才能には2種類あると考えるのがよさそうだ。
才能1
少ない時間でたくさん向上する才能
学習するための基礎というか、基盤が多く備わっている?
いわゆる「早熟の天才」の才能。栴檀は双葉より芳し。
小学校の1年間で、大人と同じになってしまう。
ほとんど練習していないのに上手な人。
才能2
努力しつづける才能。
向上を持続させる才能。
いわゆる「根性がある」というやつ。
いわゆる「大器晩成」の才能。
「才能とは努力を継続できることだ」(羽生)
両方が備わっていると鬼に金棒。
それぞれの才能のクオリティにもよるが、
イチロー、羽生、谷亮子クラスとまでは言わずとも、
長期間に亘ってトップレベルを維持するためには、
両方の資質を備えることが不可欠だと思う。
片方だけでもあれば、それなりのレベルには到達する。
ただし、前者だけだと最盛期が短い。
後者だけだと、どうしても盛りが遅くなるので、
年齢的な衰えとの競争になってしまい、
種目によっては、最悪、花咲けない可能性もある。
で、どっちもそこそこしか無い凡人は、
どうしたらいいのか???
少ないものをなんとか搾り出して、
どうにかやってゆくしかない?
凡人の悲しいところは、
突出した才能1が無いので、
努力するポイントを絞れないところにもある。
ただでさえ少ない才能2の労力と時間が散逸してしまう。
そうするとなかなか向上しないから、
ああ、これはやっぱり向いてないのだ、などとなって、
さらに他に目移りする・・・
典型的な悪循環だ。
だから、凡人であるほど、いろいろ興味が湧くのを抑えて、
これと一つ決めたら思い切ってそれに絞り込んで、
そこに集中的に資源を投入する必要があるのだが、
どうしても隣の芝生は青く見えてしまうのだなぁ・・・
そういう意味では、凡人にとっては、
技能職の世襲というのは
悪くはないのかもしれないと思う。
早い時期から訓練を始められるし、
それをやらざるを得ない状況にしやすい。
凡人にとって、好きなことができる自由さ
というのは恐ろしい罠でもある。
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