日々の寝言~Daily Nonsense~

資本と市場

池田信夫さんが「アゴラ」で
資本と市場について書いている。

資本は差異を独占して
大きな鞘を抜こうとする。

自由市場は競争を通じて差異を平準化し、
均衡に収束させようとする。

つまり、資本と市場は、
ちょうど反対の働きをする。

その結果、資本は差異の平準化から逃れるために
イノベーションを強いられることになる。

> 等価交換を原理とする市場と
> 不等価交換を原理とする資本主義の矛盾です。
> 資本家は必ず競争によって等価交換に引き戻されるので、
> つねに非市場的な「外部」を作り出し、
> 搾取しなければ生き延びることができない。

> 市場が同化のメカニズムだとすれば、
> 資本主義は差異化のメカニズムであり、
> 経済のエンジンは後者です。

なるほど、この見方は面白い。
ちょっとわかりやす過ぎる感じはするが・・・

本来、差異を同化する安定化の仕掛け
であるはずの自由市場が、
イノベーションも何も生まない投機によって、
むしろ不安定化の仕掛けになってしっている
という点については、どうなのだろうか?
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「生きるヒント」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事