まずは弱いほうから。
臆病さ・小心さについては既に書いたが、
そこから派生する弱点として、優柔不断さがある。
あれこれと悲観的に考えてしまうから、
何も決められない。
けっきょく、ぎりぎりになって決めても、
決断が遅れてうまくゆかない。
これは明らかな悪循環で、
適切なタイミングで決めなくてはいけないとわかっているのだが、
でも決められないのだ・・・
悲観的に考えてしまうので、
自分の決定に自信が持てない、ということもある。
こんなことやっても無駄じゃないの、
と思ってしまうので、
何かにのめりこめない、ということもある。
* * *
もうひとつの弱点は、記憶力が悪いこと。
ものごとのディテールをすぐに忘れてしまう。
人の顔や名前も覚えられない。
(会ったことは覚えているのだが)
残るのは、抽象化されたコアとなる感覚、
のようなものだけ。
ニコラ・ド・スタールの絵が好きなのは、
そのディテールをそぎ落とした抽象的具象画が、
自分の記憶のイメージに近いからかもしれない。
引用したサイトにある空の絵(「オンフルールの空」)
は大好きな一枚。
これと関係しているのかどうかわからないが、
何かが身に着くということがない。
理解力はあるので、ある程度まではできるようになるが、
そこから先、練習してもレベルが上がらない。
のめりこめないこととも関係しているのかもしれないが、
それ以前に、何か学習能力が欠如しているような感じ。
物が捨てられない、というのも
記憶力と関連しているのかもしれない。
持っている物が記憶のよすがになっていて、
それに覚えていてもらわないといけないためだ。
* * *
少しは良い面も見ると、
記憶力が悪いのを補うためなのか、
ものごとの本質について考える癖がある。
というか、生きるための工夫として、
自然とそちらに目が行くのだろう。
一見すると違うものごとに
共通する本質を見ようとする。
もちろん、本質をつかめることもあれば、
全然はずすこともあるのだが、
他の人には意外と思えることを言ったりすることもあるらしい。
この能力をフルに使いまわしてなんとか生きてきた、
と言っても過言ではないと思う。
我ながら、変な人だ。
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