一番印象に残ったのが、平山郁夫シルクロード美術館。
平山郁夫さんがシルクロードで収集した9000点に及ぶ
コレクションを寄贈して創られた美術館、ということらしい。
館長は平山さんの奥様。
平山郁夫さんの絵は、
スタイルが確立していて素敵だとは思うのだが、
その分、意外性やインパクトの点では少し弱い、と
思っていたこともあって、名前だけではないか?
とあまり期待していなかったのだが、
一階の展示室に飾られていたシルクロードの仏たちにやられた。
検索したらここに写真が。
とにかく、存在感が圧倒的。
さすがに、1000年以上の年月をくぐりぬけて来た
「もの」だけのことはある。
この像たちは、これまでも、そして、これから先も、
悠久の時を、全く変わることなく、
この姿のまま、まさに身ひとつで越えてゆくのだ。
それにひきかえ、それを前にした自分という存在の、
なんと不確かで、怪しくて、軽く、小さいことか・・・
これはどうしようもない・・・
ただただ、まいりました、と言うしかない。
美術品を見て、こんな感じを受けたのは、
初めての経験。
2004年7月に開館。
あまり混んでいないときに、
一見の価値はあると思う。
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