「俺に何か言いたいことはないのか？」
「・・・一緒にいたい・・・」
ジュンの車でドライブするふたり・・・
イナはユニを訪ねていた
「もう子供たちには話した？」
「ええ、話しました・・・」
「大丈夫？」
「・・・・・（黙ってうなずく）」
「何してるの！」・・・・ヘジョンがやってきた
驚くイナとユニ
「心配しないで、ここで水をかけたりしないから」
「・・・・・」
「あなたたち元気そうね・・・結婚しないというのは本当なの？」
「それを確かめるためにわざわざここに来たの？」
「ええ・・・本当なら笑ってやろうと思って」
「ヘジョン！やめてくれ」
「本当よ、これからは友達になることにしたの」
「フン！・・・友達？
本当は何があったの？結婚をやめて友達でいると決めたのは何があったの？」
イナが話そうとするのを制してユニが話す
「それは・・・あなたには関係のないこと、彼と私の問題だから」
「（イナに）ジュンには話したの？」
「子供たちには私から話したわ、だからもうこのことに干渉はしないで
今度会うときは友達として会えたらいいわね」
仕事があるからと、イナとヘジョンを残して家に入っていくユニ
「ミホから聞いたんだけど、結婚をやめた理由はジュンなんですって？どういうことなの？」
「・・・・・」 顔をそむけるイナ
「あなたが何も言わないつもりならジュンに聞くわ」
「ジュンに何を聞くんだ？」
「あなたは私の夫ではないけれど、ジュンは私の子供よ、失うわけにはいかないわ」
「失うとか考えるんじゃない、それは間違っている」
「本当にジュンが反対したから結婚を取りやめたの？」
「！・・・・・」
「それなら今は父親としていい気分なんでしょ」
「ジュンに関わるのはやめてくれ」
そういって席を立って行くイナ・・・
ジュンとハナのふたりは郊外のコテージ？へ
部屋に通されたふたりはちょっとぎこちなさそう
「気に入った？今から俺たちここに隠れよう]
ハナを後ろからハグするジュン
「ふたりだけで一緒にいられる場所が必要だったんだ・・・大丈夫？」
うなずくハナ
「今日は俺たちの話だけしよう、でないと現実に戻ってしまいそうだから」
大きくうなずくハナ・・・
「こんなふうにしてると、本当に気持ちがいい・・・」
外に出かけたふたり
橋の上で戯れたり
市場で洋服選びしたり
食材をあれこれ選んでいると、店のおばさんが声をかける
「新婚さん？仲がいいねぇ」
「新婚さんだなんて・・・」
「じゃ、兄妹なの？」
「・・・・・」
ハナの肩に手をかけ「新婚なんです、お似合いでしょ？」
おばさん「もちろん！オマケしとくからこれも持って行って^^」
「ありがとうございます」
（ふっと淋しげな表情をしたハナが気になるジュン・・・）
「私が結婚しているように見えるの？」
「俺と夫婦に見られるのがイヤなの？」
「結婚だなんて・・・」
「じゃぁ、この先、俺とは付き合うだけってこと？」
「俺を見て！今から3秒数えるから、そしたら・・・
今、ここから、俺たちふたりのことを考えよう」
笑顔になるハナ
「1・・・、2・・・、3！（指を鳴らすジュン」
笑顔のふたり・・・
コテージ・料理するジュンとソファで見ているハナ
「思ってたより料理を作るのが上手ね」
「カッコいい？女の子には料理ができる男が人気だもんな」
「他の女の子にも作ってあげたの？」
「当然！」
パンフレットを見ていたハナが何かに気づく
「近くに天文台があるんだって、食べたら行く？」
「行かない、どこにも行かず、俺たちずっとここにいるんだ」
うれしそうなハナ
見てみてと言われハナのそばに来てパンフレットを見るジュン
「河川敷の朝霧が、この辺りでは有名です
一緒に見ると恋に落ちる、という伝説があります・・・」
「同じ・・・」
「！・・・ダイヤモンドスノー・・・」
「・・・・・」
「俺たち一緒に見て、それでこうなってるってこと？
・・・あっ、俺があげたネックレスどうした？」
「捨てたわ・・・あなただって指輪を捨てたでしょ？」
「ジャジャ～ン」 首にしているネックレスをハナに見せるジュン
そこには指輪が！
「手を出して」といってハナの手のひらに指輪をチェーンからのせる
「捨ててなかったの？」
「そう思ってたんだ・・・お前の決心がついたら俺に返してくれ
俺はもう決めてるから」
「・・・・・」
残業で仕事中のユニ
「ハナは温室かしら？」
同僚「今日は来てませんでした、聞いたんですけど
ボーイフレンドが訪ねてきて車で出かけたって」
「誰かしら？」
同僚「テソンさんじゃないですよ・・・
知ってたらテソンさんとくっつけようとしなかったのに」
「・・・・・」
ジュンが作ったチゲを食べるハナ
「うまいだろ？」
「留学してたならこれぐらい作れて当然ね」
「料理なんかしなかったさ、女の子に料理を作ってあげるのは初めてかもな」
「さっき、たくさんいるって言ってなかった？」
「・・・たくさん食べろよ～」
ハナの携帯にユニから電話がかかってくる
「出ろよ」
携帯を持って外に出て行くハナ
「どこにいるの？」
「お母さん、ごめん・・・急いでて言うのを忘れてしまって・・・
学校で徹夜になりそうなの」
「じゃぁ、しっかりね、明日ね・・・ハナ、大丈夫？
「うん、大丈夫」
電話を切って、淋しく微笑みあうジュンとハナ
ユニの家にやってきたテソン
テソン「ハナに会いに温室に行ったんですけどいなくて、ここにいるかと思って」
ユニ「ハナを今日誰かが訪ねて来たんですって・・・」
テソン「・・・・・」
ユニ「ハナに誰か好きな人がいるらしいの」
テソン「初めから知ってました・・・」
ユニ「知ってたの？」
テソン「少し前に別れたことも・・・
やめさせてほしいんです、ハナには相応しくない人なんです」
ユニ「どんな人なの？」
テソン「・・・・・（答えられない）」
ブランコにふたり
「私たち、どうしようか・・・」
「・・・どうしたら・・・いいのかな・・・」
「あのふたりは元に戻れないのかな？」
「俺たちが・・・あきらめたら・・・？」
「・・・・・」
急に降りだした雨・・・
「中に入りましょう、濡れるわ」
ゆっくりと立ち上がるジュン
「少し濡れていよう・・・」
雨の中見つめあうジュンとハナ
ハナの部屋に入ってきたユニ
微笑んで見ているユニ
置いてあったデジカメをとり見てみると・・・
ジュンと一緒に撮ったハナの画像・・・
ハッとするユニ
そして、さまざまなことを思い出す
「俺たちがどんな思いをしてきたか、わからないでしょうね」
「俺がが妹の世話を焼いちゃいけないか？
どっちにしたって、俺たち、家族になるんだろ」
「兄と妹じゃないわ」
「それじゃ、家族にはなるけど、兄と妹にはなれないってことか？」
「ジュンを失望させるわけいにはいかない」
愕然とするユニ・・・
「どうしよう・・・どうしたら・・・イナさん・・・」
眠るハナの髪を優しくなでるジュン
一人悩んでいたイナやユニの前で泣いていたハナの姿がよみがえる
すべてがわかって、涙にくれるユニ
翌朝・・・
ハナが朝起きるとジュンがいない
外に出て探してみるとジュンは橋の上にたたずんでいた
「霧ね」
「ダイヤモンドスノーと、一緒にこうやって見るのは2回目だな
どうして俺が一人で来たかわかる？霧が出ているか確認したかったんだ」
「・・・・・」
「俺は運命なんて信じない・・・
ダイヤモンドスノーだって霧だって、一緒にいたから見られたんだ」
「・・・・・」
「これからもお前と一緒に色々なことをしたい
運命とかじゃなくて、お互い相手だけを見て、一緒にいよう
この愛が本当に叶うかどうか、一緒に見よう」
「・・・・・」
ジュンの言葉を黙って聞いているだけのハナ
ポケットから指輪を出し、ジュンの指にはめる
「ソ・ジュンさんを選びます」
「・・・・・」
「ソ・ジュンさんがいつも一番の人なんです・・・
ソジュンさんの味方になります・・・」
静かに・・・しっかりと抱き合うふたり・・・
植物園に帰ってきたふたりをユニが見ていた
「行って」
「行くね」
②につづく・・・
音楽がいい、景色がいい、二人の演技がすごくいい・・・
とうとうユニがジュンとハナのことを知ってしまった
それを知らせずに結婚取りやめの話をしたイナの心情を思うと
切なさがつのることでしょうね
ジュンとハナの二人の気持ちが通じ合ったことはとてもうれしいけど
まだまだ障害がたくさんある
特に、ジュンの母ヘジョンがどう出てくるのかがオソロシイ・・・
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