「豚の死なない日」の続編だが、 前作の20年後に書かれた作品。 父が亡くなった後の ロバートの苦労を描いている。 父が残した農場を守ろうとして 必死に働くのだが・・・ 作者の自伝的作品とすれば、 なかなか書けなかったのはよくわかる。 前作ほどの完成度は無いが、 貧しいというのはどういうことか、 それでもきちんと生きる というのはどういうことか、が リアルに感じられる。 どんな状況でも、 人間らしい生き方 というのはあるのだ。