生きることは修行である

「生きることは修行である」というのは
よく聞くことだが、なんだかつらいというか、スパルタ的な感じで、
こき使う側がこき使われる側を洗脳する理屈のようでもあり、
あまり好きではなかった。

でも、この世界は、じつは、神仏の修行の場で、
みんな、次々と生まれ変わりながら、
修行を続けているのではないだろうか？

というふうに考えると、
少し違った印象になるかもしれない。

輪廻転生とか、全ての人、生き物に仏性が宿るとか、
生きている間に功徳を積んで涅槃に至る、といった、
仏教の思想ともマッチしていると思う。

「ベルリン・天使の詩」では、確か、
人間に恋した天使が、下界で人間として生きるのだったが、
こちらは、永遠の命を放棄して、という設定だったと思うので、
少し意味合いが違うようだ。

「エルマーとりゅう」もまた、
空から落ちた竜の修行の物語としても
読めないことはない、のかなぁ・・・