今日の日曜美術館では、 ハンセン病の詩人桜井哲夫さんを描いた 鉛筆画家の木下晋さんを紹介している。 これを描かないわけにゆかなかった、 という感じがひしひしと伝わる作品。 画家とモデルと、それぞれの 言葉にするにはあまりに深い 覚悟というものが見える。 自分の宿命を受け入れ 光を求めて生きる。 おわりの日のやすらぎのために。 自分を生きる、とは こういうものだ。 世界にたった一つの花、というのは こういうものだ。 木下晋展は、平塚市美術館で開催中。