日々の寝言~Daily Nonsense~

「0.12%」…数字が語る世界の中の日本のコロナ

FNN プライムオンラインの記事から。

丁寧にデータを見ている記事で興味深い。

最後のほうで、直近の致死率
(死亡者数/感染者数)を比較している。

> G7 新規感染者数(直近1週間)における新規死亡者数(直近1週間)の割合
> アメリカ         0.49%
> イギリス         0.32%
> フランス         0.33%
> イタリア         0.55%
> ドイツ          0.29%
> カナダ          0.25%
> 日本           0.12%

ワクチン接種が進んでいる状態での致死率はだいぶ下がっていて、
これを見ると、日本の医療体制は素晴らしい、と思える。
また、ファクター X はやはりあるのだろうか?
という気持ちにもなる。

ただし、日本は、今、感染者数が爆発的に増えているところで、
一部では医療崩壊も起こっているため、
死亡者数はこれから増えてくる可能性があり、
この数値は少し低くなりすぎているかもしれない。

ちなみに、通期での死亡率を見ると、
ひとつ前のエントリーに載せた
Our World in Data のデータによれば、
2020/1/22 - 2021/8/20 の期間の死亡率が
日本は 1.24% 程度で、G7 の国々との比較では
アメリカ         1.67%
イギリス         2.04%
フランス         1.70%
イタリア         2.88%
ドイツ          2.38%
カナダ          1.82%
日本           1.24%
となっている。

これはワクチン前も含むので、
ワクチン接種後の世界の COVID-19 の致死率を
見るためには、ワクチン接種と死亡率の関係を
もう少し細かく分析してみる必要がありそうだ。
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