日々の寝言~Daily Nonsense~

日本の景気が良くならない原因

テレビを見ていたら、
総選挙に向けた庶民の願いは
景気回復だという。

もう20年近く同じような
お願いをして裏切られているのに、
懲りないものだ・・・

「なぜ景気が良くならないのか不思議」

と言っている人がいた。

確かに、景気循環理論によれば、
お天気のように景気は良くなったり悪くなったり
するはずなのだから、こんなに長い間
景気が上向かない(上向いたが弱い)のはおかしい。

なぜなのだろう?

原因としてよく挙げられるのは、

1)少子高齢化
 お金を使う人が減って、
 生産すべき富の総額が減っているのだから、
 景気が悪くなるのは自然

2)グローバル競争
 発展途上の国々がグローバル経済の枠組みの中に
 入ってきたので、全体的に生活水準の平均は下がるはず

3)イノベーションの欠如
 製造業の次の新しい産業が育たない
 製造業は機械化で生産性を上げやすいのだが、
 医療や介護などのサービス産業は人が人にサービスするので、
 生産性の向上に限界がある

4)政府支出の減少
 財政危機のため、政府支出が思うように増やせない
 これは3)とも関係している

どうすればいいのか、
私にもさっぱりわからないが、
経済の話は、本来は政治でなんとかするというよりは、
政治は良い環境を作って、民間の活力を引き出すことに
徹するべきではないかと思う。

だから、もう政府に期待するのはやめたほうがよい。

というか、みんなが政府に期待していることこそが、
日本の景気が回復しない最大の原因のような気がする。
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