22日の入院と66回の通院。
終わってみればあっという間とはなりませんでした。
幸いにも5年間、転移や再発も起きずに最初の外科手術だけで事なきを得ました。
これは本当にラッキーな事だと思います。何が起きても受け入れる覚悟はしていましたが何も起きずに過ごせたことは感謝です。
一番苦労をかけたママにも本当に感謝です。勿論、子供達にも感謝感謝。
5年も経過すれば外見的にも私生活においても、私ががんサバイバーであることは言わない限りわかりません。
そこまで回復したことは非常にありがたい。
見た目的に普通ですが、後遺症は確実にあります。
まず、食事の食べるスピードは生活にもろ影響しますね。食べてはいけないものはありませんが、種類によっては詰まってしまいます。
良く噛みながら水分を取りつつ食べても詰まる時は詰まるし…。これだけは5年経過しても何を食べたら詰まりやすいかは良くわかりません。
小腸を十二指腸と食道に分岐しているあたりで詰まります。これが地味に辛くて、食べ物が流れていかないので、だ液も逆流してくるし苦しいのです。
胃液が無いため殺菌能力が低下しているので、食中毒など懸念されると退院時のカンファレンスで説明されました。しかし、日本国内で飲み食いするにはまず衛生面でも大丈夫なのではと思います。個人的にもお刺身類は大好きなので食べまくっていますが、特にあたるようなことはありませんね。
次の症状は、腹痛の下痢ピーピー。
ダンピング症状なのでしょうが、良くお腹が痛くなります。
普段から便秘とは無縁の世界。
執刀医の先生が繋ぐところを間違えて、食道と直腸を直結したのでは!?と思えるほど最速で食べ物が駆け抜けていくときがあります(笑)
もうねぇ、胃腸を外科手術した方しかわからないと思います。笑ってしまうぐらいはやい。さっき食べたのにもう出ていきはるの!?と思いますね。
勿論、毎回そんな状態になるわけではなくそのような時もしばしば。稀ではないのです。
なので、脂肪を蓄えるほど栄養がとれていないのかーと思います。食べても食べても太らない。
むしろ食べる量に関しては、普通に3食の食事をしていることに主治医には驚かれました。逆に食べ過ぎなのか…。
後期ダンピングの症状が出るときがあります。発汗、めまい、ふらつき、動悸などがでます。血糖値が急に上がることによる症状ですが、術後2年間位は結構辛かったですが、最近はましかもしれません。ビタミン摂取不足により貧血気味になりますのでその影響にもるふらつきもあるのかもしれません。
最後に、おならは無茶苦茶でます。ゲップをして食べるときの空気を抜くということが出来ないので、食べ物と一緒に入ってくる空気はおならとして出ていきます。兎に角、無茶苦茶おならがでます(笑)
そんなこんなで色々と課題の残った身体にはなりましたが、自分の身体なので5年も経過すれば慣れてくるもので、こんなもんかぁー位に思ってます。細かいこと気にしててもしゃーないので
、体が欲したものを食べてお腹が痛くなったら痛くなったでう◯こしておしまい(笑)おならは誰もいない所で放出♪誰かいたらごめんなさい。
体調はそんな感じ。
最後に、生々しいお金のお話を。
5年の間、医療機関に支払った額は50万円程度となりました。
勿論、医療以外での間接的な費用は一切含まれてません。入院中の身の回りのこと、看病の為の交通費、諸々の費用、体重減により衣類のサイズダウン。間接的な費用までは整理してませんが、何だかんだと結構高い…。
この額で命が助かったと思えば格安だと思いますが、普通に考えて安いわけはないですね。
健康保険がきく外科手術のみでしたので、がんの中では安い部類になると思います。化学治療、先進医療など健康保険がきかないような治療を受けなければいけない場合、費用も一桁増えるぐらいになるのではと思います。
幸いにも費用面はアフラックさんに助けられました。発病するまでの掛け金と受取金を鑑みてもギリギリ赤字にはならない感じでした。
未契約だったらと思うとゾッとします。
掛け金も長期間の契約だと意外と支払った額も多いのです。毎月チョロチョロと支払っている感覚でしたが、長期になれば結構払っている…。
有給とはいえお仕事も休むことになりますし、収入は減るし、治療費はかさむしで、Wパンチは1馬力未満の我が家の家計には厳しいものはあります(笑)
めっちゃ安い保険を複数かけているのが正解かもしれませんね。
胃が無いことにより他の臓器に負担がかかっていることになるでしょう。万が一が起きても対処出来るように保険を見直そうと思います。5年経過すれば加入出来るでしょうから。
健康第一♪
人生は一度っきり♪
Enjoy♪
ご心配いただいた皆様に感謝です。
ありがとうございました。
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