人に薦められて、珍しく ちょっとハードな本を読んでみた。 複雑系の研究者として有名な Stuart Kauffman の著書。 我々の世界がなぜ秩序に満ちているか、 新しい秩序を生み出し続けているのか、 という問題に複雑系のアプローチで迫ってゆく。 若干繰り返しが多くて 読みにくいところもあるが、面白かった。 われわれが存在するのは、 単なるランダム探索と自然淘汰の偶然ではなく、 世界に内在する必然的な自己組織性が 自然淘汰とともに働いているためだ、という結論は 味わい深いものがある。