京都大学で、大規模な研究費の
不正経理が見つかったという報道が
あちこちでなされている。
たとえば、京都新聞のサイト。
大学側は、責任者であった
松沢哲郎元霊長類研究所所長を含む
6名を懲戒処分とした。
しかし、一方、松沢元特別教授は、
自身のホームページを開設し、
経緯について説明している。
そちらによれば、今回不正経理とされているものは、
よくある研究費の流用や、預け金などではなく、
ましてや、私的流用でもなく、チンパンジー用の檻の調達時の
入札手続きの不備、ということのようだ。
こうした特殊な研究用設備は、
特定の業者しか対応できないことが多いため、
調達に苦労する研究者は多い。
特定業者への発注となると、
世間では、業者の癒着とか、
バックマージン、みたいな話になるが、
そういうことでもないのではないかと思われる。
情報があまり無い中で、処分の軽重などについて
軽率に何かを言うことはできないが、
研究社会の健全性を保つためにも、
今後、事実関係がより明らかになってゆくことを望みたい。
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