意「成年迎えられうれしい」 FNN 2021/12/06
https://www.youtube.com/watch?v=ob0sdg8kh80
■敬宮愛子さま、ティアラ着用のドレス姿ご披露(12/05)
今月1日に20歳になった敬宮愛子さまは5日、皇居で成年の行事にのぞまれました。
午前中に宮中三殿に参拝したあと、宮殿で天皇陛下から「宝冠大綬章」を授けられました。
昼すぎに天皇皇后両陛下への成年の挨拶を終えられると、宮殿の「西車寄」で待つ報道陣の前に姿を見せられました。
▲宮殿の「西車寄」で待つ報道陣の前に姿を見せられた敬宮愛子さま。
▲ティアラや勲章を着用したローブデコルテの正装姿の敬宮愛子さま。「おめでとうございます」と報道陣から声を掛けられ、「ありがとうございます」と笑顔で会釈された。
▲敬宮さまは上皇ご夫妻への挨拶のため東京港区にあるお住まい(仙洞仮御所)へ車で向かわれ、門の前では車の窓を開けて集まった人たちに手を振られました。(5日午後)
愛子さまは、このあと皇居・宮殿に戻られ、皇族方や三権の長から祝賀を受けられました。
◎愛子さま、ティアラ着用のドレス姿ご披露 両陛下への成年のごあいさつ終え 産経新聞 2021/12/05(日) 11:47
https://www.sankei.com/article/20211205-QPTMUB7TCBJOHH5RECAANECYPY/
◎愛子さま、背筋を伸ばして「宝冠大綬章」受ける…天皇陛下は優しいまなざし 読売新聞 2021/12/5(日) 11:34
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20211205-OYT1T50053/
◎愛子さま 笑顔でティアラ姿を初披露 12/5(日) 13:24配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000237342.html
◎愛子さま成年行事 勲章とティアラの装い 日テレ 2021/12/5(日) 12:59
https://www.news24.jp/articles/2021/12/05/07986929.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
◎【動画】笑顔で「ありがとうございます」 愛子さま ロングドレス姿お披露目 FNN 2021/12/5(日) 13:01
https://www.fnn.jp/articles/-/280556
◎【速報】愛子さま成年行事 “ティアラ”正装でお出ましに TBS 2021/12/5(日) 13:01配信
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4420272.html
◎愛子さま、成年行事に ティアラの正装で笑顔―皇居
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120500139&g=soc&p=20211205at22S&rel=pv
■皇族方や岸田総理ら三権の長から祝辞を受けられる(12/05)
敬宮愛子さまは上皇ご夫妻に挨拶をすまされた後、皇居・宮殿に戻られ、秋篠宮さまをはじめとする皇族方や、岸田総理大臣など三権の長から祝賀を受けられました。
今年6月に98歳を迎えられた三笠宮妃百合子さま、元皇族の黒田清子さんなどからも祝賀を受けられたということです。
敬宮さまは、年明けに「新年祝賀の儀」や「歌会始」など、宮中の正月行事に出席される見通しで、学業の落ち着く来年3月には、成年にあたっての記者会見にのぞまれる予定です。
▲岸田文雄首相ら三権の長から祝辞を受けられる天皇、皇后両陛下と長女愛子さま(5日午後、皇居・宮殿「梅の間」)(代表撮影)
画像出所:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120500139&g=soc&p=20211205at61S&rel=pv
画像出所:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211205/k10013375531000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
◎愛子さま成年行事 岸田総理ら三権の長が挨拶 テレ朝 2021/12/5(日) 17:35配信
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000237361.html
◎愛子さま 成年行事 ティアラや白いドレス姿 祝意に笑顔で一礼 NHK 2021/12/5 18:48
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211205/k10013375531000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
◎【速報】愛子さま成年行事 勲章とティアラの装い 日テレ 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=WfaXJ1TKj0k
◎【20歳】愛子さま 勲章とティアラ姿で…沿道へ笑顔 日テレ 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=sI-nKU3nhuU
◎愛子さま初めてのティアラ姿 テレ東 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=3GoIWkh5NNY
◎優美なたたずまい…愛子さま 成年行事に 初のドレス・ティアラ姿 FNN 221/12/5(日) 18:09
https://www.fnn.jp/articles/-/280629
■「敬宮愛子さまご成年」動画ニュース(12/01)
▲2001年12月1日、雅子さま無事ご出産のニュースに日本中がお祝いムードに沸き立った。
◎天皇皇后両陛下の長女 愛子さま 20歳の誕生日 成年皇族に NHK 2021/12/1 0:00
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368891000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
〇成年にあたっての記者会見 来年3月第3週に
→恒例となっている成年にあたっての記者会見は、大学が休みになる2022年3月中旬に行われることになりました。
〇愛子さまの近況 〇愛子さま 20年のあゆみ 〇天皇皇后両陛下は
▲皇太子ご夫妻(当時)第一子ご誕生の号外を求めて殺到する人々
◎愛子さま誕生秘話「大きな産声あげられて」 日テレ 2021/12/01
https://www.news24.jp/articles/2021/12/01/07984740.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
→主治医だった堤医師が愛子さまご誕生時の様子を語る!
▲愛子さまの産声は経験豊富な堤医師もびっくりの元気な大きなお声だった!
▲お産に携わった方々みんなが笑顔になった素晴らしい瞬間
▲雅子さまの腕の中ですやすやと眠る退院時の愛子さま(生後1週間)
堤医師→「私が取り上げさせていただいて、自分も聞いたことがないというくらい大きな産声をあげられて、みんなの緊張感が解けて、みんなが笑顔になるような本当に素晴らしい瞬間でしたね」
▲退院時のご一家に沿道から声援を送る人々の顔も笑顔に満ちていました。
ご結婚から8年半、待ちに待ったご出産だったのです!
▲涙ぐみながら語られた「生まれてきてありがとう」という雅子さまの言葉に、もらい泣きした人は数知れず!
堤医師→「陛下は、いつもご一緒に妊婦健診にもおいでになっていただいて、早い時期から一緒にご覧になっていただいていました。心臓が拍動するところを実際にご覧いただいて、新しい生命が宿っているということを申し上げて、お二人ともとても喜ばれておられました」
◎愛子さま 成年皇族の一員に…“文武両道”で“万能” 20年の歩みを振り返る FNN 2021/12/01
https://www.fnn.jp/articles/-/278881
〇文武両道な“スーパーガール”→フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者が語る!
学校では文武両道で、とにかく努力を惜しまず、すごく集中されるそう。語学も英語もスペイン語も熱心に勉強されてますし、やはりそうしたことは語学が堪能でスポーツが好きな両陛下の影響がとても大きいのではないか。
▲愛子さまの俊足は有名。小学校の運動会ではリレー走者として大活躍。
▲海外からの賓客と英語でお話される機会も少なくないそう。スペイン語も熱心に学ばれている。
◎愛子さま20歳の誕生日、宮内庁長官らから成年の祝賀…ほほ笑みながら謝意 読売新聞 2021/12/01
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/
→敬宮愛子さまは1日夕に皇居・御所で宮内庁長官や職員らから成年の祝賀を受けられた。職員らの祝意に対し、ほほ笑みながらこれまで支えてくれたことへの感謝と、成年皇族として真摯に務めを果たしていく決意を述べられた。
◎愛子さま 20歳の誕生日 宮内庁 先月撮影の映像を公開 NHK 2021/12/01
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368901000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
◎愛子さま 成年皇族に 20歳誕生日 FNN2021/12/1(水) 0:31配信
https://www.fnn.jp/articles/-/278427
◎【宮内庁提供映像】愛子さま成年皇族に 日テレニュース2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=AsFQb7MvfiA
◎愛子さまご成年、「務めに真摯に向きあい、両陛下をお助けしたい」 来年3月にご会見も 産経ニュース 2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=3q26mN1ylTs
◎愛子さま、20歳に 成年皇族の仲間入り 毎日新聞2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=so_d8EZ3dA8
◎愛子さま20歳、成年皇族に 感想を公表、3月会見 共同ニュース 2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=QHCcIZF8muw
◎愛子さま20歳 「両陛下をお助けしていきたい」 TBS 2021/12/01
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4417599.html
■中等科・高等科時代の恩師たちがメッセージ(12/01)
愛子さまが通われた学習院女子中等科と高等科の教員が、記者からの質問に文書で回答を寄せています。
◎「さらなるご活躍を」愛子さま成年に恩師 時事ドットコム 2021/12/01 07:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120100016&g=soc
・「人生は有限、今を充実させたい」「ごきげんよう弁当」が楽しみ
→高校3年の担任:愛子さまがクラス当番の際に記した日誌を述懐。
・「20年間で最も日焼けされた夏」
→中学の担任:2年時の静岡県沼津市での臨海学校について。愛子さまは友人たちと励まし合いながら約3キロを完泳した。
・「何事に対しても丁寧に努力」
→中高の担任一同:何事に対しても丁寧に努力していらっしゃったのは、多くの物事に深いご関心を持ち、高い感受性と真っすぐなお気持ちを持っていらっしゃったから。
記者からの質問は下記5問で、NHKのWebサイトにはその文書回答全文が掲載されています。
◎【全文】愛子さまが通われた学校の教員 質問に文書で回答 NHK 2021/12/1 00:00
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368931000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
【問1】愛子さまはどのようなお子さまだったでしょうか。在学中で特に印象深かった思い出について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問2】愛子さまは、勉強面ではどのように取り組まれていたでしょうか。2018年夏にイギリス・イートン校に短期留学されましたが、滞在中のエピソードや帰国後の印象などについてお聞かせください。
【問3】文化祭や体育祭、球技会などの学校行事について、思い出や印象について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問4】課外活動について。2015年、戦後70年関連の新聞記事の感想を書く宿題に取り組んだほか、臨海学校では遠泳で約3キロを泳ぎ切られました。2016年の修学旅行では原爆ドームや広島平和記念資料館などを見学し、被爆体験の語り部から話も聞かれました。当時の思い出や印象について、具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問5】12月1日に20歳の誕生日を迎えられる愛子さまへのお祝いのメッセージを。成年皇族として今後、期待されることはどんなところでしょうか。
■敬宮様ご成年について宮内庁(侍従職)がコメント発表(12/01)
愛子さまは、12月1日、二十歳の誕生日を迎えられました。
宮内庁が、愛子さまのこの1年のご様子を振り返り、コメントを発表しています。
◎愛子さま 二十歳の誕生日 震災10年で「黙祷」 五輪に「感銘」
成年皇族への準備と眞子さんとの別れ 【近況全文】12/1(水) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/277989
●3月:東日本大震災10周年に改めて衝撃、ご冥福を祈り黙祷
3月11日の東日本大震災10周年に際しましては、国立劇場で行われた追悼式をテレビでご覧になりました。追悼式にご臨席になった天皇皇后両陛下や出席者に合わせて、 震災により亡くなられた方々のご冥福を祈り、黙祷をなさいました。
本年は震災発生から10周年に当たることから、例年にも増して、震災に関する報道を目にされる機会が多くありましたので、想像を絶する巨大な津波が岸に押し寄せる映像や、その後の痛ましい被害状況、 原子力発電所の事故の様子には、改めて、衝撃をお受けになっていらっしゃいました。
愛子さまには、両陛下が被災地をご訪問になった際のことや被災された方々とお会いになった際のお話などを折に触れてお聞きになっており、震災により、家族や親しい人を亡くされた方々、住み慣れた場所から離れることを余儀なくされた方々の置かれた状況に、大変お心を痛められているご様子でした。
▲2001年12月、宮内庁病院を退院される雅子さまと愛子さま
●4月:2年生に進級され「日本語日本文学系」選択
4月には、2年生に進級されました。初旬には、昨年度に入学した学生のために、1年遅れでの入学式がオンライン形式で行われ、愛子さまもお住まいの赤坂御所からご出席になりました。新型コロナウイルス感染症により制約の多い学生生活が続く中、大学側からの温かい祝意をお受けになるとともに、新入生代表の力強い宣誓をお聞きになり、お気持ちを新たに新年度の始まりをお迎えになりました。
また、在籍されている「文学部日本語日本文学科」は2年生になると2つの系統に分かれ、愛子さまは、古代から現代までの日本語・日本文学を中心とした日本文化を学ぶ「日本語日本文学系」をお選びになりました。
現在は、言語としての日本語を学ぶ日本語学概論、平安時代から近代にかけての日本文学を読みながら、文学を理解する上での知識を身につける日本文学講義、江戸時代の文学を様々な視点から鑑賞する日本文学史概説、くずし字で古典の世界を味わう基礎演習、日本の伝統芸能、日本史、外国語 (英語)などの科目を、オンライン授業により履修なさっています。
愛子さまには、パソコンの画面を通して、講義や演習の授業をお受けになり、課題やレポートを提出されたり、演習の授業では、担当範囲の課題の発表をされたりするなど、先生方やご友人とのご交流もオンラインでなさりながら、お忙しくも充実した毎日を送っていらっしゃいます。
▲1997年、豊歓号が生まれてすぐに天皇陛下と雅子さまは御料牧場で愛馬母子にお会いになった /(C)JMPA
画像出所:【秘蔵写真】愛子さまがお別れ伝えた愛馬・豊歓号とは
https://jisin.jp/kasou/1979746/image/1/
参考資料>愛子さまと馬とオマーンの王女
https://www.news24.jp/articles/2021/05/29/07880120.html
●5月:愛馬「豊歓号」とお別れ 蚕の飼育「蔟(まぶし)」
5月には、両陛下が皇太子同妃両殿下時代(平成6年)にオマーン国をご訪問になった際に、同国のカブース国王陸下から贈られた牝馬 「アハージージュ号」の子供で、平成9年に誕生した「豊歓(とよよし)号」が、高齢のため、近く御料牧場へ移送されることになったことから、お別れのために、皇居内にある既舎を両陛下とご一緒に訪問されました。愛子さまには、ご幼少の頃に御料牧場で豊歓号にお乗りになるなど、触れ合いの機会が幾度もおありでしたので、再会を嬉しく思われるとともに、ニンジンを与えられたり、頭をなでられたりしながら別れを惜しまれました。新型コロナウイルス感染症が収束し、いつか御料牧場にご滞在の機会が訪れた折に再会できるよう、豊歓号には、いつまでも元気に過ごしてほしいと願っていらっしゃいます。
本年も、赤坂御所において蚕の飼育をなさいました。学習院初等科3年生のときに学校から頂かれた蚕を、毎年、累代で大切に飼育していらっしゃいます。 学業の合間を縫って、日に日に大きくなる幼虫たちの成長を楽しみにお見守りになり、厚紙で「蔟(まぶし)」をお作りになるなどして、今年も無事に新たな卵をお取りになることができました。
●6月:沖縄の『慰霊の日』にご一家で黙祷
6月23日、沖縄の『慰霊の日』には、赤坂御所において、ご一家で黙祷をなさり、沖縄戦により亡くなった20万人を超える多くの方々に対し、深い哀悼の意を表されました。
●7月:オリパラ観戦、選手同士の交流や助け合う姿に感銘
7月下旬からは東京2020オリンピック競技大会、8月下旬からは、東京2020パラリンピック競技大会が開催されました。開催期間中は、天皇陛下がご臨席になった両大会の開会式を始め、熱戦が続いた各競技の模様をテレビでご覧になり、競技の結果や選手の様子を伝える報道を熱心にご覧になっていらっしゃいました。
両大会は、人々が集い、 つながることが難しい中での開催でしたが、ライバル選手同士が国を超えて励まし合ったり、難しい技に挑戦した選手を各国の選手が担ぎ上げて健闘を称えたりする姿や、表彰式の後に様々な国の選手たちが自然に入り交じって記念撮影に臨む姿など、国境を超えて選手同士が交流する様子が随所で見られたことに、感銘を受けられたご様子でした。また、 バラリンピックでは、様々な障害のある選手たちが真剣な眼差しで競技に挑む姿や躍動感あふれる姿、同じ競技の中でも障害の重さの違う選手が互いに助け合う姿や、サポートしてきた周囲の方々と喜びを分かち合う姿などが印象深いご様子でした。
▲2005年、着袴の儀に臨まれる愛子さま
●8月:『原爆の日』『終戦記念日』に黙祷
8月6日の広島の『原爆の日』及び9日の長崎の『原爆の日』には、両陸下とご一緒に式典のテレビ中継をご覧になり、赤坂御所において黙祷をなさいました。
また、8月15日の終戦記念日には、全国戦没者追悼式をテレビ中継でご覧になりました。黙祷に際しては、先の大戦において、かけがえのない命を失った多くの方々の冥福を祈られるとともに、戦争の惨禍が繰り返されないようにとの平和への願いを新たにされたものと拝察しております。
・コロナ禍で夏の静養中止、地元の人々をご案じ
この夏は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、昨年に引き続き、例年お過ごしになっている須崎・ 那須の両御用邸へのお出ましをお控えになりました。毎年、駅頭で温かく奉送迎をしてくださる地元の方々や、ご滞在中にお訪ねになる施設などでお会いになる方々が、このコロナ禍にあっても、変わりなく過ごされているだろうかとご案じになり、皆さんにお会いになれる日と、豊かな自然との触れ合いの機会が再び訪れることを願っていらっしゃるご様子でした。
・皇居移転に向けて身辺整理、赤坂御所で最後の時間
そして、9月に予定されていた皇居へのご移転に向けて、身の回りのお荷物などを整理されたり、両陛下とご一緒にご内庭や赤坂御用地内をご散策になってクワガタやカブトムシの観察をなさったり、職員とご運動をなさるなどして、赤坂の地での最後の夏を静かにお過ごしになりました。ご一家やご友人、周囲の方々と過ごされた赤坂での様々な出来事を思い出され、感慨深いご様子でした。
●9月:皇居へ移転、仮滞在の宮殿で不便厭わず楽しまれる
9月上旬には、ご誕生から20年近くにわたり慣れ親しんで来られた赤坂御用地を離れ、ご一家で皇居へご移転になりました。ご移転に際しては、長年にわたり赤坂御用地でのご生活を支えて頂かれた多くの関係者や、新たにお住まいになる皇居の御所の改修など、新しいご生活に向けて準備を整えて頂かれた関係者の皆さんに深く感謝していらっしゃいました。
・宮殿各所を見学、陛下のジョギングに皇后さまと自転車で伴走
引越作業が終わるまでの間ご滞在になった宮殿は、ご宿泊を想定した施設ではなく、ご不便やご負担も多くおありと思われ、侍従職職員一同、大変申し訳ない気持ちでおりましたが、愛子さまは両陛下とご一緒に、滅多にない機会として宮殿内各所をご見学になったり、皇居内をご散策になったりされたほか、天皇陛下とご一緒にジョギングをされ、その側を皇后陛下が自転車で伴走されたり、天皇陛下のジョギングに、 皇后さまと愛子さまがご一緒に自転車で伴走されるなどしてお過ごしになっていらっしゃいました。また、宮殿御滞在中に大学の後期の授業が始まりました。
・宮中行事や儀式に使う部屋などをご視察
宮殿内では、お三方で、宮中行事や儀式で使用される、正殿、長和殿、豊明殿などの各部屋をご視察になりました。その際、今後、成年皇族としてお出ましが想定される行事の次第や、その際のご所作などにつき、両陛下から直接ご説明をお聞きになりました。
ご成年を間近に控えられた愛子さまには、このような宮中行事等へのお出ましの機会が訪れ、国内外の様々な方にお会いになることをお思いになり、 御身の引き締まる思いを抱かれているご様子でした。
また、宮殿ご滞在中には、両陛下とご一緒に引越作業中の御所を訪れて作業の状況をご覧になるとともに、職員と一緒に作業もなさり、両陛下共々、職員に対してお労いをいただきました。
吹上の御所へお移り後、大学の授業の受講をなさりながら、暫くは、まだ残っている荷ほどきをなさるなどお片付けもなさっていましたが、現在は御所での新たなご生活にも随分と慣れてきていらっしゃるご様子です。
▲愛犬「由莉」を撫でられる敬宮愛子さま(御所御内庭)
●10月:眞子さん結婚のご換拶をご一家でお受けに
10月下旬には、秋篠宮家の眞子さんがご結婚になり、ご結婚の直前に、お三方でご換拶をお受けになりました。 眞子さんとは、お小さい頃から様々な機会にお会いになっていらっしゃいましたので、これまでの日々を懐かしく思われ、遠く離れることに寂しいお気持ちもおありでしたが、従姉妹として、いつも優しく接していただいたことをとても有り難くお思いになり、お幸せを祈っていらっしゃいます。
●愛子さまの一年:成年後のご活動を見据えて
愛子さまには、この一年もオンライン形式による大学の遠隔授業をお受けになり、課題やレポートの提出、演習の課題発表に向けての作業などに励まれる中で、両陛下とご意見を交わされたり、アドバイスをいただかれたりすることもおありになります。
・ご一家でお過ごしになる時間
授業のない時間や休日には、両陸下のお出ましのお見送りやお出迎えをなさったり、時には、新たなご生活をお始めになった皇居内をご一緒に散策されたり、陛下とご一緒にジョギングをされるなど、ご一家でお過ごしになるお時間をとても大事になさっています。
・犬の「由莉」、猫の「みー」「セブン」
赤坂御所から一緒に連れて来られた犬の「由莉」、猫の「みー」 と 「セブン」を始め、大事に飼育されている生き物のお世話も引き続きなさっています。 また、ジョギングの他、新型コロナウイルス感染症の感染予防に留意しながら、職員と一緒に屋外でバドミントンやバレーボールといったご運動もなさったりするなど、リフレッシュにも努められています。
・成年後は宮中行事や儀式にお出ましへ
愛子さまには、まもなく成年皇族の一員となられます。当面はご学業を優先しながらのお過ごしになりますが、宮中行事や儀式にお出になったり、様々な催しへのお出ましの機会には、天皇皇后両陛下を始めとする皇室の方々のお姿をお手本とされながら、ご自身のお務めを心を込めてお果たしになりたいとのお考えでいらっしゃいます。
本年も、新型コロナウイルス感染症の影響により、制約を伴う日々をお過ごしの中ではありますが、新たなご経験を積まれ、様々に思索を深められながら、お健やかに20歳のお誕生日をお迎えになろうとしています。
■敬宮愛子内親王殿下、ご成年に当たってのご近影とご感想
ご成年を迎えられ、まことにおめでとうございます!
▲御所御内庭(大池付近)にて
▲三の丸尚蔵館にて
画像出所:宮内庁HPより
・敬宮愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201ph3.html
・敬宮愛子内親王殿下ご成年に当たってのご感想 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201-1.html
【敬宮愛子内親王殿下、ご成年に当たってのご感想】
成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉うれしく思います。
これまでの日々を振り返ってみますと,いろいろな出来事が思い起こされ,感慨深く思うとともに,多くの学びに恵まれた色濃い歳月であったことを実感いたします。同時に,学校の先生方やお友達を始め,日常生活において本当にたくさんの方々にお世話になり,お力添えを頂きながら過ごしてきたことを身に沁しみて感じます。様々な方と出会い,関わることを通じて,人と人とが互いに手を取り合い,交流の輪が広がっていく素晴すばらしさを学び,全ての経験が,今,私の財産となっています。今日に至るまで私の歩みに関わってくださった全ての方に深く感謝いたします。
そして,成長を見守り,温かい声をお寄せいただいている国民の皆様に,この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
天皇皇后両陛下には,これまで愛情深く大切に育ててくださり,どのようなときも一番近くで支えてくださいました。また,上皇上皇后両陛下には,幼い頃より私を優しく包み込み,お導きくださいました。心より有り難く思っております。
これからは成年皇族の一員として,一つ一つのお務めに真摯しんしに向き合い,できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして,日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず,小さな喜びを大切にしながら自分を磨き,人の役に立つことのできる大人に成長できますよう,一歩一歩進んでまいりたいと思います。
まだまだ未熟ではございますが,今後とも温かく見守っていただけましたら幸いに存じます。
世の中に目を向けますと,新型コロナウイルス感染症により,多くの方が亡くなられたことに胸が痛みます。また,この感染症の影響を受けて,現在も大勢の方々が厳しい生活を送られていることと案じています。全ての方に,平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに,また以前のように皆様とお会いし,お話しできるようになる日を楽しみにしております。
宮内庁次長が敬宮さまご成年に祝意コメント(12/06)
宮内庁の池田憲治次長は12月6日の定例会見で、愛子さまが12月1日に20歳を迎え成年皇族となられたことについて、「成年を迎えられたことを、職員としても大変うれしく思っている」。今後の公務については「両陛下が国民に寄り添い、国民と苦楽を共にされる姿に1番側で接してこられたので、お務めにおいて、生かされるのではないか」と述べました。
◎愛子さまに宮内庁次長が祝意「成年迎えられうれしい」 FNN 2021/12/06
https://www.youtube.com/watch?v=ob0sdg8kh80
■敬宮愛子さま、ティアラ着用のドレス姿ご披露(12/05)
今月1日に20歳になった敬宮愛子さまは5日、皇居で成年の行事にのぞまれました。
午前中に宮中三殿に参拝したあと、宮殿で天皇陛下から「宝冠大綬章」を授けられました。
昼すぎに天皇皇后両陛下への成年の挨拶を終えられると、宮殿の「西車寄」で待つ報道陣の前に姿を見せられました。
▲宮殿の「西車寄」で待つ報道陣の前に姿を見せられた敬宮愛子さま。
▲ティアラや勲章を着用したローブデコルテの正装姿の敬宮愛子さま。「おめでとうございます」と報道陣から声を掛けられ、「ありがとうございます」と笑顔で会釈された。
▲敬宮さまは上皇ご夫妻への挨拶のため東京港区にあるお住まい(仙洞仮御所)へ車で向かわれ、門の前では車の窓を開けて集まった人たちに手を振られました。(5日午後)
愛子さまは、このあと皇居・宮殿に戻られ、皇族方や三権の長から祝賀を受けられました。
◎愛子さま、ティアラ着用のドレス姿ご披露 両陛下への成年のごあいさつ終え 産経新聞 2021/12/05(日) 11:47
https://www.sankei.com/article/20211205-QPTMUB7TCBJOHH5RECAANECYPY/
◎愛子さま、背筋を伸ばして「宝冠大綬章」受ける…天皇陛下は優しいまなざし 読売新聞 2021/12/5(日) 11:34
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20211205-OYT1T50053/
◎愛子さま 笑顔でティアラ姿を初披露 12/5(日) 13:24配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000237342.html
◎愛子さま成年行事 勲章とティアラの装い 日テレ 2021/12/5(日) 12:59
https://www.news24.jp/articles/2021/12/05/07986929.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
◎【動画】笑顔で「ありがとうございます」 愛子さま ロングドレス姿お披露目 FNN 2021/12/5(日) 13:01
https://www.fnn.jp/articles/-/280556
◎【速報】愛子さま成年行事 “ティアラ”正装でお出ましに TBS 2021/12/5(日) 13:01配信
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4420272.html
◎愛子さま、成年行事に ティアラの正装で笑顔―皇居
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120500139&g=soc&p=20211205at22S&rel=pv
■皇族方や岸田総理ら三権の長から祝辞を受けられる(12/05)
敬宮愛子さまは上皇ご夫妻に挨拶をすまされた後、皇居・宮殿に戻られ、秋篠宮さまをはじめとする皇族方や、岸田総理大臣など三権の長から祝賀を受けられました。
今年6月に98歳を迎えられた三笠宮妃百合子さま、元皇族の黒田清子さんなどからも祝賀を受けられたということです。
敬宮さまは、年明けに「新年祝賀の儀」や「歌会始」など、宮中の正月行事に出席される見通しで、学業の落ち着く来年3月には、成年にあたっての記者会見にのぞまれる予定です。
▲岸田文雄首相ら三権の長から祝辞を受けられる天皇、皇后両陛下と長女愛子さま(5日午後、皇居・宮殿「梅の間」)(代表撮影)
画像出所:https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120500139&g=soc&p=20211205at61S&rel=pv
画像出所:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211205/k10013375531000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
◎愛子さま成年行事 岸田総理ら三権の長が挨拶 テレ朝 2021/12/5(日) 17:35配信
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000237361.html
◎愛子さま 成年行事 ティアラや白いドレス姿 祝意に笑顔で一礼 NHK 2021/12/5 18:48
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211205/k10013375531000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
◎【速報】愛子さま成年行事 勲章とティアラの装い 日テレ 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=WfaXJ1TKj0k
◎【20歳】愛子さま 勲章とティアラ姿で…沿道へ笑顔 日テレ 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=sI-nKU3nhuU
◎愛子さま初めてのティアラ姿 テレ東 2021/12/05
https://www.youtube.com/watch?v=3GoIWkh5NNY
◎優美なたたずまい…愛子さま 成年行事に 初のドレス・ティアラ姿 FNN 221/12/5(日) 18:09
https://www.fnn.jp/articles/-/280629
■「敬宮愛子さまご成年」動画ニュース(12/01)
▲2001年12月1日、雅子さま無事ご出産のニュースに日本中がお祝いムードに沸き立った。
◎天皇皇后両陛下の長女 愛子さま 20歳の誕生日 成年皇族に NHK 2021/12/1 0:00
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368891000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
〇成年にあたっての記者会見 来年3月第3週に
→恒例となっている成年にあたっての記者会見は、大学が休みになる2022年3月中旬に行われることになりました。
〇愛子さまの近況 〇愛子さま 20年のあゆみ 〇天皇皇后両陛下は
▲皇太子ご夫妻(当時)第一子ご誕生の号外を求めて殺到する人々
◎愛子さま誕生秘話「大きな産声あげられて」 日テレ 2021/12/01
https://www.news24.jp/articles/2021/12/01/07984740.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
→主治医だった堤医師が愛子さまご誕生時の様子を語る!
▲愛子さまの産声は経験豊富な堤医師もびっくりの元気な大きなお声だった!
▲お産に携わった方々みんなが笑顔になった素晴らしい瞬間
▲雅子さまの腕の中ですやすやと眠る退院時の愛子さま(生後1週間)
堤医師→「私が取り上げさせていただいて、自分も聞いたことがないというくらい大きな産声をあげられて、みんなの緊張感が解けて、みんなが笑顔になるような本当に素晴らしい瞬間でしたね」
▲退院時のご一家に沿道から声援を送る人々の顔も笑顔に満ちていました。
ご結婚から8年半、待ちに待ったご出産だったのです!
▲涙ぐみながら語られた「生まれてきてありがとう」という雅子さまの言葉に、もらい泣きした人は数知れず!
堤医師→「陛下は、いつもご一緒に妊婦健診にもおいでになっていただいて、早い時期から一緒にご覧になっていただいていました。心臓が拍動するところを実際にご覧いただいて、新しい生命が宿っているということを申し上げて、お二人ともとても喜ばれておられました」
◎愛子さま 成年皇族の一員に…“文武両道”で“万能” 20年の歩みを振り返る FNN 2021/12/01
https://www.fnn.jp/articles/-/278881
〇文武両道な“スーパーガール”→フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者が語る!
学校では文武両道で、とにかく努力を惜しまず、すごく集中されるそう。語学も英語もスペイン語も熱心に勉強されてますし、やはりそうしたことは語学が堪能でスポーツが好きな両陛下の影響がとても大きいのではないか。
▲愛子さまの俊足は有名。小学校の運動会ではリレー走者として大活躍。
▲海外からの賓客と英語でお話される機会も少なくないそう。スペイン語も熱心に学ばれている。
◎愛子さま20歳の誕生日、宮内庁長官らから成年の祝賀…ほほ笑みながら謝意 読売新聞 2021/12/01
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/
→敬宮愛子さまは1日夕に皇居・御所で宮内庁長官や職員らから成年の祝賀を受けられた。職員らの祝意に対し、ほほ笑みながらこれまで支えてくれたことへの感謝と、成年皇族として真摯に務めを果たしていく決意を述べられた。
◎愛子さま 20歳の誕生日 宮内庁 先月撮影の映像を公開 NHK 2021/12/01
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368901000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
◎愛子さま 成年皇族に 20歳誕生日 FNN2021/12/1(水) 0:31配信
https://www.fnn.jp/articles/-/278427
◎【宮内庁提供映像】愛子さま成年皇族に 日テレニュース2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=AsFQb7MvfiA
◎愛子さまご成年、「務めに真摯に向きあい、両陛下をお助けしたい」 来年3月にご会見も 産経ニュース 2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=3q26mN1ylTs
◎愛子さま、20歳に 成年皇族の仲間入り 毎日新聞2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=so_d8EZ3dA8
◎愛子さま20歳、成年皇族に 感想を公表、3月会見 共同ニュース 2021/12/01
https://www.youtube.com/watch?v=QHCcIZF8muw
◎愛子さま20歳 「両陛下をお助けしていきたい」 TBS 2021/12/01
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4417599.html
■中等科・高等科時代の恩師たちがメッセージ(12/01)
愛子さまが通われた学習院女子中等科と高等科の教員が、記者からの質問に文書で回答を寄せています。
◎「さらなるご活躍を」愛子さま成年に恩師 時事ドットコム 2021/12/01 07:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120100016&g=soc
・「人生は有限、今を充実させたい」「ごきげんよう弁当」が楽しみ
→高校3年の担任:愛子さまがクラス当番の際に記した日誌を述懐。
・「20年間で最も日焼けされた夏」
→中学の担任:2年時の静岡県沼津市での臨海学校について。愛子さまは友人たちと励まし合いながら約3キロを完泳した。
・「何事に対しても丁寧に努力」
→中高の担任一同:何事に対しても丁寧に努力していらっしゃったのは、多くの物事に深いご関心を持ち、高い感受性と真っすぐなお気持ちを持っていらっしゃったから。
記者からの質問は下記5問で、NHKのWebサイトにはその文書回答全文が掲載されています。
◎【全文】愛子さまが通われた学校の教員 質問に文書で回答 NHK 2021/12/1 00:00
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368931000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
【問1】愛子さまはどのようなお子さまだったでしょうか。在学中で特に印象深かった思い出について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問2】愛子さまは、勉強面ではどのように取り組まれていたでしょうか。2018年夏にイギリス・イートン校に短期留学されましたが、滞在中のエピソードや帰国後の印象などについてお聞かせください。
【問3】文化祭や体育祭、球技会などの学校行事について、思い出や印象について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問4】課外活動について。2015年、戦後70年関連の新聞記事の感想を書く宿題に取り組んだほか、臨海学校では遠泳で約3キロを泳ぎ切られました。2016年の修学旅行では原爆ドームや広島平和記念資料館などを見学し、被爆体験の語り部から話も聞かれました。当時の思い出や印象について、具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【問5】12月1日に20歳の誕生日を迎えられる愛子さまへのお祝いのメッセージを。成年皇族として今後、期待されることはどんなところでしょうか。
■敬宮様ご成年について宮内庁(侍従職)がコメント発表(12/01)
愛子さまは、12月1日、二十歳の誕生日を迎えられました。
宮内庁が、愛子さまのこの1年のご様子を振り返り、コメントを発表しています。
◎愛子さま 二十歳の誕生日 震災10年で「黙祷」 五輪に「感銘」
成年皇族への準備と眞子さんとの別れ 【近況全文】12/1(水) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/277989
●3月:東日本大震災10周年に改めて衝撃、ご冥福を祈り黙祷
3月11日の東日本大震災10周年に際しましては、国立劇場で行われた追悼式をテレビでご覧になりました。追悼式にご臨席になった天皇皇后両陛下や出席者に合わせて、 震災により亡くなられた方々のご冥福を祈り、黙祷をなさいました。
本年は震災発生から10周年に当たることから、例年にも増して、震災に関する報道を目にされる機会が多くありましたので、想像を絶する巨大な津波が岸に押し寄せる映像や、その後の痛ましい被害状況、 原子力発電所の事故の様子には、改めて、衝撃をお受けになっていらっしゃいました。
愛子さまには、両陛下が被災地をご訪問になった際のことや被災された方々とお会いになった際のお話などを折に触れてお聞きになっており、震災により、家族や親しい人を亡くされた方々、住み慣れた場所から離れることを余儀なくされた方々の置かれた状況に、大変お心を痛められているご様子でした。
▲2001年12月、宮内庁病院を退院される雅子さまと愛子さま
●4月:2年生に進級され「日本語日本文学系」選択
4月には、2年生に進級されました。初旬には、昨年度に入学した学生のために、1年遅れでの入学式がオンライン形式で行われ、愛子さまもお住まいの赤坂御所からご出席になりました。新型コロナウイルス感染症により制約の多い学生生活が続く中、大学側からの温かい祝意をお受けになるとともに、新入生代表の力強い宣誓をお聞きになり、お気持ちを新たに新年度の始まりをお迎えになりました。
また、在籍されている「文学部日本語日本文学科」は2年生になると2つの系統に分かれ、愛子さまは、古代から現代までの日本語・日本文学を中心とした日本文化を学ぶ「日本語日本文学系」をお選びになりました。
現在は、言語としての日本語を学ぶ日本語学概論、平安時代から近代にかけての日本文学を読みながら、文学を理解する上での知識を身につける日本文学講義、江戸時代の文学を様々な視点から鑑賞する日本文学史概説、くずし字で古典の世界を味わう基礎演習、日本の伝統芸能、日本史、外国語 (英語)などの科目を、オンライン授業により履修なさっています。
愛子さまには、パソコンの画面を通して、講義や演習の授業をお受けになり、課題やレポートを提出されたり、演習の授業では、担当範囲の課題の発表をされたりするなど、先生方やご友人とのご交流もオンラインでなさりながら、お忙しくも充実した毎日を送っていらっしゃいます。
▲1997年、豊歓号が生まれてすぐに天皇陛下と雅子さまは御料牧場で愛馬母子にお会いになった /(C)JMPA
画像出所:【秘蔵写真】愛子さまがお別れ伝えた愛馬・豊歓号とは
https://jisin.jp/kasou/1979746/image/1/
参考資料>愛子さまと馬とオマーンの王女
https://www.news24.jp/articles/2021/05/29/07880120.html
●5月:愛馬「豊歓号」とお別れ 蚕の飼育「蔟(まぶし)」
5月には、両陛下が皇太子同妃両殿下時代(平成6年)にオマーン国をご訪問になった際に、同国のカブース国王陸下から贈られた牝馬 「アハージージュ号」の子供で、平成9年に誕生した「豊歓(とよよし)号」が、高齢のため、近く御料牧場へ移送されることになったことから、お別れのために、皇居内にある既舎を両陛下とご一緒に訪問されました。愛子さまには、ご幼少の頃に御料牧場で豊歓号にお乗りになるなど、触れ合いの機会が幾度もおありでしたので、再会を嬉しく思われるとともに、ニンジンを与えられたり、頭をなでられたりしながら別れを惜しまれました。新型コロナウイルス感染症が収束し、いつか御料牧場にご滞在の機会が訪れた折に再会できるよう、豊歓号には、いつまでも元気に過ごしてほしいと願っていらっしゃいます。
本年も、赤坂御所において蚕の飼育をなさいました。学習院初等科3年生のときに学校から頂かれた蚕を、毎年、累代で大切に飼育していらっしゃいます。 学業の合間を縫って、日に日に大きくなる幼虫たちの成長を楽しみにお見守りになり、厚紙で「蔟(まぶし)」をお作りになるなどして、今年も無事に新たな卵をお取りになることができました。
●6月:沖縄の『慰霊の日』にご一家で黙祷
6月23日、沖縄の『慰霊の日』には、赤坂御所において、ご一家で黙祷をなさり、沖縄戦により亡くなった20万人を超える多くの方々に対し、深い哀悼の意を表されました。
●7月:オリパラ観戦、選手同士の交流や助け合う姿に感銘
7月下旬からは東京2020オリンピック競技大会、8月下旬からは、東京2020パラリンピック競技大会が開催されました。開催期間中は、天皇陛下がご臨席になった両大会の開会式を始め、熱戦が続いた各競技の模様をテレビでご覧になり、競技の結果や選手の様子を伝える報道を熱心にご覧になっていらっしゃいました。
両大会は、人々が集い、 つながることが難しい中での開催でしたが、ライバル選手同士が国を超えて励まし合ったり、難しい技に挑戦した選手を各国の選手が担ぎ上げて健闘を称えたりする姿や、表彰式の後に様々な国の選手たちが自然に入り交じって記念撮影に臨む姿など、国境を超えて選手同士が交流する様子が随所で見られたことに、感銘を受けられたご様子でした。また、 バラリンピックでは、様々な障害のある選手たちが真剣な眼差しで競技に挑む姿や躍動感あふれる姿、同じ競技の中でも障害の重さの違う選手が互いに助け合う姿や、サポートしてきた周囲の方々と喜びを分かち合う姿などが印象深いご様子でした。
▲2005年、着袴の儀に臨まれる愛子さま
●8月:『原爆の日』『終戦記念日』に黙祷
8月6日の広島の『原爆の日』及び9日の長崎の『原爆の日』には、両陸下とご一緒に式典のテレビ中継をご覧になり、赤坂御所において黙祷をなさいました。
また、8月15日の終戦記念日には、全国戦没者追悼式をテレビ中継でご覧になりました。黙祷に際しては、先の大戦において、かけがえのない命を失った多くの方々の冥福を祈られるとともに、戦争の惨禍が繰り返されないようにとの平和への願いを新たにされたものと拝察しております。
・コロナ禍で夏の静養中止、地元の人々をご案じ
この夏は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、昨年に引き続き、例年お過ごしになっている須崎・ 那須の両御用邸へのお出ましをお控えになりました。毎年、駅頭で温かく奉送迎をしてくださる地元の方々や、ご滞在中にお訪ねになる施設などでお会いになる方々が、このコロナ禍にあっても、変わりなく過ごされているだろうかとご案じになり、皆さんにお会いになれる日と、豊かな自然との触れ合いの機会が再び訪れることを願っていらっしゃるご様子でした。
・皇居移転に向けて身辺整理、赤坂御所で最後の時間
そして、9月に予定されていた皇居へのご移転に向けて、身の回りのお荷物などを整理されたり、両陛下とご一緒にご内庭や赤坂御用地内をご散策になってクワガタやカブトムシの観察をなさったり、職員とご運動をなさるなどして、赤坂の地での最後の夏を静かにお過ごしになりました。ご一家やご友人、周囲の方々と過ごされた赤坂での様々な出来事を思い出され、感慨深いご様子でした。
●9月:皇居へ移転、仮滞在の宮殿で不便厭わず楽しまれる
9月上旬には、ご誕生から20年近くにわたり慣れ親しんで来られた赤坂御用地を離れ、ご一家で皇居へご移転になりました。ご移転に際しては、長年にわたり赤坂御用地でのご生活を支えて頂かれた多くの関係者や、新たにお住まいになる皇居の御所の改修など、新しいご生活に向けて準備を整えて頂かれた関係者の皆さんに深く感謝していらっしゃいました。
・宮殿各所を見学、陛下のジョギングに皇后さまと自転車で伴走
引越作業が終わるまでの間ご滞在になった宮殿は、ご宿泊を想定した施設ではなく、ご不便やご負担も多くおありと思われ、侍従職職員一同、大変申し訳ない気持ちでおりましたが、愛子さまは両陛下とご一緒に、滅多にない機会として宮殿内各所をご見学になったり、皇居内をご散策になったりされたほか、天皇陛下とご一緒にジョギングをされ、その側を皇后陛下が自転車で伴走されたり、天皇陛下のジョギングに、 皇后さまと愛子さまがご一緒に自転車で伴走されるなどしてお過ごしになっていらっしゃいました。また、宮殿御滞在中に大学の後期の授業が始まりました。
・宮中行事や儀式に使う部屋などをご視察
宮殿内では、お三方で、宮中行事や儀式で使用される、正殿、長和殿、豊明殿などの各部屋をご視察になりました。その際、今後、成年皇族としてお出ましが想定される行事の次第や、その際のご所作などにつき、両陛下から直接ご説明をお聞きになりました。
ご成年を間近に控えられた愛子さまには、このような宮中行事等へのお出ましの機会が訪れ、国内外の様々な方にお会いになることをお思いになり、 御身の引き締まる思いを抱かれているご様子でした。
また、宮殿ご滞在中には、両陛下とご一緒に引越作業中の御所を訪れて作業の状況をご覧になるとともに、職員と一緒に作業もなさり、両陛下共々、職員に対してお労いをいただきました。
吹上の御所へお移り後、大学の授業の受講をなさりながら、暫くは、まだ残っている荷ほどきをなさるなどお片付けもなさっていましたが、現在は御所での新たなご生活にも随分と慣れてきていらっしゃるご様子です。
▲愛犬「由莉」を撫でられる敬宮愛子さま(御所御内庭)
●10月:眞子さん結婚のご換拶をご一家でお受けに
10月下旬には、秋篠宮家の眞子さんがご結婚になり、ご結婚の直前に、お三方でご換拶をお受けになりました。 眞子さんとは、お小さい頃から様々な機会にお会いになっていらっしゃいましたので、これまでの日々を懐かしく思われ、遠く離れることに寂しいお気持ちもおありでしたが、従姉妹として、いつも優しく接していただいたことをとても有り難くお思いになり、お幸せを祈っていらっしゃいます。
●愛子さまの一年:成年後のご活動を見据えて
愛子さまには、この一年もオンライン形式による大学の遠隔授業をお受けになり、課題やレポートの提出、演習の課題発表に向けての作業などに励まれる中で、両陛下とご意見を交わされたり、アドバイスをいただかれたりすることもおありになります。
・ご一家でお過ごしになる時間
授業のない時間や休日には、両陸下のお出ましのお見送りやお出迎えをなさったり、時には、新たなご生活をお始めになった皇居内をご一緒に散策されたり、陛下とご一緒にジョギングをされるなど、ご一家でお過ごしになるお時間をとても大事になさっています。
・犬の「由莉」、猫の「みー」「セブン」
赤坂御所から一緒に連れて来られた犬の「由莉」、猫の「みー」 と 「セブン」を始め、大事に飼育されている生き物のお世話も引き続きなさっています。 また、ジョギングの他、新型コロナウイルス感染症の感染予防に留意しながら、職員と一緒に屋外でバドミントンやバレーボールといったご運動もなさったりするなど、リフレッシュにも努められています。
・成年後は宮中行事や儀式にお出ましへ
愛子さまには、まもなく成年皇族の一員となられます。当面はご学業を優先しながらのお過ごしになりますが、宮中行事や儀式にお出になったり、様々な催しへのお出ましの機会には、天皇皇后両陛下を始めとする皇室の方々のお姿をお手本とされながら、ご自身のお務めを心を込めてお果たしになりたいとのお考えでいらっしゃいます。
本年も、新型コロナウイルス感染症の影響により、制約を伴う日々をお過ごしの中ではありますが、新たなご経験を積まれ、様々に思索を深められながら、お健やかに20歳のお誕生日をお迎えになろうとしています。
■敬宮愛子内親王殿下、ご成年に当たってのご近影とご感想
ご成年を迎えられ、まことにおめでとうございます!
▲御所御内庭(大池付近)にて
▲三の丸尚蔵館にて
画像出所:宮内庁HPより
・敬宮愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201ph3.html
・敬宮愛子内親王殿下ご成年に当たってのご感想 宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201-1.html
【敬宮愛子内親王殿下、ご成年に当たってのご感想】
成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉うれしく思います。
これまでの日々を振り返ってみますと,いろいろな出来事が思い起こされ,感慨深く思うとともに,多くの学びに恵まれた色濃い歳月であったことを実感いたします。同時に,学校の先生方やお友達を始め,日常生活において本当にたくさんの方々にお世話になり,お力添えを頂きながら過ごしてきたことを身に沁しみて感じます。様々な方と出会い,関わることを通じて,人と人とが互いに手を取り合い,交流の輪が広がっていく素晴すばらしさを学び,全ての経験が,今,私の財産となっています。今日に至るまで私の歩みに関わってくださった全ての方に深く感謝いたします。
そして,成長を見守り,温かい声をお寄せいただいている国民の皆様に,この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
天皇皇后両陛下には,これまで愛情深く大切に育ててくださり,どのようなときも一番近くで支えてくださいました。また,上皇上皇后両陛下には,幼い頃より私を優しく包み込み,お導きくださいました。心より有り難く思っております。
これからは成年皇族の一員として,一つ一つのお務めに真摯しんしに向き合い,できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして,日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず,小さな喜びを大切にしながら自分を磨き,人の役に立つことのできる大人に成長できますよう,一歩一歩進んでまいりたいと思います。
まだまだ未熟ではございますが,今後とも温かく見守っていただけましたら幸いに存じます。
世の中に目を向けますと,新型コロナウイルス感染症により,多くの方が亡くなられたことに胸が痛みます。また,この感染症の影響を受けて,現在も大勢の方々が厳しい生活を送られていることと案じています。全ての方に,平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに,また以前のように皆様とお会いし,お話しできるようになる日を楽しみにしております。
♪愛子内親王殿下のお誕生日に際してのご近影
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201ph3.html
♪愛子内親王殿下ご成年に当たってのご感想
宮内庁HP
https://www.kunaicho.go.jp/activity/activity/02/activity02-r031201-1.html
成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉うれしく思います。
これまでの日々を振り返ってみますと,いろいろな出来事が思い起こされ,感慨深く思うとともに,多くの学びに恵まれた色濃い歳月であったことを実感いたします。同時に,学校の先生方やお友達を始め,日常生活において本当にたくさんの方々にお世話になり,お力添えを頂きながら過ごしてきたことを身に沁しみて感じます。様々な方と出会い,関わることを通じて,人と人とが互いに手を取り合い,交流の輪が広がっていく素晴すばらしさを学び,全ての経験が,今,私の財産となっています。今日に至るまで私の歩みに関わってくださった全ての方に深く感謝いたします。
そして,成長を見守り,温かい声をお寄せいただいている国民の皆様に,この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
天皇皇后両陛下には,これまで愛情深く大切に育ててくださり,どのようなときも一番近くで支えてくださいました。また,上皇上皇后両陛下には,幼い頃より私を優しく包み込み,お導きくださいました。心より有り難く思っております。
これからは成年皇族の一員として,一つ一つのお務めに真摯しんしに向き合い,できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして,日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず,小さな喜びを大切にしながら自分を磨き,人の役に立つことのできる大人に成長できますよう,一歩一歩進んでまいりたいと思います。
まだまだ未熟ではございますが,今後とも温かく見守っていただけましたら幸いに存じます。
世の中に目を向けますと,新型コロナウイルス感染症により,多くの方が亡くなられたことに胸が痛みます。また,この感染症の影響を受けて,現在も大勢の方々が厳しい生活を送られていることと案じています。全ての方に,平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに,また以前のように皆様とお会いし,お話しできるようになる日を楽しみにしております。
☆順次敬宮様ご成年関連のニュースを追加させていただきます。
◎愛子さま 二十歳の誕生日 震災10年で「黙祷」 五輪に「感銘」 成年皇族への準備と眞子さんとの別れ 【近況全文】
12/1(水) 0:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/277989
愛子さまは、12月1日、二十歳の誕生日を迎えられた。宮内庁が、愛子さまのこの1年のご様子を振り返り、コメントを発表した。
3月11日の東日本大震災10周年に際しましては、国立劇場で行われた追悼式をテレビでご覧になりました。追悼式にご臨席になった天皇皇后両陛下や出席者に合わせて、 震災により亡くなられた方々のご冥福を祈り、黙祷をなさいました。
本年は震災発生から10周年に当たることから、例年にも増して、震災に関する報道を目にされる機会が多くありましたので、想像を絶する巨大な津波が岸に押し寄せる映像や、その後の痛ましい被害状況、 原子力発電所の事故の様子には、改めて、衝撃をお受けになっていらっしゃいました。
愛子さまには、両陛下が被災地をご訪問になった際のことや被災された方々とお会いになった際のお話などを折に触れてお聞きになっており、震災により、家族や親しい人を亡くされた方々、住み慣れた場所から離れることを余儀なくされた方々の置かれた状況に、大変お心を痛められているご様子でした。
4月には、2年生に進級されました。初旬には、昨年度に入学した学生のために、1年遅れでの入学式がオンライン形式で行われ、愛子さまもお住まいの赤坂御所からご出席になりました。新型コロナウイルス感染症により制約の多い学生生活が続く中、大学側からの温かい祝意をお受けになるとともに、新入生代表の力強い宣誓をお聞きになり、お気持ちを新たに新年度の始まりをお迎えになりました。
また、在籍されている「文学部日本語日本文学科」は2年生になると2つの系統に分かれ、愛子さまは、古代から現代までの日本語・日本文学を中心とした日本文化を学ぶ「日本語日本文学系」をお選びになりました。
現在は、言語としての日本語を学ぶ日本語学概論、平安時代から近代にかけての日本文学を読みながら、文学を理解する上での知識を身につける日本文学講義、江戸時代の文学を様々な視点から鑑賞する日本文学史概説、くずし字で古典の世界を味わう基礎演習、日本の伝統芸能、日本史、外国語 (英語)などの科目を、オンライン授業により履修なさっています。
愛子さまには、パソコンの画面を通して、講義や演習の授業をお受けになり、課題やレポートを提出されたり、演習の授業では、担当範囲の課題の発表をされたりするなど、先生方やご友人とのご交流もオンラインでなさりながら、お忙しくも充実した毎日を送っていらっしゃいます。
5月には、両陛下が皇太子同妃両殿下時代(平成6年)にオマーン国をご訪問になった際に、同国のカブース国王陸下から贈られた牝馬 「アハージージュ号」の子供で、平成9年に誕生した「豊歓(とよよし)号」が、高齢のため、近く御料牧場へ移送されることになったことから、お別れのために、皇居内にある既舎を両陛下とご一緒に訪問されました。愛子さまには、ご幼少の頃に御料牧場で豊歓号にお乗りになるなど、触れ合いの機会が幾度もおありでしたので、再会を嬉しく思われるとともに、ニンジンを与えられたり、頭をなでられたりしながら別れを惜しまれました。新型コロナウイルス感染症が収束し、いつか御料牧場にご滞在の機会が訪れた折に再会できるよう、豊歓号には、いつまでも元気に過ごしてほしいと願っていらっしゃいます。
本年も、赤坂御所において蚕の飼育をなさいました。学習院初等科3年生のときに学校から頂かれた蚕を、毎年、累代で大切に飼育していらっしゃいます。 学業の合間を縫って、日に日に大きくなる幼虫たちの成長を楽しみにお見守りになり、厚紙で「蔟(まぶし)」をお作りになるなどして、今年も無事に新たな卵をお取りになることができました。
6月23日、沖縄の『慰霊の日』には、赤坂御所において、ご一家で黙祷をなさり、沖縄戦により亡くなった20万人を超える多くの方々に対し、深い哀悼の意を表されました。
7月下旬からは東京2020オリンピック競技大会、8月下旬からは、東京2020パラリンピック競技大会が開催されました。開催期間中は、天皇陛下がご臨席になった両大会の開会式を始め、熱戦が続いた各競技の模様をテレビでご覧になり、競技の結果や選手の様子を伝える報道を熱心にご覧になっていらっしゃいました。
両大会は、人々が集い、 つながることが難しい中での開催でしたが、ライバル選手同士が国を超えて励まし合ったり、難しい技に挑戦した選手を各国の選手が担ぎ上げて健闘を称えたりする姿や、表彰式の後に様々な国の選手たちが自然に入り交じって記念撮影に臨む姿など、国境を超えて選手同士が交流する様子が随所で見られたことに、感銘を受けられたご様子でした。また、 バラリンピックでは、様々な障害のある選手たちが真剣な眼差しで競技に挑む姿や躍動感あふれる姿、同じ競技の中でも障害の重さの違う選手が互いに助け合う姿や、サポートしてきた周囲の方々と喜びを分かち合う姿などが印象深いご様子でした。
8月6日の広島の『原爆の日』及び9日の長崎の『原爆の日』には、両陸下とご一緒に式典のテレビ中継をご覧になり、赤坂御所において黙祷をなさいました。
また、8月15日の終戦記念日には、全国戦没者追悼式をテレビ中継でご覧になりました。黙祷に際しては、先の大戦において、かけがえのない命を失った多くの方々の冥福を祈られるとともに、戦争の惨禍が繰り返されないようにとの平和への願いを新たにされたものと拝察しております。
この夏は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、昨年に引き続き、例年お過ごしになっている須崎・ 那須の両御用邸へのお出ましをお控えになりました。毎年、駅頭で温かく奉送迎をしてくださる地元の方々や、ご滞在中にお訪ねになる施設などでお会いになる方々が、このコロナ禍にあっても、変わりなく過ごされているだろうかとご案じになり、皆さんにお会いになれる日と、豊かな自然との触れ合いの機会が再び訪れることを願っていらっしゃるご様子でした。
そして、9月に予定されていた皇居へのご移転に向けて、身の回りのお荷物などを整理されたり、両陛下とご一緒にご内庭や赤坂御用地内をご散策になってクワガタやカブトムシの観察をなさったり、職員とご運動をなさるなどして、赤坂の地での最後の夏を静かにお過ごしになりました。ご一家やご友人、周囲の方々と過ごされた赤坂での様々な出来事を思い出され、感慨深いご様子でした。
9月上旬には、ご誕生から20年近くにわたり慣れ親しんで来られた赤坂御用地を離れ、ご一家で皇居へご移転になりました。ご移転に際しては、長年にわたり赤坂御用地でのご生活を支えて頂かれた多くの関係者や、新たにお住まいになる皇居の御所の改修など、新しいご生活に向けて準備を整えて頂かれた関係者の皆さんに深く感謝していらっしゃいました。
引越作業が終わるまでの間ご滞在になった宮殿は、ご宿泊を想定した施設ではなく、ご不便やご負担も多くおありと思われ、侍従職職員一同、大変申し訳ない気持ちでおりましたが、愛子さまは両陛下とご一緒に、滅多にない機会として宮殿内各所をご見学になったり、皇居内をご散策になったりされたほか、天皇陛下とご一緒にジョギングをされ、その側を皇后陛下が自転車で伴走されたり、天皇陛下のジョギングに、 皇后さまと愛子さまがご一緒に自転車で伴走されるなどしてお過ごしになっていらっしゃいました。また、宮殿御滞在中に大学の後期の授業が始まりました。
宮殿内では、お三方で、宮中行事や儀式で使用される、正殿、長和殿、豊明殿などの各部屋をご視察になりました。その際、今後、成年皇族としてお出ましが想定される行事の次第や、その際のご所作などにつき、両陛下から直接ご説明をお聞きになりました。
ご成年を間近に控えられた愛子さまには、このような宮中行事等へのお出ましの機会が訪れ、国内外の様々な方にお会いになることをお思いになり、 御身の引き締まる思いを抱かれているご様子でした。
また、宮殿ご滞在中には、両陛下とご一緒に引越作業中の御所を訪れて作業の状況をご覧になるとともに、職員と一緒に作業もなさり、両陛下共々、職員に対してお労いをいただきました。
吹上の御所へお移り後、大学の授業の受講をなさりながら、暫くは、まだ残っている荷ほどきをなさるなどお片付けもなさっていましたが、現在は御所での新たなご生活にも随分と慣れてきていらっしゃるご様子です。
10月下旬には、秋篠宮家の眞子さんがご結婚になり、ご結婚の直前に、お三方でご換拶をお受けになりました。 眞子さんとは、お小さい頃から様々な機会にお会いになっていらっしゃいましたので、これまでの日々を懐かしく思われ、遠く離れることに寂しいお気持ちもおありでしたが、従姉妹として、いつも優しく接していただいたことをとても有り難くお思いになり、お幸せを祈っていらっしゃいます。
愛子さまには、この一年もオンライン形式による大学の遠隔授業をお受けになり、課題やレポートの提出、演習の課題発表に向けての作業などに励まれる中で、両陛下とご意見を交わされたり、アドバイスをいただかれたりすることもおありになります。
授業のない時間や休日には、両陸下のお出ましのお見送りやお出迎えをなさったり、時には、新たなご生活をお始めになった皇居内をご一緒に散策されたり、陛下とご一緒にジョギングをされるなど、ご一家でお過ごしになるお時間をとても大事になさっています。
赤坂御所から一緒に連れて来られた犬の「由莉」、猫の「みー」 と 「セブン」を始め、大事に飼育されている生き物のお世話も引き続きなさっています。 また、ジョギングの他、新型コロナウイルス感染症の感染予防に留意しながら、職員と一緒に屋外でバドミントンやバレーボールといったご運動もなさったりするなど、リフレッシュにも努められています。
愛子さまには、まもなく成年皇族の一員となられます。当面はご学業を優先しながらのお過ごしになりますが、宮中行事や儀式にお出になったり、様々な催しへのお出ましの機会には、天皇皇后両陛下を始めとする皇室の方々のお姿をお手本とされながら、ご自身のお務めを心を込めてお果たしになりたいとのお考えでいらっしゃいます。
本年も、新型コロナウイルス感染症の影響により、制約を伴う日々をお過ごしの中ではありますが、新たなご経験を積まれ、様々に思索を深められながら、お健やかに20歳のお誕生日をお迎えになろうとしています。
♪愛子さま 成年皇族に 20歳誕生日
12/1(水) 0:31配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/278427
天皇皇后両陛下の長女・敬宮愛子さまは、12月1日に二十歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた。
二十歳の節目にあたり、愛子さまは、宮内庁を通じて、「成年皇族の一員として、1つ1つのお務めに真摯(しんし)に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい」と、文書で感想を寄せられた。
また、これまでの日々を振り返り、すべての出会いや成長を見守ってきた国民への感謝の思いも記し、「小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたい」と抱負をつづられた。
学習院大学2年生の愛子さまは、当面は学業優先で、成年皇族としての主な行事は、12月5日の日曜日に行われ、記者会見は春休みに予定されている。
♪【宮内庁提供映像】愛子さま成年皇族に
2021/12/01 日テレニュース
https://www.youtube.com/watch?v=AsFQb7MvfiA
天皇皇后両陛下の長女、愛子さまは、12月1日に二十歳の誕生日を迎え、成年皇族となられました。
宮内庁から先月撮影された愛子さまの動画が提供されました。
提供映像に音声はありません。
0:00 御所の庭を歩かれる愛子さま (11月14日撮影・映像提供 宮 内庁)
2:06 三の丸尚蔵館で日本文学に関係す る美術品を鑑賞される愛子さま (11月22日撮影・映像提供 宮内 庁)
♪愛子さまご成年、「務めに真摯に向きあい、両陛下をお助けしたい」 来年3月にご会見も
2021/12/01 産経ニュース
https://www.youtube.com/watch?v=3q26mN1ylTs
天皇、皇后両陛下の長女、敬宮愛子さまは1日、20歳の誕生日を迎えられた。同日と5日に皇居・宮殿などで成年行事に臨まれる。愛子さまは宮内庁を通じ、成年に当たっての感想を文書で公表し、「一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい」と抱負をつづられた。
愛子さまはこれまでの20年間を振り返り、「多くの学びに恵まれた色濃い歳月」とご表現。両陛下と上皇ご夫妻への感謝とともに「日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」との決意を明かされた。
宮内庁によると、愛子さまは現在、在籍する学習院大で日本文学などについて学んでおり、両陛下と意見を交わされることも。先月22日には、皇居・東御苑内にある三の丸尚蔵館を訪れ、「源氏物語」や「更級日記」などの文学作品に関わる収蔵品をご見学。担当の職員に熱心に質問されていたという。新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮し、大学の授業には現在もオンラインで臨み、課題やリポートの提出に忙しく取り組まれている。
また、宮内庁は1日、愛子さまが来年3月中旬、成年に当たっての記者会見に臨まれると発表した。皇族方が成年された際の会見は誕生日前に行われることが多かったが、愛子さまが学業でご多忙のため「(回答を)落ち着いてお考えいただくのに最も適した時期」(宮内庁)としている。
♪愛子さま、20歳に 成年皇族の仲間入り
2021/12/01 毎日新聞
https://www.youtube.com/watch?v=so_d8EZ3dA8
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが1日に20歳の誕生日を迎え、成年皇族の仲間入りをされた。昨春、学習院大文学部日本語日本文学科に入学したが、新型コロナウイルス禍を考慮し、一貫してオンラインで授業を受けている。新入生向けガイダンスで初登校した際は報道陣の質問に、教員らとの対面を喜びつつ、「皆さまが普段通りの生活や活動ができるようになることを心より願っております」と語った。(宮内庁提供)2021年12月1日公開
♪愛子さま20歳、成年皇族に 感想を公表、3月会見
2021/12/01 共同ニュース
https://www.youtube.com/watch?v=QHCcIZF8muw
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが1日、20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられた。宮内庁を通じて「一つ一つのお務めに真摯(しんし)に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております」と感想を公表し、国民への感謝も記した。学習院大2年で、学業優先のため、陛下からの勲章授与など主な成年行事は休日の5日に行われる。記者会見も来年3月になった。
♪天皇皇后両陛下の長女 愛子さま 20歳の誕生日 成年皇族に
2021年12月1日 0時00分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368891000.html?utm_int=detail_contents_news-related_001
天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは1日、20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられました。愛子さまは「一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい」と感想を述べられました。
愛子さまは、20歳の成年にあたり、文書で感想をあらわし「成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉しく思います」と述べられました。
そして、これまでの日々を振り返り、「様々な方と出会い、関わることを通じて、人と人とが互いに手を取り合い、交流の輪が広がっていく素晴らしさを学び、全ての経験が、今、私の財産となっています。今日に至るまで私の歩みに関わってくださった全ての方に深く感謝いたします」と記されました。
そのうえで「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。そして、日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」と述べられました。
愛子さまは、感想の最後で新型コロナウイルスに触れ「多くの方が亡くなられたことに胸が痛みます。現在も大勢の方々が厳しい生活を送られていることと案じています」と記し、「全ての方に、平穏で彩り豊かな暮らしが一日も早く訪れることを願うとともに、また以前のように皆様とお会いし、お話できるようになる日を楽しみにしております」と結ばれました。
愛子さまの成年に伴って、1日は宮内庁の幹部らによる祝賀などがお住まいの御所で行われ、今月5日に皇居・宮殿で勲章の親授などの主要な行事が行われます。
皇室で成年の行事が行われるのは、平成26年の秋篠宮ご夫妻の次女の佳子さま以来7年ぶりで、愛子さまは今後、成年皇族として公務に臨まれます。
〇成年にあたっての記者会見 来年3月第3週に
宮内庁は、愛子さまの成年にあたっての記者会見を来年3月の第3週に行うと発表しました。
皇族の成年にあたっての記者会見は、これまで20歳の誕生日よりも前に行われるケースが大半でした。
しかし愛子さまは今も大学の授業をオンラインで受けていて、レポートの提出など日々の課題に忙しく取り組まれているということで、宮内庁は記者会見を来年3月の第3週に行うことにしたということです。
これについて宮内庁は「一生に一度の会見であり、ご成年になったことをお感じになりながら、質問に対するご回答を落ち着いて考えていただくのに最も適した時期と考えられる日程とした」と説明しています。
〇愛子さまの近況
学習院大学2年生の愛子さまは、新型コロナウイルスの影響で、この1年、通学の機会はなく、引き続きオンラインでの授業を受けられています。
在籍する文学部日本語日本文学科では、古代から現代までの日本語や日本文学を中心とした日本文化を学ぶ専攻を選んだということで、先生や友達ともオンラインで交流しながら忙しくも充実した毎日を送られているということです。
東日本大震災の発生から10年目にあたることし、愛子さまは、震災に関する報道を目にする機会が増え、巨大な津波の映像や原発事故の様子に改めて衝撃を受けるとともに、家族や親しい人を亡くしたり住み慣れた場所を追われたりした人たちの置かれた状況に大変心を痛められている様子だったということです。
ことしの夏に開幕した東京オリンピックとパラリンピックの各競技のもようはテレビでご覧になりました。
愛子さまは、国境を超えて選手どうしが交流する様子が随所で見られたことに感銘を受け、パラリンピックでは、障害のある選手たちの躍動感あふれる姿やサポートしてきた人たちと喜びを分かち合う姿などが印象に残られた様子だったということです。
愛子さまは、ことし9月には、20年近くにわたって慣れ親しんだ赤坂御用地を離れ、ご一家で皇居に移られました。
引っ越し作業の間に滞在した宮殿では、宮中行事や儀式で使われる部屋を視察しながら、今後、成年皇族として出席が想定される行事の次第や所作について、両陛下から直接説明を受け、身の引き締まる思いを抱かれていた様子だったということです。
愛子さまは、大学の授業のない時間や休日には、両陛下と皇居内を散策したり天皇陛下と一緒にジョギングをしたりするなど、ご一家で過ごす時間を大事にする一方で、宮内庁の職員とバドミントンやバレーボールなどをしてリフレッシュにも努められているということです。
愛子さまは、当面は学業を優先しながら過ごすことになりますが、成年皇族として宮中行事や儀式などに臨む際には、天皇皇后両陛下をはじめとする皇室の方々の姿を手本にしながら、ご自身の務めを心を込めて果たしたいと考えられているということです。
〇愛子さま 20年のあゆみ
愛子さまは平成13年12月1日、天皇皇后両陛下の長女として誕生されました。
敬愛の大切さを身につけて育って欲しいという願いが込められ、お名前は「愛子」さま、称号は「敬宮」とされました。
幼いころはお住まいで絵本に親しむ一方で、外に出て木に登ったりするなど活発に過ごされました。
幼稚園から学習院に通い、初等科の一時期は通学への不安から体調を崩し、雅子さまに付き添われて学校に通う日が続きましたが、それを乗り越えて健やかに成長されました。
中等科の修学旅行では、広島市の平和公園を訪れ、原爆ドームや原爆に関する展示を見学し、被爆者から話を聞いたり、「原爆の子の像」に同級生全員で折った千羽鶴を捧げられたりしました。
この時の経験をもとに卒業文集には「世界の平和を願って」と題する作文を寄せ、「唯一の被爆国に生まれた私たち日本人は、自分の目で見て、感じたことを世界に広く発信していく必要があると思う」などと記されました。
女子高等科2年の夏休みには、英語教育のサマースクールで3週間近くイギリスに滞在されました。
英語の授業を受けたほか、体験学習でロンドン市内や近郊の都市を訪れ、イギリスの文化や歴史、社会に触れられました。
おととし4月30日の上皇さまの退位にあたっては上皇ご夫妻にあいさつする行事に臨み、翌5月1日の天皇陛下の即位では両陛下にお祝いの気持ちを伝えられました。
去年、新型コロナウイルスの影響が広がる中、女子高等科を卒業し、学習院大学文学部の日本語日本文学科に進学されました。
高等科の卒業式では、「たくさんの経験ができ、また、とても楽しく、とても充実した学校生活を送ることができたと思います」と笑顔でこたえられました。
大学は、オンラインによる授業が続いていましたが、去年10月、初めて通学した際には「大学では新しい知識を得たときに感じられる喜びを大切にしながら、さまざまなことに取り組んでいければと思っております」と話されていました。
〇天皇皇后両陛下は
天皇皇后両陛下は、さまざまな行事がある中、愛子さまの成年に伴う行事を大切に考え、忙しい日々の合間に宮内庁の職員と打ち合わせをするなど、精力的に準備に取り組まれてきたということです。
側近によりますと、両陛下は、愛子さまと写真を撮ったり、これまでの成長の日々を思い出したりして、感慨深く思われている様子に見えたということです。
一方で、準備を進める愛子さまを、無事に成年の誕生日を迎えさせてあげたいという気持ちで見守られている様子だったということです。
♪愛子さま 20歳の誕生日 宮内庁 先月撮影の映像を公開
2021年12月1日 0時00分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368901000.html?utm_int=detail_contents_news-related_002
天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは1日、20歳の誕生日を迎え、成年皇族となられました。愛子さまの誕生日にあたって、宮内庁は先月撮影された2つの映像を公開しました。
このうち、お住まいの御所の庭で撮影された映像には、愛子さまが、愛犬の「由莉」を連れて散策される様子が収められています。
愛子さまは、時折、由莉をなでて笑顔を見せられています。
また、皇室ゆかりの美術品などを所蔵する皇居の「三の丸尚蔵館」で撮影された映像は、愛子さまが、大学で専攻する日本文学に関する収蔵品をご覧になる様子をうつしたものです。
愛子さまは、▽徳川家が江戸幕府の御用絵師に制作させたとされる「源氏物語図屏風」や、▽鎌倉時代の歌人、藤原定家が書写した「更級日記」などを、職員の説明を受けながら一つ一つ興味深そうな様子でご覧になっていたということです。
♪愛子さま誕生秘話「大きな産声あげられて」
12/1(水) 20:26配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/12/01/07984740.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは1日、二十歳の誕生日を迎えられました。成年にあたっての感想を文書で寄せ「人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」とつづられました。
◇
1日、誕生日に合わせて公開された愛犬・由莉と御所の庭を散策される天皇皇后両陛下の長女・愛子さまの映像。
1日、二十歳の誕生日を迎え、愛子さまは成年にあたっての感想を文書で寄せられました。
「成年という一つの節目を無事に迎えることができましたことを嬉しく思います」
「成長を見守り、温かい声をお寄せいただいている国民の皆様に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます」
◇
2001年12月1日、日本中がお祝いムードにつつまれた愛子さまご誕生のニュース。
皇太子妃時代の雅子さまは出産から1週間後、愛子さまを抱きながら退院されました。
当時、主治医だった堤医師は、愛子さまがご誕生の時の様子を語ってくれました。
元東宮職御用掛 山王病院名誉病院長・堤治医師
「私が取り上げさせていただいて、自分も聞いたことがないというくらい大きな産声をあげられて、みんなの緊張感が解けて、みんなが笑顔になるような本当に素晴らしい瞬間でしたね」
両陛下にとって結婚から8年半、待望の出産でした。
2002年の会見で、雅子さまは「本当に生まれてきてありがとう、という気持ちでいっぱいになりました」と話されていました。
堤医師は、ご出産に至るまでの、お二人の強い絆を目の当たりにしてきたといいます。
元東宮職御用掛 山王病院名誉病院長・堤治医師
「陛下は、いつもご一緒に妊婦健診にもおいでになっていただいて、早い時期から一緒にご覧になっていただいていました。心臓が拍動するところを実際にご覧いただいて、新しい生命が宿っているということを申し上げて、お二人ともとても喜ばれておられました」
◇
両親の深い愛情のもと誕生された愛子さま。
2歳の時には――
愛子さま
「どこにかくれたのかな。パパも」
天皇陛下
「おーいモリゾー、声を聞かせてくれよ」
陛下を「パパ」と呼び、絵本を読まれる愛子さまの姿も見られました。
さらに、初めてハープにふれられてはしゃぐ映像も。この時、一緒に映っていたハープ奏者の長澤真澄さんは、「ちゃめっ気があるようなところがあったりとか、少しハニカミながら、でも実はおてんばだったりとか」と、当時の愛子さまの様子を振り返りました。
◇
小学生になると、様々な活動に積極的に取り組まれるようになりました。
中学校入学の時には、初めて記者の質問に答えられる場面もありました。
記者
「今のお気持ちはいかがですか」
愛子さま
「楽しみにしています」
この頃から、ご両親の地方公務にも同行される姿がみられるようになりました。
去年、学習院大学文学部・日本語日本文学科に進学された愛子さまは、「大学では新しい知識を得た時に感じられる喜びを大切にしながら、様々なことに取り組んでいければと思っております」と話されました。
二十歳となられ、成年皇族として新しい生活がスタートします。
愛子さま成年にあたってのご感想
「日頃から思いやりと感謝の気持ちを忘れず、小さな喜びを大切にしながら自分を磨き、人の役に立つことのできる大人に成長できますよう、一歩一歩進んでまいりたいと思います」
5日には、勲章とティアラをつけた正装姿で祝賀行事にのぞまれる愛子さま。来年3月には記者会見が行われる予定です。
♪愛子さま 成年皇族の一員に…“文武両道”で“万能” 20年の歩みを振り返る
12/1(水) 20:31配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/278881
愛犬・由莉を連れ、微笑まれる天皇皇后両陛下の長女・敬宮愛子さま。
12月1日、20歳の誕生日を迎え成年皇族となられた。
〇周囲の人々へ感謝
この節目に当たり、愛子さまは文書で感想を寄せられた。
愛子さま二十歳の節目にあたる感想:
これからは成年皇族の一員として一つ一つの務めに真摯に向き合い
できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております。
文書には、両親である両陛下と祖父母である上皇ご夫妻への思い、そして周囲の人々への感謝が丁寧につづられていた。
愛子さまが誕生されたのは、2001年12月1日。
「敬宮愛子」という称号とお名前には「人を愛し、人から愛され、人を敬い、人からも敬われる人間になってほしい」との願いが込められているという。
両陛下に慈しまれ、深い愛情の下で成長された愛子さま。
愛子さま・当時2歳:
パパも
2004年には、当時2歳の愛子さまと一緒に絵本を読まれる陛下撮影の映像も公開された。
〇文武両道な“スーパーガール”
この20年の歩みを振り返ると、愛子さまの多才ぶりが随所に伺える。
2005年、長野でスキーデビューされた愛子さま。
両陛下のサポートを受け、年々上達し、2017年には素晴らしい腕前に。
?小学校での運動会では、かけっこで先頭ゴール。
幼い頃から山登りやスキーなどに親しまれた愛子さまは、スポーツが得意だという。
活発なだけではない。管弦楽部の一員として、チェロを演奏。
この時は、卒業生である陛下がビオラを演奏され、親子共演が実現した。
そして2018年、高校2年の時には、イギリスの名門イートン校のサマースクールに参加し、英語で授業を受けられた。
フジテレビ宮内庁担当・宮崎千歳記者:
学校では文武両道で、とにかく努力を惜しまず、すごく集中されるそう。
語学も英語もスペイン語も熱心に勉強されてますし、やはりそうしたことは語学が堪能でスポーツが好きな両陛下の影響がとても大きいのではないか
勉学、スポーツ、音楽、そして語学。まさに万能な“スーパーガール”。
愛子さま・2020年10月当時18歳:
半年遅れではありますが、先生方や学生の皆さんにお会いできることをうれしく思います
5日に行われる成年皇族としての祝賀行事では、ティアラを着用される予定。
これまでの慣例で、女性皇族が成年になられるごとに新調されてきたが、愛子さまは、コロナ禍であることを考慮し両陛下と相談の上、新調されない考え。
代わりに、陛下の妹・黒田清子さんのものを借りられるという。
恒例となっている成年にあたっての記者会見は、大学が休みになる2022年3月中旬に行われる予定だ。
♪愛子さま20歳 「両陛下をお助けしていきたい」
12/1(水) 19:10配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4417599.html
天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが1日、20歳の誕生日を迎えられました。成年皇族として「できる限り両陛下をお助けしていきたい」と抱負をよせられています。
♪愛子さま20歳の誕生日、宮内庁長官らから成年の祝賀…ほほ笑みながら謝意
12/1(水) 21:13配信 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは1日、20歳の誕生日を迎え、同日夕に皇居・御所で宮内庁長官や職員らから成年の祝賀を受けられた。
宮内庁によると、愛子さまは職員らの祝意に対し、ほほ笑みながらこれまで支えてくれたことへの感謝と、成年皇族として真摯(しんし)に務めを果たしていく決意を述べられた。
5日には、皇居で宝冠大綬章の授与などの行事に臨まれる。
♪「さらなるご活躍を」 愛子さま成年に恩師
2021年12月01日07時11分 時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021120100016&g=soc
1日に成年皇族となった天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、学習院女子中・高等科に6年間通われた。恩師らが、当時を振り返りながら「さらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます」と祝いの言葉を贈った。
高校3年の担任は、愛子さまがクラス当番の際に記した日誌を述懐。現代文の授業の感想として、人生は有限で時間は戻らないので今を充実させたいという内容や、注文した「ごきげんよう弁当」を楽しみにしていること、友人の急な欠席を非常に心配していることなどの記述を回想した。
愛子さまは作文などの文章表現が得意だったといい、中学の卒業記念文集には「世界の平和を願って」との題で、広島市を修学旅行で訪れた時のことをつづった。高校の国語の担当者によると、2018年夏の英イートン校への短期留学や、スキーに行った際の風景など、自身の体験を歌に詠むことが多かったという。
「20年間で最も日焼けされた夏」。中学の担任は、2年の時の静岡県沼津市での臨海学校について、「毎日元気に沖合まで泳ぎ出て、練習に励んでいらっしゃいました」と回顧。愛子さまは友人たちと励まし合いながら約3キロを完泳した。
中高の担任一同は「何事に対しても丁寧に努力していらっしゃったのは、多くの物事に深いご関心を持ち、高い感受性と真っすぐなお気持ちを持っていらっしゃったからと存じます」と感想を寄せた。
♪【全文】愛子さまが通われた学校の教員 質問に文書で回答
2021年12月1日 0時00分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013368931000.html?utm_int=detail_contents_news-related_003
愛子さまの成年にあたって、愛子さまが通われた学習院女子中等科と高等科の教員が、記者から事前に寄せられた質問に文書で回答しました。その全文です。
【問1】
愛子さまはどのようなお子さまだったでしょうか。在学中で特に印象深かった思い出について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
困難も含めて様々な出来事があったかと思いますが、愛子さまはクラスメートやお友達とともに、どのように取り組まれたでしょうか。
こうした様々な出来事を通しての愛子さまの印象、人柄についてどう思われましたか。
【答】
週番(クラス当番)の仕事の際には誠実に取り組まれ、日誌に詳しく授業の様子などを綴っていらっしゃいました。
現代文の授業の感想では人生は有限だということを再認識され時間は戻らないものなので今を充実させたいということ、休み時間に学内で販売されている「ごきげんよう弁当」を注文して楽しみにしていること、高3になるまで無欠席であった友人の急な欠席を非常に心配していることなど、お人柄が伺える記述が思い出されます。
(高3のクラスを担当した教員)
何事にも丁寧に取り組み、努力なさっていました。
お友達思いで、たくさんのご友人と充実した学校生活を送っていらっしゃいました。
純粋で明るく素直で誠実な方です。
(高3のクラスを担当した教員)
体育が大変お好きでいらっしゃいました。
特にバスケットボール、テニス、バドミントン、バレーボール、ソフトボールは毎回授業後にお友達と残り、休み時間にも練習なさっていました。
体育教員も参加したミニゲームも本当に楽しそうにされていました。
得意のソフトボールではチームのリーダーとなり、ゲーム前の練習からゲームのコントロールまでなさっていました。
テニスでは、丁寧にサーブとストロークの練習をしていらっしゃいました。
(高校の体育を担当した教員)
【問2】
愛子さまは、勉強面ではどのように取り組まれていたでしょうか。
2018年夏にイギリス・イートン校に短期留学されましたが、滞在中のエピソードや帰国後の印象などについてお聞かせください。
愛子さまは大学入学以降、オンラインで授業を受けられていますが、貴重な大学生活を大きな制約の中で送られていることをどのように思われますか。
【答】
どの教科にも熱心に取り組まれ、丁寧にノートをまとめて勉強なさっていました。
定期考査前には担当の先生によくご質問なさっていました。
質問は的確で、何事も深く理解なさろうとする姿勢を感じました。
(高校のクラスを担当した教員)
国語表現の授業において、イートン校での思い出を短歌に詠んでいらっしゃいました。
他にもスキーに行かれた折にご覧になった風景など、ご自身のご体験を歌に詠まれることが多かったと記憶しております。
(高校の国語を担当した教員)
高校3年時の古文の授業で、「源氏物語」末摘花巻のグループ発表を行いました。
最も理解力が要求される文法事項を担当するとともに、自らグループの中心として発表をなさいました。
(高校の古文を担当した教員)
高2の英語の授業では、自分達がするならどんなボランティア活動をするか、というプレゼンテーション活動があり、お友達と組んで動物保護を選んでいらっしゃいました。
発表に際して入念に準備され、また豊富な知識をお持ちでした。
(高校の英語を担当した教員)
イートンサマースクールでは、英語の習得や名所訪問だけでなく、スポーツやスコーン作りも体験され、幅広くイギリスの文化に触れられました。
プログラムにはおひとりで取り組む課題やお友達とお互いに協力し合う課題もあり、3週間を通して充実した時間を過ごされたようです。
(サマースクールを引率した教員)
高3の卒業レポートでは、平安時代の猫と犬に関して文学作品を通して考察をなさいました。
動物と文学好きの宮様らしいテーマでした。
(高3のクラスを担当した教員)
※大学生活についてのコメントは、控えます。
【問3】
愛子さまは文化祭や体育祭、球技会などの学校行事を熱心に取り組まれていたと伺っています。
当時の思い出や印象について具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
【答】
高等科では、文化祭の有志団体に参加され、その公演の司会を務められました。
公演が円滑に進行するようにお友達とともに楽しそうに活動されていたことが印象に残っております。
(高3のクラスを担当した教員)
運動会の学年対抗種目では、宮様は中1から高3まで「ドリブルリレー」という競技に毎年出場されました。
学年で決めた朝と昼の練習に必ず参加し、お友達と熱心に練習していらっしゃいました。
毎年、学年としては上位に入るもののなかなか優勝できませんでしたが、高3で念願の優勝を果たし、学年の総合優勝にも貢献されました。
(高3のクラスを担当した教員)
【問4】
課外活動についてお聞かせください。
愛子さまは2015年、戦後70年関連の新聞記事の感想を書く宿題に取り組んだほか、臨海学校では遠泳で約3キロを泳ぎ切られました。
2016年の修学旅行では原爆ドームや広島平和記念資料館などを見学し、被爆体験の語り部から話も聞かれました。
当時の思い出や印象について、具体的なエピソードを交えてお聞かせください。
学習院は作文の授業にも力を入れてこられたと聞いています。
愛子さまは小学校の「遊泳合宿」や中学校の「広島」の作文、高校の論文など、これまで公開された作文はそれぞれとても表現力が高いように感じられました。
愛子さまは、特に作文がお得意だったのか、文章や表現力について、学内ではどのような評価だったのでしょうか。
【答】
中2で、希望者参加である沼津臨海学校に自ら応募して参加されました。
この年は例年になく波が高い日や寝苦しい夜も多かったのですが、毎日元気に沖合まで泳ぎ出て、練習に励んでいらっしゃいました。
四日目の午前中の約3kmの遠泳では、複雑に変化する潮の流れのため、参加生徒全員が一進一退の苦しい場面もありましたが、ご友人たちと励まし合いながら無事に完泳されました。
おそらくこの20年間で最も日焼けされた、思い出深い夏になったことと思います。
(中学のクラスを担当した教員)
高1の八ヶ岳林間学校では、登山を楽しんでいらっしゃいました。
帰京後の作文では、この時の登山の感想とともに、ご両親である天皇皇后両陛下との登山の思い出を振り返り、記していらっしゃったことが強く印象に残っております。
(高1のクラスを担当した教員)
※作文などの文章表現はお得意でしたが、学内での評価についてのコメントについては控えます。
【問5】
12月1日に20歳の誕生日を迎えられる愛子さまへのお祝いのメッセージをお聞かせください。
また、成年皇族として今後、期待されることはどんなところでしょうか。
【答】
20歳のお誕生日をお迎えになられますこと、心よりお慶び申し上げます。
何事に対しても丁寧に努力していらっしゃったのは、多くの物事に深いご関心を持ち、高い感受性とまっすぐなお気持ちを持っていらっしゃったからと存じます。
これからは広い世界へはばたいてゆかれることと存じます。
宮様のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
(中学と高校でクラスを担当した教員一同)
12/5(日) 13:01配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/280556
12月1日に20歳の誕生日を迎えた天皇皇后両陛下の長女・敬宮愛子さまが、先ほどティアラ、勲章を身に付けた正装のドレス姿を初めて披露された。
5日午後1時前、愛子さまは両陛下への成年のあいさつを終え、皇居・宮殿の玄関に姿を見せられた。
澄み渡った青空のもと、愛子さまは、ローブ・デコルテと呼ばれる最も格式の高い白いドレスにティアラとネックレス、イヤリング勲章を着用し、報道陣からの「おめでとうございます」との祝福の声に「ありがとうございます」笑顔で答えられた。
♪【速報】愛子さま成年行事 “ティアラ”正装でお出ましに
12/5(日) 13:01配信 TBS
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4420272.html
天皇・皇后両陛下の長女、愛子さまの成年行事が行われ、両陛下へのあいさつを終えた愛子さまが、午後1時前、勲章にティアラを身につけ、ローブデコルテの正装姿で宮殿・西車寄に姿をみせられました。
「おめでとうございます」という報道陣の呼びかけに「ありがとうございます」と答え、一礼されました。
12/5(日) 13:24配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000237342.html
20歳を迎えて成年皇族になり、祝賀行事に臨まれている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまの映像が入ってきました。
愛子さまは、ロングドレス「ローブ・デコルテ」に、勲章とティアラを身に付けて報道陣の前に姿をお見せになりました。
愛子さまが着用しているティアラは天皇陛下の妹で、愛子さまの叔母にあたる黒田清子さんから借りられたものです。
また、勲章は5日午前、皇居の宮殿で天皇陛下から手渡されたもので、女性皇族に授与される最も位の高い勲章、宝冠大綬章です。
愛子さまは、この姿で、天皇・皇后両陛下にあいさつをされました。
上皇ご夫妻のお住まいを訪れあいさつをされます。
愛子さまは、その後、秋篠宮さまら皇族方や岸田総理大臣らからお祝いのあいさつをお受けになります。
♪愛子さま成年行事 勲章とティアラの装い
12/5(日) 12:59配信 日テレ
https://www.news24.jp/articles/2021/12/05/07986929.html?cx_recsclick=0#cxrecs_s
今月1日に20歳の誕生日を迎えた天皇皇后両陛下の長女、愛子さまは、大学の授業の無い5日、皇居で成年行事にのぞまれています。勲章とティアラをつけた最も格式の高い装いで宮殿から姿を見せられました。
愛子さまが着用されているのは、「ローブデコルテ」という胸元のあいた最も格式の高いドレスで、5日午前、天皇陛下から授与された女性皇族に贈られる最高位の勲章「宝冠大綬章」をつけ、髪にはティアラが輝いています。
ティアラは、新型コロナウイルスに配慮して新調せず、陛下の妹にあたる黒田清子さんのものを借りられました。
宮内庁は、「ティアラは、儀式の際に女性皇族がおつけになるものとして必要」だとして、愛子さまのティアラも今後、国費での製作も検討するとしています。
愛子さまは、5日はまず、午前10時に皇室の祖先などをまつる皇居・宮中三殿を参拝して成年皇族となったことを報告されました。その後、陛下から勲章を授与され、最高位の正装に着替えて両陛下に挨拶をされました。
このあとは、上皇ご夫妻のお住まいを訪れて挨拶をするほか、皇族方や三権の長からの祝賀を受けられ、成年行事は夕方まで続きます。
成年にあたって、愛子さまは「成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたい」と感想を寄せられました。
記者会見は、大学の春休みである来年3月中旬に行われる予定です。
12/5(日) 11:47配信 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20211205-QPTMUB7TCBJOHH5RECAANECYPY/
(車中の敬宮様のお写真あります)
天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまは5日、成年行事に臨み、皇居・宮殿「鳳凰(ほうおう)の間」で、ティアラ(宝冠)や勲章を身に着けた女性皇族としての正装姿で両陛下にあいさつをされた。あいさつを終えた愛子さまは午後0時50分ごろ、宮殿の西車寄に姿を見せ、報道陣からの「おめでとうございます」の声に「ありがとうございます」と笑顔で応じられた。
愛子さまは続いて東京都港区にある上皇ご夫妻のお住まいを訪問した後、再度、宮殿に戻り、皇族方や三権の長から祝賀を受けられる予定。
これに先立ち、愛子さまは同日午前、皇居・宮中三殿をご参拝。鳳凰の間で、天皇陛下による「宝冠大綬章(ほうかんだいじゅしょう)」の勲章親授に臨まれた。
宮内庁によると、愛子さまは午前10時45分ごろ、陛下のモーニングに対応する服装の「ローブ・モンタント」姿で鳳凰の間に入られた。背筋を伸ばし、凛としたたたずまいで臨まれた愛子さまに対し、陛下が直接、勲章を授与された。両陛下は、愛子さまが成年皇族として健やかに歩まれることを願われているという。
♪愛子さま、背筋を伸ばして「宝冠大綬章」受ける…天皇陛下は優しいまなざし
12/5(日) 11:34配信 読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/koushitsu/20211205-OYT1T50053/
1日に20歳になった天皇、皇后両陛下の長女愛子さまが5日、皇居・宮殿で成年行事に臨まれ、天皇陛下から勲章を授与された。
愛子さまは午前10時、皇室の先祖などが祭られる皇居内の宮中三殿を参拝。続いて宮殿「鳳凰の間」で、天皇陛下から宝冠大綬章を授けられた。宮内庁によると、愛子さまは背筋を伸ばして勲章を受けられ、陛下は優しいまなざしを向けられていたという。
午後には両陛下、上皇ご夫妻にあいさつし、皇族方や三権の長らから祝賀を受けられる。
2021年12月5日 18時48分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211205/k10013375531000.html?utm_int=all_side_ranking-social_001
今月1日に20歳になった天皇皇后両陛下の長女の愛子さまは、5日、皇居で成年の行事に臨み、報道陣からの祝意に「ありがとうございます」と笑顔で一礼してこたえられました。
宮内庁によりますと、愛子さまは午前中、皇室の祖先などをまつる宮中三殿に参拝したあと、宮殿で、天皇陛下から「宝冠大綬章」と呼ばれる勲章を授けられました。
そして、昼すぎに天皇皇后両陛下への成年のあいさつを終えると、宮殿の「西車寄」で待つ報道陣の前に姿を見せられました。
ティアラと呼ばれる髪飾りや勲章を身につけた白いロングドレス姿の愛子さまは、少し緊張した様子で一礼し、報道陣から「愛子さまおめでとうございます」と声をかけられると、「ありがとうございます」と笑顔でこたえ、再び一礼してほほえまれました。
愛子さまは、続いて上皇ご夫妻にあいさつをするため、東京 港区にあるご夫妻の仮住まい先を初めて訪れ、門の前では車の窓を開けて集まった人たちににこやかな表情で手を振られていました。
新型コロナウイルスの影響で、面会を控えていたため、愛子さまと上皇ご夫妻が会われたのは、およそ1年9か月ぶりだということです。
愛子さまは、このあと皇居・宮殿に戻って、秋篠宮さまをはじめとする皇族方や、岸田総理大臣など三権の長から祝賀を受けられました。
そして、行事で使うティアラを貸してくれた天皇陛下の妹で元皇族の黒田清子さんなどからも祝賀を受けられたということです。
愛子さまは、今後、成年皇族として公務に臨むことになり、年明けには「新年祝賀の儀」や「歌会始」など、宮中の正月行事に出席される見通しです。
また、学業の落ち着く来年3月には、成年にあたっての記者会見に臨まれることになっています。
〇皇后さまの同級生が祝意
皇后さまの小学校から高校にかけての同級生で、天皇ご一家と家族ぐるみで親交のある川越啓子さんは、「ご幼少の頃からとても利発でかわいらしかった愛子さまが、すてきな女性に成長し、ご成年を迎えられましたことに、心からお喜び申し上げます」と、祝意をあらわしました。
川越さんは、愛子さまが自分の娘と遊ばれる姿を振り返り、「いつも活発に明るく動かれていて、運動神経がとてもすぐれていると感じていました。どんな時でも一生懸命で、全力でボールを追いかけてほおを紅潮させ、汗をたくさんかかれていた姿を思い出します」と話しました。
そして、「家族が互いを信頼し合うとても温かい雰囲気の家庭で育たれたので、おおらかで素直でまっすぐな女性に成長されたと思います」と語りました。
さらに、愛子さまの親譲りの人柄について、「天皇陛下のように誰とでも分け隔てなく接し、周囲への気遣いが本当にすばらしい方だと思います。皇后陛下にもよく似てユーモアのセンスをお持ちで、愛子さまを中心に笑いの輪が広がることがしばしばありました」と話しました。
そのうえで、これからの愛子さまについて、「大学生活が実り多きものでありますように、また、成年皇族としてのお務めも忙しくなってくると思いますが、持ち前の明るさと優しさでご活躍されますようお祈り申し上げます」と述べました。
川越さんは、最後に「天皇皇后両陛下が本当に愛情いっぱいに育てられたので、愛子さまも本当に両陛下のことが大好きで、ご家族の温かい絆を折々に感じることがありました。そのように愛情をいっぱい受けられたからこそ、愛子さまは、行く先々で温かいことばをかけたり、親しみやすくお話しになったりして、きっと多くの人たちが喜び、愛子さまのことが大好きになっちゃうんじゃないかと思います」と話していました。
〇皇后さまの主治医を務めた医師「もう20年かと感慨深い」
愛子さまの誕生にあたり、東宮職御用掛として皇后さまの妊娠から出産までの主治医を務めた山王病院名誉病院長の堤治さんは、「もう20年になるのかと思うと本当に感慨深いものがあります。愛子さまが、両陛下の愛情を受けて健やかに成長され、成年を迎えられますことを、誠におめでたくお祝い申し上げます」と祝意をあらわしています。
堤さんは、皇后さまの妊婦健診に毎回、天皇陛下が付き添われ、お二人で超音波の画像を見ながら愛子さまの様子を見守られていたと振り返ったうえで、皇后さまの母子手帳について「使う人の少ない体重を記録するページに、毎日毎日ご自分で点を打って記録をつけられ、それがつながって美しい線になっていくという、見た事もないすばらしい手帳でした」と明かしました。
そして、「愛子さまのことを思い、日々同じ時間帯に体重を記録し続けられた母親としての愛情に涙が出るぐらい感動しました」と話しました。
堤さんはまた、愛子さまの誕生の時の様子を語り、生まれてすぐ宮内庁病院に響き渡る大きな産声をあげられたとしたうえで、「元気なお子さまで、皇后さまがすぐに抱かれ、本当に幸せな母親の顔をされていました。天皇陛下も待望のお子さまがご自分によく似ていて、喜びが止まらないような笑顔でだっこされていました」と振り返りました。
そして愛子さまが、誕生から今に至るまで、両陛下の愛情を受けながら皇室の一員としてあるべき姿を学びとられてきていると思うと述べたうえで、「成年を迎えられ、これからは公務での活躍を期待する声も大きいと思いますが、ご誕生に立ち会わせていただいた者としては、幸せで楽しい人生を歩まれることを、ただただお祈りしたいと思います」と話しました。