天皇皇后両陛下と敬宮愛子さまのニュースレポートです。詳細はコメント欄をご覧ください。
天皇陛下の新年ビデオメッセージ公開(1/01)
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r04-0101-mov.html(宮内庁HP)
◎宮内庁 新年を迎え天皇ご一家らの映像を発表 テレ朝2022/1/01(土) 2:24配信
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000240121.html
新年をお迎えになったご一家のご近影ビデオ公開(1/01)
◎新年ビデオメッセージ(令和4年1月1日)
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/90#337(宮内庁HP)
天皇陛下の新年ビデオメッセージ公開(1/01)
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r04-0101-mov.html(宮内庁HP)
◎宮内庁 新年を迎え天皇ご一家らの映像を発表 テレ朝2022/1/01(土) 2:24配信
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000240121.html
新年をお迎えになったご一家のご近影ビデオ公開(1/01)
◎新年ビデオメッセージ(令和4年1月1日)
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/90#337(宮内庁HP)
◎新年ビデオメッセージ(令和4年1月1日)
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/90#337(宮内庁HP)
天皇陛下
新年おめでとうございます。
皇后陛下
おめでとうございます。
天皇陛下
今年も,新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため,一般参賀で皆さんに直接お話をすることが残念ながらできません。そこで,昨年と同じようにビデオで御挨拶をしようと思います。
この1年も新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい,国の内外で多くの方が感染し,亡くなりました。亡くなられた方々に,深く哀悼の意を表しますとともに,大切な方を亡くされた多くの方々に,心からお見舞いを申し上げます。また,これまで,献身的に治療に当たってこられた医療従事者の皆さんの並々ならぬ御尽力に改めて敬意と感謝の意を表します。
我が国では,幸いにしてワクチン接種が行き渡ってきたことや,国民の皆さんのたゆみない努力などにより,新型コロナウイルスの感染者の数が一時に比べて大きく減少し,随分と落ち着きを見せています。また,新型コロナウイルス感染症により重症化する方や亡くなる方も確実に少なくなってきており,明るい兆しが見えてきたようにも思われます。同時に,今,私たちは,オミクロン株という,新たな変異ウイルスの脅威にも直面しています。
海外に目を向けると,感染者数が増加している国も多く,中には,ワクチンが手に入らなかったり,必要な治療が受けられない人々も大勢おり,このような状況が早く改善することを願っています。
国内にあっては,この新型コロナウイルス感染症の影響により,仕事を失ったり,苦しい生活状況に陥る方も多く,心が痛みます。助けを必要としている方々のところに,多くの温かい手が差し伸べられることを願ってやみません。
国民の皆さんのこれまでの御苦労もいかばかりかと思いますが,今一度,私たち皆が,これまでの経験に学び,感染症の対策のための努力を続けつつ,人と人とのつながりを一層大切にしながら,痛みを分かち合い,支え合って,この困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています。
そして,新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まり,皆さんと再び直接お会いできる日が来ることを心待ちにしています。
昨年は,東日本大震災の発生から10年を迎えた年でした。人々のたゆみない努力により,一歩一歩復興が進んできていますが,その一方で,多くの方々が,困難な状況の中で今なお苦労を重ねておられることを案じています。また,昨年も台風や大雨により,多くの方が被害に遭われ,亡くなられたことに胸が痛みます。これからも被災地の方々に心を寄せていきたいと思います。
私たちの前には,まだ様々な困難が横たわっていますが,そのような中にあって,昨年夏に行われた東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は,選手や関係者の努力により,多くの人々に勇気と希望を与えるものとなったことと思います。
本年が,皆さんにとって,明るい希望と夢を持って歩みを進めていくことのできる良い年となることを,心から願っています。新年に当たり,我が国,そして世界の人々の幸せと平和を祈ります。
皇后陛下
昨年も,多くの方にとって御苦労の多い年だったのではないかと思います。また,年の暮れからの寒波で大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか。どうぞ皆様くれぐれもお体を大切にお過ごしいただきますように。
今年が,皆様にとって少しでも穏やかで,実り豊かな年となりますよう,心からお祈りしております。
◎新年をお迎えになったご一家のご近影(ビデオ)
https://www.kunaicho.go.jp/activity/gokinkyo/newyear/r04-0101-mov.html(宮内庁HP)
◎宮内庁 新年を迎え天皇ご一家らの映像を発表
1/1(土) 2:24配信 テレ朝
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000240121.html
宮内庁は新年にあたり、天皇ご一家と上皇ご夫妻、秋篠宮ご一家の映像をそれぞれ発表しました。
天皇ご一家の映像はお住まいの御所で撮影したもので、テーブルには今年の干支にちなんだはりこの虎が飾られています。
ご一家は1日、皇居・宮殿で「新年祝賀の儀」に臨まれますが、皇后さまや愛子さまら女性皇族は去年と同じようにティアラの着用を控えられます。
新型コロナで、多くの国民が苦労している状況に鑑みた両陛下のご意向によるものということです。
上皇ご夫妻は、お住まいの仙洞仮御所で天皇ご一家や秋篠宮さまらからごあいさつを受けられます。
秋篠宮ご一家も喪中の紀子さまを除き、祝賀行事に臨まれます。
誠に恐縮ですが時間を置いてからでないとコメントできないと思いますのでしばらくお待ちください。宜しくお願い申し上げます。
1/1(土) 11:06配信 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/292934
元日のきょう、皇居では、天皇皇后両陛下が新年の挨拶を受けられる「新年祝賀の儀」が行われ、長女の愛子さまが初めての公務に臨まれた。
「新年祝賀の儀」は、規模を縮小して、宮殿・松の間などで行われた。両陛下は、皇族方とともに、午前11時から、三権の長などから、新年の挨拶を受けられた。
先月20歳を迎え、成年皇族になったばかりの両陛下の長女・愛子さまは、ローブデコルテに勲章を着用し、初めての公務として出席された。”公務デビュー”となる愛子さまは、背筋を伸ばし引き締まった表情で、衆議院議長らの挨拶を受けられていた。
きょうの儀式では、多くの国民がコロナ禍で厳しい状況にあることを踏まえ、両陛下のお気持ちから、女性皇族方は、ティアラの着用を控えられた。午後には、各国の駐日大使などから、新年の挨拶を受けられる。
◎「新年祝賀の儀」天皇陛下「国民の幸せと国の発展を祈ります」
2022年1月1日 11時45分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220101/k10013411411000.html
元日の1日、皇居では「新年祝賀の儀」が行われ、天皇陛下が「国民の幸せと国の発展を祈ります」などと新年のあいさつをされました。
「新年祝賀の儀」は、年の初めに天皇が皇后とともに皇族や総理大臣、衆参両院の議長、それに日本に駐在する外国の大使などから新年のお祝いを受ける儀式です。
皇居 宮殿の「松の間」では、午前11時すぎから、天皇皇后両陛下が秋篠宮さまなど皇族方とともに儀式に臨まれ、両陛下の長女の愛子さまも、先月の成年の行事後、初めての公務として臨まれました。
儀式は新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底して行われ、女性の皇族方は感染拡大で多くの国民が苦労している状況を踏まえ、去年同様、髪飾りのティアラの着用を控えられました。
はじめに、出席した衆参両院の議員らを代表して、細田衆議院議長と山東参議院議長がそれぞれ新年のあいさつをしました。
これに対し、天皇陛下が「年頭にあたり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられました。
両陛下は、午前中岸田総理大臣や閣僚などからもあいさつを受けられました。
午後からは、日本に駐在する外国の大使などからもあいさつを受けるほか、東京 港区にある上皇ご夫妻の仮住まい先を、ご一家で訪問されることになっています。
※コメント投稿に制限がかかった状況が続いております。文字数を大幅に減らした上で再投稿いたしました。
2022/1/1 15:49 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20220101-RYJ2YWGTNJMYNAXHIGKVARCG4M/
天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは1日午後、上皇ご夫妻に新年のあいさつをするため、仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区)を訪問された。
午後3時半ごろ、両陛下と愛子さまは車で仮御所に入る際、窓を開け、沿道に集まった人らに笑顔で手を振って応じられた。
(以下略)
※コメント投稿制限がかけられておりますので文字数を減らした上で投稿させていただきました。
2022年1月2日 日曜 午後1:56 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/291695
天皇皇后両陛下は、1月1日、2022年を穏やかに迎えられました。
今年も新年祝賀の儀は、参賀に参列する人数を減らし縮小して行われ、2日に行うのが恒例となっていた新年一般参賀は中止となりました。
◇元明天皇千三百年式年祭の儀
こうした中、1月2日に行われたのは「元明天皇千三百年式年祭の儀」という宮中祭祀でした。
亡くなられた天皇は、3年、5年に続いては10年ごと、50年のあとは、100年ごとの節目で宮中三殿の「皇霊殿」と「山陵」で式年祭が行われ、今年亡くなって1300年の節目を迎えた元明天皇の式年祭が行われました。つまり、元明天皇が亡くなられて1300年の命日に、そのご事蹟を偲びお祭りが行われたということです。
◇治世9年 元明天皇とは
1300年前に亡くなった元明天皇とはどういう方だったのでしょう。
父親は天智天皇、母親は蘇我倉山田石川麻呂の娘で、西暦661年に誕生したとされています。夫は、天武天皇と持統天皇の間に生まれた草壁皇子。二人の間には、後の文武天皇、元正天皇が生まれています。見ているだけで、歴史の教科書に載っている名前が並んできます。
707年に文武天皇が亡くなったことを受け、第43代天皇に即位します。当時は、文武天皇の息子、のちの聖武天皇がまだ7歳と言うこともあり、孫の成長を待つこととなったのです。
元明天皇の治世は9年で、715年、元正天皇に後を譲り退位しています。この治世は、律令国家の成立期に当たり、大きな事業が完成を見た時代でした。
一つ目は、平城京への遷都です。文武天皇の時代から計画が進められ、710年に藤原京から遷都が実現したのです。
二つ目は、本格的な貨幣、「和同開珎」の発行です。貨幣の流通を本格させることで、通商の奨励策としたのです。貨幣などの蓄財に合わせ位階を与える「蓄銭叙位令」も発しています。
三つ目は、「古事記」の完成です。もともとは、天武天皇が歴代の天皇のご事蹟などをまとめようとしていましたが、編纂途中で文武天皇が亡くなり、中断していたものを完成まで至らせました。「風土記」の編纂にも積極的に取り組まれています。そして、太陽暦の712年1月2日、61歳で亡くなったとされています。
◇ご事蹟を学び歴代天皇を偲ぶ
天皇皇后両陛下は、こうしたご事蹟について宮内庁書陵部がまとめた資料を読んだり、12月17日には、専門家の愛知県立大学の丸山裕美子教授からお話を聞かれています。(略)
1月2日午前、天皇陛下は宮中三殿の「皇霊殿」へと入り拝礼され、続いて秋篠宮さまも皇霊殿で拝礼されました。葬られた奈良市奈良坂町にある元明天皇山陵で行われたお祭りには、寬仁親王妃信子さまが参列されています。
1300年前の祖先を敬い、そのご事蹟を知ることで歴代天皇を偲ぶ。このように歴史と伝統を守り続けることは、皇室の皆さまにとって大切なお仕事の一つなのです。
◇歴史と伝統は次の世代へ
1月1日に行われた「新年祝賀の儀」には、初めて両陛下の長女・愛子さまが出席されています。
初めてのご公務と言うこともあったのか、少し緊張気味でしたが、終始、笑顔を見せられていました。
こうした伝統行事は、次の時代へと引き継がれています。
2022年1月5日 水曜 午後5:34 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/294288
FNN記者のイチオシのネタを集めた「取材部 ネタプレ」。今回は、社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者が「天皇皇后両陛下 オンラインでのご公務」を伝える。ポイントは「皇后さまのアドリブに陛下の絶妙なお答え」。
◇2年連続“新年ビデオメッセージ”
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
陛下は、2021年に続き2年連続で元日にビデオメッセージを寄せられました。
フジテレビ社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
コロナ禍で実施できない「新年一般参賀」のお言葉に代わるもので、収録は仕事納めの12月28日夕方でした。陛下は、大雪やオミクロン株の感染状況の推移をとても心配されていて、撮影4日後の元日に公開されるメッセージが、その時のその状況に合ったものになるように、またご自分の思いにぴったりと合う言葉を探して、直前まで推敲を重ねられていたそうです。
ビデオメッセージの一部です。
新年ビデオメッセージ・天皇陛下:
今私たちはオミクロン株という新たな変異ウイルスの脅威にも直面しています。私たち皆がこれまでの経験に学び、感染症の対策のための努力を続けつつ、人と人とのつながりを一層大切にしながら、痛みを分かち合い支え合ってこの困難な状況を乗り越えていくことを心から願っています。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
このように陛下は、オミクロン株の脅威に具体的に触れて警戒が必要だと呼びかけられました。ただ一方で、2021年に比べてワクチン接種が進んだり、明るい兆しにも触れて、「皆さんにとって明るい希望と夢を持って歩みを進めていくことのできる良い年となることを心から願っています」というふうに、夢という前向きな言葉をお使いになりました。
また皇后さまも次のように述べられています。
新年ビデオメッセージ・皇后さま:
今年が皆様にとって少しでも穏やかで実り豊かな年となりますよう心からお祈りしております。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
同じように皇后さまも「実り豊かな年」という前向きな言葉をお使いになりました。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
長女・愛子さまも、12月に成年を迎えたご感想の中で「平穏で彩り豊かな暮らし」という表現を使われていたんですが、こういう制約の多い生活が長く続く中で少しでも行く手に光が感じられて、“コロナ疲れ”を乗り越えられるような気遣いだったのではないかなと思います。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
こうしたビデオメッセージを含めて、両陛下のオンラインでの活動はこの1年で12件に及びました。画面越しでも心を通わせられるように工夫をされて、また会話からはお人柄も垣間見えました。
オンライン公務に「新たな可能性と手応え」
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
まずは、5月末に行われた全国植樹祭(島根県)での様子ですが、陛下はご自分が移動することで密を作って地元に負担をかけてはいけないというお考えから、島根県の会場に足を運ぶことは断念されて、代わりに赤坂御用地から初めて式典にリモートで出席をされました。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
この行事では、毎回苗木を植えるなどの作業があり、それを手伝った小学生に直接お声を掛けられるんですが、今回リモート出席という初めてのケースでどう対応されるのか私たち記者も注目していました。
陛下は、マイクを使って画面越しに会場の小学生に呼びかけられました。
全国植樹祭・天皇陛下:
緑の少年団の皆さん、きょうは私たちに丁寧に説明をして頂きどうもありがとう。皆さんには、これからも緑を守り、育てる気持ちを大切に持ち続けて頂きたいと思います。どうかくれぐれも体に気をつけて、実り多い学校生活を送ってください。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
一人一人と会話を交わすことはできなくても、直接何とか呼びかけたいという陛下のお気持ちによるもので、マスク越しですが優しいまなざしが伝わってきますよね。リモート出席という方法が果たしてうまくいくのかどうか、両陛下には期待と不安がおありだったようですけれど、式典会場との一体感を感じることもできて、オンラインによる活動にこの式典を通じて「新たな可能性と手応え」をお感じになったそうです。
◇一体感を作る工夫とユーモア
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
続いて、オンライン越しにも心を少しでも通わせようと工夫されている場面をまたご紹介します。
2021年10月30日に和歌山県で行われた国民文化祭の交流の映像です。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
両陛下の後ろに和歌山県のキャラクター・紀州犬の「きいちゃん」のぬいぐるみが並べられて…
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
机には特産品のみかんや柿もありました。現地のものを並べて、少しでも一体感を持つというご配慮が感じられました。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
この後、高校生との交流で印象的な場面がありました。コントラバスを演奏する男子生徒との会話の中で、皇后さまが急にお隣の陛下に「お弾きになったことは?」とお尋ねになりました。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
懇談相手の高校生ではなくて、傍らの皇后さまから突然質問を受けて、陛下は少し驚いた様子で胸に手を当てて「コントラバスは…ない」と答えになって、二人で顔を見合わせて笑っていらしたんです。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
それで高校生や立ち会ってた側近の幹部みんなに笑いが広がりました。皇后さまから、こういうふうにアドリブで陛下に話を振られるという場面は珍しくて、また陛下のお答えにもすごくユーモアがあって高校生と心を通わせようというための工夫が感じられました。
加藤綾子キャスター:
ユーモアを大切にされるご夫妻のお人柄が伝わってきますね?
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
そうですね、一気に和やかになりました。陛下は、「感染が収束しない現状では、オンラインは有効な手段だ」というふうに捉えられています。ただ、やはりコロナによって実際に現地を訪れて、直接交流ができないというもどかしさもおありになって、今回の新年のビデオメッセージでも言葉にされています。
新年ビデオメッセージ・天皇陛下:
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収まり、皆さんと再び直接お会いできる日が来ることを心待ちにしています。
社会部宮内庁担当・宮﨑千歳記者:
年が明けて、また感染者が増えていますけれど、引き続きオンラインを活用しながら、2022年こそwithコロナで実際に訪問ができて、直接交流できることを願って、活動を日々模索されていくことになるのではないかと思います。
◇一つ一つのお言葉に「希望」「夢」「実り」
加藤綾子キャスター:
どんな状況にあっても、本当に国民に心を寄せてくださっているというのが伝わってきますね?
住田裕子弁護士:
準備を入念にされていて、一つ一つのお言葉に「希望」「夢」や「実り」とか、何か夢を膨らませるようなありがたいお話が続きますよね。でも、やっぱり早く直接にお目にかかりたい。
本当に皆さんが心待ちにしてると思います。一言一言の重みを直に聞かせていただくのもまた素晴らしいことだと思います。
加藤綾子キャスター:
どんなお姿で登場されるんだろうって、女性からするとどんなファッションなんだろうというところも気になりますよね。
住田裕子弁護士:
特に最近は愛子さまも加えられて、それぞれ色調を合わせていらして、いつも楽しみです。
加藤綾子キャスター:
ご家族揃ってのコーディネートというのも楽しみの一つですね。
2022/1/6 04:05 山陰中央新報
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/145327
出雲地方に伝わる民芸品「張子虎(はりこのとら)」が、天皇ご一家の新年のあいさつとして公開された写真に登場した。干支(えと)の「寅(とら)」にちなんだもので、出雲の家々に飾られるなじみ深い品が選ばれたことに、関係者からは喜びの声が上がった。
張子虎は和紙を重ね張りして成形。首がゆらゆらと動き、玄関などに飾ると家を守るとされる。宮内庁によると写真の虎は高松宮家ゆかりの品で、所蔵の経緯や年代は不明という。
張子虎は、高橋張子虎本舗(出雲市)が1877年から制作していた品が全国的に有名で、1982年に県ふるさと伝統工芸品に指定。同本舗は2009年に後継が途絶えたため、廃業した。
伝統工芸品の審査員を長年務めた松江市北堀町の平本映子さん(83)は、同本舗6代目の故高橋孝市さんと交流があり、写真の虎は同本舗で作られた可能性が高いと指摘。「見る限り間違いないと思う。島根で物作りに携わる全員にとって元気が出るニュースで、高橋さんも喜んでいるのではないか」と目を細めた。
同本舗の張子虎を展示する出雲文化伝承館(出雲市浜町)の吉田美智子館長(66)は「出雲で脈々と受け継がれた虎を皇室に選んでいただき、大変光栄だ」と喜んだ。
2022/1/7 12:32 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20220107/k00/00m/040/074000c
昭和天皇の命日にあたる7日、歴代天皇などをまつる皇居・宮中三殿の皇霊殿と、昭和天皇が埋葬されている武蔵野陵(東京都八王子市)で「昭和天皇祭の儀」が行われた。皇霊殿では天皇陛下や秋篠宮さまをはじめ皇族方が拝礼された。昨年12月に20歳となった天皇、皇后両陛下の長女愛子さまも参列した。
一方、武蔵野陵には秋篠宮家の次女佳子さまが訪問。陵の前にゆっくりと進み、深々と頭を下げていた。
昭和天皇は1989年1月7日、十二指腸乳頭周囲腫瘍(腺がん)のため87歳で逝去した。62年余の在位期間は、記録が確かな歴代天皇の中で最長。
◎「昭和天皇の命日」 愛子さま皇居で参列 佳子さま 皇族代表として儀式で拝礼
2022年1月7日 金曜 午後1:52 FNN
https://www.fnn.jp/articles/-/295317
昭和天皇の命日の7日、皇居や武蔵陵墓地で「昭和天皇祭の儀」が行われ、天皇陛下や秋篠宮家の次女・佳子さまなど皇族方が拝礼された。
昭和天皇の崩御から33年となる7日、東京・八王子市にある武蔵陵墓地では、「山陵に奉幣の儀」が行われ、皇族の代表として佳子さまが臨まれた。きのう降った雪がところどころに残る中、黒いロングコートにマスク姿の佳子さまは、曾祖父にあたる昭和天皇の眠る陵墓に深く拝礼された。
一方、皇居の宮中三殿でも「皇霊殿の儀」が行われ、陛下や秋篠宮さまが拝礼され、両陛下の長女・愛子さまなど皇族方が参列された。
1/10(月) 6:09配信
「女性自身」2022年1月18日・25日合併号 掲載
https://jisin.jp/domestic/2056960/?rf=2
例年であれば新年一般参賀が開催されていたはずの1月2日。天皇皇后両陛下は「元明天皇千三百年式年祭の儀」に臨まれた。
元明天皇は奈良時代、707年に47歳で即位した女性天皇だ。皇室の歴史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんに解説してもらった。
「元明天皇は、古代の日本社会の安定と繁栄を支えました。奈良の都の造営、現存する最古の歴史書である『古事記』の完成、古代の地方情勢を記録した『風土記』の編纂、日本最古の流通貨幣とされる和同開珎の鋳造など、元明天皇は数々の功績を残しているのです」
女性天皇への反対意見のなかには「女性に天皇の重責は務まらない」といった声もあるが、元明天皇はそういった主張を覆す存在とも言えそうだ。
「しかも元明天皇は、娘の元正天皇に皇位を継承しています。母娘で動乱の時代を安定に導いたのです。当時、天皇の血を引く男系男子がいなかったわけではありません。それでも2代続けて女性天皇が誕生したのは、ほかの男系男子よりも天皇にふさわしいと認められたからでしょう」(小田部さん)
式年祭にあたり両陛下は元明天皇について資料を読み込まれたという。12月21日には、皇居・御所に丸山裕美子・愛知県立大教授を招き、元明天皇の事跡について説明を受けられた。
「昨年12月、雅子さまは体調を崩されていましたが、それは愛子さまの成年行事に向けてさまざまな準備をされ、緊張状態が続いた影響があったとみられています。“将来の天皇に”と期待の高まる愛子さまが無事に成年を迎えられるようにと、雅子さまは母として大きな重圧を感じられていたのかもしれません。
愛子さまが成年を迎えた翌月に行われた式年祭ですから、両陛下は元明天皇の“偉業”について、愛子さまにしっかりとお伝えになったことでしょう。そこには、女性天皇の功績を学ぶ中で愛子さまに“天皇になる覚悟”を持ってほしいという思いもあったのではないでしょうか」(宮内庁関係者)
愛子さまは小学校の卒業レポートで藤原道長について取り上げ、天皇家と藤原家の姻戚関係や、当時の天皇の政治的役割についても言及されていた。当時から、皇室の歴史を自ら学んでいらしたのだ。愛子さまは1300年前の女帝の輝かしい功績に、何を感じられたのだろうかーー。皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんはこう語る。
「成年行事に臨まれた愛子さまは、とても堂々とした雰囲気で、目元は香淳皇后のお若いころに似ていらっしゃると思いました。歴史と伝統を重んじる天皇家のなかで育ってこられた愛子さまは、ご自身のお立場を自覚し、しっかり勉強なさっていると思います」
憲法で“国民の総意に基づく”と定められた天皇の地位。国民の声を後押しに、愛子さまがその立場に就かれる日は来るのかーー。