大規模停電が起こったり、
こういう影響の大きなトラブルが
いつのまにか、日常茶飯になってきている。
ひとつの要因は、地球の温暖化が
はっきりしてきたことだが、
経済や政治も含めて、このところ
世界はどんどん不安定化・無秩序化していると思う。
情報の流れる速度が急激に上がっていることも、
世界を不安定にする要因のひとつだ。
その昔、不確実性の時代、という本があったが、
いまや、不安定・無秩序の時代、が
いやおうなく近づいている。
統計力学などのアナロジーからすると、
無秩序度があるしきいを越えると、
相転移が起こって、世界全体の様相が
大きく変わるだろう。
世界の流動性過剰。
溶けてゆく世界。
それはもう、すぐ目の前にある。
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