誰もここにはいない、というようなことを書いたのだが、
そういう印象はますます強まっている。
結局、人間は、80%~90% くらいは
妄想の中で生きているという感じがする。
未来について妄想し、
あり得た過去について妄想し、
遠くの事件や他人の気持ちについて妄想し、
・・・
いまここにある現実よりも
そういうことに、
遥かに多く頭を使っている。
それが人間という生き物だ、
ということなのだろう。
とはいえ、ソーシャルメディアの発達で、
ちょっと妄想率が高まりすぎているように思う。
最近は、打合せ中もメールの読み書きを
していたりして、目の前の相手には申し訳ない限りだ。
メールも当初はすごく便利だと思ったが、
今では、メールの無い国に行きたい
と切に思うことが多い。
もう少し、今ここ率を高めないといけない。
そのために、運動をしたりして、
身体感覚に注意を向けることが大切、
などと言われるのだが、
結局のところは、大切な人と一緒にいる時間が
一番、今ここ率が高いのだ。
妄想と、とりあえずぶつからないように歩いて
目的地に着く、ということとを、
どうやって両立させているのだろう?
というのも昔から不思議なことの一つだ。
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