イナとフィリップがビデオを見ているところへきたチェハ
フィリップを追いかけて庭に出てきたチェハ
振り向きざまにいきなりチェハを殴るフィリップ・・・
「陰で生きる気持ちわかる?
君は友達、でも、僕は君の影・・・
コンクール覚えてる?君は最高だった・・・」
「覚えているよ、あの日も今日みたいに喧嘩した」
「みんな君を褒めた、でも、僕は憎かった・・・
喧嘩は間違いじゃない、あの日ピアノをやめたんだ・・・
今日も同じ・・・」
「ゴメン・・・
話そうと思ってたんだけど、いい出せなくて・・・」
「川のそばにいた二人を見たんだ」
「・・・・・」
「愛することは悪くない、君が誰かを好きになることは初めて・・・
でも、どうして?ウニョンなんだ?辛すぎるよ」
「お前には本当に悪いと思っているよ
ウニョンさんには言ってみた、罰は僕が受けると・・・」
「これからも僕はウニョンを愛する!」
また店に訪ねてきたチスクと喫茶店にいるウニョン
「この間の話は通じなかったようね?」
「はい?」
「仕事をやめてって言ったでしょう?」
「今の仕事、好きなんです」
「あなたはチェハのために何ができるの?」
泣きそうな表情のウニョン
「ピアノのことどれだけ知っている?
うちのチェハがどうやってピアニストになれたかわかっているの?
私は寝る時間以外ずっとチェハと一緒にいた
ピアノを弾いている間、ずっとそばにいたわ
喉が渇いてないか、おなかはすいてないか、手首はいたくないか・・・
チェハに尽くしてきた」
虚ろな表情で話を聞いているウニョン
「それにどこへでも飛んで行った
いい先生がいると聞けば外国へも連れて行ったのよ
チェハの世話で週に2.3回は寝る時間もなかったくらい
そうやって育てたの・・・
それで?あなたは何ができるの?
運転?コーヒーを入れること?アッハハ
楽譜は読めるの?練習のとき譜めくりはできる?」
悲しくてつらそうなウニョン
「あなた、下心が見えているのよ、どうせこうでしょう?
お金と才能のある男と出会ってシンデレラになりたいの?」
「そんなこと・・・考えてもみなかった」
「あなたにできることって・・・何があるかしら?
海苔巻きを作って、たくあんを運んで、おつりの計算するくらいでしょう
チェハみたいな子をつかまえられたら大儲けね、違う?」
目に涙がいっぱいたまったウニョン「私は、ただ、チェハさんを愛しているだけです」
「愛?アッハハ~愛ねぇ・・・
そんなつまらないことにチェハを巻き込まないで!
夢を見ているんなら、今すぐ目を覚ましてちょうだい!
もう二度とうちのチェハに近寄らないで!!」
そういって席を立っていくチスク
ウニョンはあふれる涙を手でぬぐって・・・
翌日、オフィスでイナの部屋に呼び出されるウニョン
チェハと練習室で仲良くしているビデオがテレビに映っている
「チェハを撮れって言ったのに、ウニョンさんが映ってる
恋愛ドラマごっこ?
知らないの?私が彼を愛していることを・・・
私たちの間に割り込んできただけじゃなくて親友の仲も引き裂く気?
人間には守るべき道理があるのよ、ウニョンさんはそれを無視している」
「そういうつもりは・・・」
「また言い訳?
これからどうしたらいいか、自分で決めてちょうだい」
ウニョンはイナに辞表を提出し表に出てくると、チェハが車のところにいた
「今日は僕が君のロードマネージャーになる、乗って!」
「でも・・・私は今日・・・」
「君の気持ちはよくわかったよ、だから今日は君の事
だけ考えたいんだ、乗って!」
お店の近くで車を止めたチェハがドアを開けてウニョンが降りる
「今日はどうもありがとうございました、これで仕事はおしまい、最後です」
「初日なのに・・・」
「だめ、最後ですよ、最後の仕事・・・」
「僕、クビなの?」
「当然でしょう!」
「本当にゴメン、つらい思いさせちゃって、母のこと、フィリップのこと・・・
今日は君に笑ってほしかった」
切ない顔で聞いているウニョン・・・笑顔で「帰ります!」
見送るチェハ
振り向いたウニョンが小走りにチェハのもとへきて、チェハの手の甲にキスをする
驚きながらもうれしそうなチェハ
「今日の日当・・・」
「ありがとう」
「本当にさよなら・・・」そういって振り向かずに去っていくウニョン
日当です・・・
イナからウニョンがやめたことを聞いたフィリップは電話にも出ないウニョンの家に来ていた
「僕のせいでやめたの?」
「いいえ、違います、誰のせいでもありません、自分で決めたんです」
「ダメだよ、逃げちゃダメ」
「知らなかったんです、誰かを好きになることが悪いことだなんて・・・
でもこれでみんなもとの場所に戻れます、誰も傷つかない
他の仕事を見つけます、チェハさんには黙っててくださいね
私もう謝るのはイヤなの、もう後ろめたい思いはしたくない、オッケー?
それってパク・ウニョンらしくないから・・・
元の自分に戻ります、バイバイ、元気でね」
顔は笑っているものの肩を落として家に帰っていくウニョンを悲しく見るフィリップ
チスクが不動産屋に手を回して、多額の現金をウニョンの母に渡して海苔巻き屋を閉店させていた
ウニョンは職探しをして歩き回っていた・・・
チェハからの電話にも出ようとしない
ウニョンに連絡が取れないチェハはイナを問い詰めていた
「ウニョンさんはどうなってるんだ?」
「なぜ私に聞くの?それぞれ元の場所に戻るの!」
「どういう意味だ?」
「彼女、やめたわ!」
先日のウニョンの「これで仕事はおしまい、最後の仕事」という言葉を思い出しハッとするチェハ
「どうして黙っていた?」
「ウニョンさんのことをいちいちあなたに報告しないといけないの?」
「僕のマネージャーだ、僕の意見も聞くべきだろう!」
「私の部下なの、それにこれは彼女が望んだことよ、わかった?
彼女と私たちじゃ世界が違うのよ、チェハも元の自分に戻って!
あなたの感情は愛じゃないわ同情よ!」
「決めつけるな!
もういいよ!自分で雇うから・・・」
そういって部屋を出て行くチェハを追いかけるイナ
駐車場へ追いかけてきたイナ
「今のあなたどうかしているわ、よく考えて」
「君には関係ない!」
「そう、わかった、彼女の話はやめるけど、最近ちゃんと練習している?
お母様がガッカリなさるわよ!」
チェハの気に障ることを言ってしまったイナ
「ごめんなさい・・・でも私あなたが心配で、あなたのために・・・」
「僕のため?
何が僕のためだ、そんなこと簡単に言うな!
君には仕事が一番かもしれないけど、僕は違う!」
「よくもそんなひどいことを・・・仕事の話をしているわけじゃないでしょう?」
「君の思い通りにはならない!」
「ひどい人・・・」
「そうだ、そう思ってくれるほうがいいよ」
「私はあきらめない、絶対あきらめないから!!」
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