小平さんと柔道の大野将平さんの対談が
掲載されていた。
柔道で五輪二連覇を果たした大野さんと、
スピードスケートで二連覇を目指す小平さんとの組合せだが、
お互いにリスペクトしていたという。
それほど長くはない対談だが、
印象に残る言葉が多かった。
小平選手
> 私は誰かと戦うのがあまり得意ではなく、
> 誰かと戦っているというよりは自分自身との戦いだと感じています。
> タイムとも戦わないといけないというのもありますが。
> あと、相手との駆け引きの中で、タイムが伸びることもあります
大野選手
> いいタイムが出たときには相手ありきのものという、
> 再確認の場にもなるということですか?
小平選手
> そうですね。相手に勝ったうれしさよりは、
> 大きく自分の能力を引き出してもらえたなと
> いう意識にはなると思います
以下、小平選手の言葉から
> 私たちはアスリートでありながら、
> 1人の人間であることに変わりなくて。
> 自分たちも置かれた状況で何とか乗り越えて、
> 人生を生きようとしているところに、
> いろんな人たちが自分と重ね合わせて、
> 共感してもらい、前に進む力を共に抱いてもらえればいいというところに、
> オリンピックの意義はあったと思うんです
> 自分は自分で何者になる必要もなかったのかな
> 1人の人間として、どんな人とでも寄り添って
> 歩いていけるような人間でありたい
> リンクに立っていたとしても
> 表現するものは自分の生きざまだ
> 負ける姿がすごく惨めなことに
> 思われるかもしれないんですけど
> それさえも『自己表現の舞台にしよう』
> どんな姿でも自分自身が戦っている姿を
> ありのまま表現することがスポーツの魅力
* * *
「自分は自分で何者になる必要もない」
深い・・・
こういうことを、衒いも気負いもなく
言えるようになりたいものだ。
でも、羽生さんもまた、将棋という勝負の場で、
同じようなことを感じているのかもしれない。
スケートは 2/13 日と 17日。
小平さんの滑る姿を見るのが待ち遠しい。
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