ベルンハルト・シュリンクの小説。
甘酸っぱいエロティックな味わい、
そして、静かな悲しみと苦み、
主な登場人物は二人だけだが、
たくさんの味わいが複雑に混じっている。
ちょっと村上春樹の小説のようでもある。
構成は面白く、よくできていて
一気に読んだが、一度読んだだけでは
よくわからないところも多い。
ハンナにはモデルがいたのだろうか?
そうでなくて創作したとすれば、
かなり驚きだ。
作者の職業柄、法廷で出会った人々から
ヒントを得ているのかもしれない。
人の心の弱さや強さ、
そして不思議さを感じさせてくれる。
原作の出版は 1995年らしいが、
世界中でベストセラーになって、
映画にもなっているらしい。
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