日々の寝言~Daily Nonsense~

エミール・クラウスの光

東京駅のステーションギャラリーで、
「エミール・クラウスとベルギーの印象派」
という展覧会を見た。

全体的に、フランス印象派の模倣、
という印象が否めないが、
クラウスの絵のうちのいくつかは楽しめた。

気に入ったのは「昼休み」と「夏の日中」。
「そり遊び」も良かったなぁ。

具象と印象派との中間のような感じで、
独特の味わいがある。
なんというか、静かなのだがエネルギーがある、
という感じ。

屋外で光に向かって描くのだが、
緑の草の描き方、そして、
光の描き方が素晴らしい。

こちらのブログに「昼休み」が掲載されている。
ワイエスに通じる、というのはうなづける。

こちらのブログによると、
2010年の秋にも、Bunkamura美術館に来ていたらしい。

こちらも名文で、紹介されている絵もなかなか良い。
今回よりも良い作品が来ていたのでは?
「ピクニック」は見たかったなぁ。

いずれにせよ、ほとんどの絵が個人蔵なので、
こうした展覧会でないとなかなか見られないようだ。
その意味でも、見ておいてよかったと思う。

東京での展覧会は7月15日まで。

ステーションギャラリーは、
初めて立ち寄ったのだが、
ちょっと展示室が狭い印象だ。

人が少なかったからよかったが、
少し混んだら、かなり見にくそうだった。
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