Piacere・・・ピアチェーレ

ありきたりの毎日でもなにかしら昨日と違う一日です。
毎日、はじめまして・・・。

日本版「魔王」

2008-09-15 | 韓国のドラマ
   
      芹沢のところへ届いた二枚のタロットカード

      「次のターゲットは俺です、成瀬は最後に俺を殺すつもりです・・・」



      兄・典良から「話したい」と呼ばれ、取調室で対面する二人・・・

      「俺はダメな兄貴だな
       お父さんのこと頼む・・・
       タバコ買ってきてもらえないか、最後に一服したいんだよ」

       “直人、すまない・・・”

      ポケットから紙切れとシガレットケースを出す典良
      震える手でタバコを一本取り出す


      タバコを買って戻った直人が見たのは、倒れている典良!


      駆けつけてきた父・栄作
      直人が付き添っていた、顔に白い布のかけられた典良と対面する

      「典良・・・のりよし・・どうしてお前・・こんな・・・」

      「兄貴がこれを」

      手帳をちぎった紙切れに書かれていたのは・・・

      「お父さん、ご迷惑をおかけして、申し訳ありません」

      典良の遺体にとりすがって号泣する栄作・・・



      「直人、私を許してくれ
       誰かの幸せの影には、必ず誰かの不幸が・・それがこの世の道理だ・・・
       息子たちの幸せを・・・守る道だと信じていた・・・
       この年になって・・・情けない・・・私の間違いから、典良を死に追いやってしまった」


      「兄貴を・・・頼みます・・・」

      「どうするんだ?
       ・・・どんなことがあってもお前たち二人は私の息子だからな・・・」

      「(小さくうなづいて)はい・・・」

      部屋の外へ出た直人は、中から聞こえてくる父の嗚咽を聞いて声を押し殺して泣いている


      警察署・・・部屋から出てきた中西と廊下で会った成瀬

      「先ほど芹沢典良さんが自殺されました、これもあなたの狙いなんですか?」

      驚いて中西を見る成瀬

      「幼いころの傷は、その人の一生を支配します
       真中友雄は17歳という若さでこれ以上ないという悲しい経験をし、
       その上、世の中の影を知った・・・
       それが彼を恐ろしい怪物にしてしまったのかもしれない
       ですが、これだけはわかってほしいんです
       芹沢も15のときから11年もの間、罪を背負って生きている
       真中友雄がアイツのつらさを一番わかってやれるはずです
       お願いします、もう、芹沢を許してやってください」

      頭を下げて頼む中西になにもいえない成瀬

      廊下で壁に寄りかかって号泣している芹沢を見て成瀬も動揺を隠せない・・・




      明るい日差しの道を歩いている成瀬の前にしおりが現れる
      行こうとする成瀬の後姿にしおりが言う

      「怖いんです、成瀬さんが心配で・・・あなたになにか起こりそうで・・・」
      成瀬を止めようとするかのように背中にしがみつくしおり


      「もう、やめてください」と懇願するしおりの手をそっとはずし、なにも言わず歩いていく

               
               



      警察の取調室で葛西と成瀬

      「保釈が認められました
       暴行教唆で実刑になれば、外に出られるまで何年かかるかわかりません
       少しの間だけでも、愛する人を大事にしてあげてください」

      優しい表情の成瀬・・・自分にはできない、愛する人を大事にすることは・・・


      電話に出ないのを心配して栄作のところへ来た直人が見たのは、倒れてこと切れている栄作・・・



      葛西を保釈したことで成瀬に怒りを感じる山野
      暴走しようとする山野を止めようとして逆にナイフで刺されてしまう成瀬


      「今、死ぬわけにはいかないんだ・・・」

               
               



      山野は部屋で帰りを待つ麻里のために指輪を買って家路を急ぐ葛西を背後から刺した・・・



      カフェに戻ったしおりは、ルームメイトに成瀬が持ってきた紙袋を受け取る
      中には手紙とオルゴール・・・
      手紙を読んだしおりは外へ駆け出していく


      そのころ成瀬は芹沢から電話で、11年前の英雄が亡くなった場所へ呼び出されていた
      芹沢は無断で拳銃を持ち出していた


      成瀬に拳銃を向ける芹沢
      「俺のせいで始まった復讐は、俺の手で止めるしかないんだ・・・」

      
              

      引き金を引こうとするが、目の前の成瀬は冷ややかで冷静な目で見ている

      「復讐のチャンスは今しかないんだ!・・・早く殺せ~」といった成瀬の言葉にハッとする芹沢
      拳銃を下におろす・・・       

              

      「あんたの目的は、これだったのか?俺に自分を殺させることだったのか?」

      「・・・・・・・」

      「罪を逃れた俺に、今度こそ人を殺して裁きを受けさせるために、自分の命を犠牲にしてまで・・・」

      「あなたは・・・まだわからないんですか?」

      「・・・・・・・」

      「僕の人生に、失うものなんか・・・とうになかったんだ・・・
       英雄と母が死んでから・・・
       これで、全部終わる・・・ようやく、僕が僕に帰るときがくるんだ
       さぁ、撃ってください、これは、真実から逃げた、あなたの、義務なんです」

      そういって芹沢に近づいていく成瀬、芹沢は「やめろ・・・」と後ずさり・・・
      芹沢の拳銃を持つ手を自分の腹に突きつける成瀬
      「僕を撃て~、それがあなたの役目だ!僕を殺せ~」
       
              

      「できない・・・」芹沢の手から拳銃が落ちる
      「あなたをそこまで苦しめたのは俺だ、俺には、あなたを殺せない・・・」

      芹沢の言葉になにかを感じた成瀬
      「終わらせるんだ・・・」と落ちている拳銃を拾い上げ
      「このまま生きていても、僕は自分を許せない」と自分のこめかみに拳銃をあてる

      「やめろ」と芹沢がその銃を取り上げようとする
      
      「僕を殺してくれ~、終わらせるんだ!」

      「やめろ~」

      もみ合っているうちに拳銃が発射されてしまう・・・“ズド~ン”


               
               


      その場に倒れたのは・・・芹沢・・・

               
               

      ハンカチで傷口をおさえ「しっかりしろ」と救急車を呼ぼうと携帯電話を取り出す成瀬
      芹沢はその手を制して
      「これで、よかったんだ・・・
       生きて・・・ください、精一杯・・・自分のために・・・生きて・・・ください・・・
       友雄・・・さん、許してください、俺のことも、あなた自身も・・・」
      そういって息絶える芹沢・・・


      「眼を開けてくれ、しっかりしろ~、死ぬな~」芹沢の体を抱き上げて号泣する成瀬・・・

              


      「許してくれ・・・、僕のことも、あなたのことも・・・」



      走ってきたしおりが見たのは、まるで仲のよい兄弟のような二人の姿・・・

              
        





      とうとう終わってしまった「魔王」
      韓国ドラマ“魔王”は20話でこちらは11話と短い分、内容が濃かったような気がする
      ラストに近づくにつれてどんどん入り込んでしまって、記事も長くなってしまったわ・・・

      この最終話・11話は、ラスト15分が大野くんと斗真くんの息詰まる対決で、
      どうなるかわかっているのに、見ていて号泣・・・
      斗真くんは演劇をやったからなのか、本当に演技うま~い!
      大野くんもこれからどんどんドラマ出演が増えるといいね~

      “魔王”では、ファンの人には申し訳ないけど、どうしてもカン・オスが可哀想と思えなかった
      「魔王」では斗真くんのせいかもしれないけど、直人が過去の罪に苦しむ姿に同情してしまった
      
      ともかく、いいドラマをありがとうございました!
      
      





      





         11話・・・いつまで見られるかどうかわからないけど、見ていない人はぜひど~ぞ!




        
          




        韓国ドラマ“魔王”MV
          




        


        
          
       






         


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